a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

未必の故意のゆくえ~その2

2015-04-26 02:41:04 | 芝居小屋企画
本土から見下され、排除されてきた〈菊の島〉。
ある晩、島の外からやってきて経営業を始めた男が、
島民による集団リンチで殺された。

男(江口イタル)は乱暴者だと見られ、島民たちから嫌われていた。
男は自分のスナックで働く女(クミ子)
と結婚の約束をしていた。
彼と彼女は“他所者”だった。

島を愛する一心で集団謀殺を扇動した菊の島消防団・団長。
その指揮下にいる三人の青年は、
片目が見えない者(片目)、
片足がきかない者(片足)、
耳が聞こえない者(音無し)と、
いずれも障害を抱え島で生きている。
島民たち誰もが皆、純朴で善良、島を愛する者たち。

初めから杜撰で穴のあった島民たちの謀殺計画はしかし、
本土から訪れた分教場教師の偶然の関与によって綻びを見せる。

*****************************

着々と稽古が進んでいます。
今作のキャストは総勢13名。
スープ劇場企画としてはなかなか実現しない、
かなりの大所帯(下手すると本公演より多い!?)であります。
今回の記事より、そんなキャスト勢を紹介させて頂きます。
しばしお付き合いくださいませ。




トップバッターはこの人!
消防団長:竹口範顕 (写真向かって左)

『第三帝国の恐怖と貧困』では、
権力に板挟まれてんやわんやになってしまう裁判官をコミカルに演じ、
各所から大好演との評判をたくさん頂きました。
今回の役どころは〈菊の島〉の消防団長。
町会議員でもあり、島民の期待と信頼を一身に背負う男。
本土に見放された島のインフラ整備に精を出し、障害を持つ若い消防団員たちに親身な愛情を注いできた人。
菊の島の大黒柱。
竹さんもまさに、『未必の故意』」チームでも信頼の厚い、稽古場の大黒柱です。


2人目はこの人!
教師:大多和民樹 (写真向かって右)

高身長、長い手足。立ち姿が様になる男。
口数が多い方ではないけれど、仲間のちょっとした失敗に誰よりもニヤニヤ喜ぶ。
いたずらとハプニングが大好き。
そこそこシャイな割にブッコむ、の
くせに自分が先にウケて自爆する。
(とある劇団員曰く『攻撃力100:守備力0』。笑)
今回の役どころは本土から招かれ、分教場で教鞭を執る教師。
教師の狡猾さやお調子乗りなところなんかは、民さんのそんな性格がいかんなく発揮されていると思います。

試し試され、時には共闘するこの二人が果たしてどういう結末を迎えるのか…。
是非劇場に足を運んで確かめて頂きたいです!

***

お・ま・け

ブログ用の写真を撮りますよー!
と声をかけたところ、
舞台写真(芝居中)の撮影は慣れていても、
今回のように改めてブログの為に...という撮影に慣れていない二人。

そんな二人のNGショットです“笑


向かい合って下さいとお願いしたら、お互い照れてしまった1枚(ノω`*)

次回の更新は、消防団の青年三人の紹介です!お楽しみに♪

+..+゜+..+゜+..+゜+..+゜+..+゜+..+゜+..+゜

文責:永野愛理



☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

東京演劇アンサンブル スープ劇場Ⅷ
未必の故意

作=安部公房
上演台本・演出=尾崎太郎
照明=真壁知恵子
美術=三木元太
制作=太田昭
  

2015年5月17日(日) 14時 開演

ブレヒトの芝居小屋 全席自由

一般 1500円
ケンタウルスの会会員 1000円

■チケットのお申込みは、ticiket@tee.co.jp または 03-3920-5232 まで


出演
竹口範顕
本多弘典
雨宮大夢
和田響き
山智子
坂本勇樹
大多和民樹
浅井純彦
熊谷宏平
洪美玉
永野愛理
正木ひかり
篠原祐哉


『未必の故意』HP
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未必の故意のゆくえ~その1

2015-04-18 23:34:17 | 芝居小屋企画
3月に『第三帝国の恐怖と貧困』。
4月に『はらっぱのおはなし』。

そして、5月...!!!

ブレヒトの芝居小屋スープ劇場8
『未必の故意』
の公演があります!

3ヶ月連続で芝居小屋の公演。

忙しさに嬉しい悲鳴をあげながら、
みんな次の台本へ向かいます。

そして、こちらのブログも
引き続き稽古場より、
キャスト紹介などなど
本番まで更新していきたいと
思いますので、お楽しみに♪



+..+゜+..+゜+..+゜+..+゜+..+゜+..+゜+..+゜

さて、今回は未必の故意の
ブログスタートということで、
まずはこの公演の企画、
スープ劇場とは何か?をみなさんにお話ししたいと思います!


~ブレヒトの芝居小屋 スープ劇場~

私たちが長年本拠地として活動してきたブレヒトの芝居小屋。
この空間は、
私たちの想像の泉が湧き出る源泉であり、ここに人が集まり、ここで作品が生まれてきました。

「ブレヒトの芝居小屋に行けば、芝居が観られる」さらにそんな空間にしていきたいという思いで、
“ブレヒトの芝居小屋 スープ劇場”
という企画をスタートさせました。

終演後には、出演者とお客さんとで
1杯のスープを飲みながら、
作品の話をして、
交流もしてみようというものです。
みなさま、
芝居の感想を語りあいましょう。

...というのがスープ劇場の
チラシにも必ず載せる説明です。

そして、このスープ劇場が
私たち俳優や劇団にとって
どのような場なのかも
今回は一歩踏み込んでご紹介!


+..+゜+..+゜+..+゜+..+゜+..+゜+..+゜+..+゜


私たちにとってのスープ劇場は、
劇団で取り上げたことのない
作家の戯曲に挑戦したり、

本公演ではなかなか出来ないような
少人数の芝居(一人芝居や二人など)
に取り組めたり、

また、演出を今までしたことのない人が初めて演出に挑戦できるような場でもあります。

今回の『未必の故意』の演出をする
尾崎太郎も今回が彼にとっての
初演出となります!

他には、
前回のスープ劇場の公演
『あなたのために』のような、
劇団の人が書いた戯曲を
舞台化したりなどなど...

私たちにとってスープ劇場とは、
たくさんの新しいことへの
チャレンジの場になっています!


+..+゜+..+゜+..+゜+..+゜+..+゜+..+゜+..+゜


今回はそんな初演出と、
劇団ではやったことのなかった
安部公房の戯曲への挑戦。

さらには、今まで公演してきた
スープ劇場の中では
比較的大人数の芝居。

...と、新しいこと盛りだくさんで、
みんなドキドキとやる気に
満ちた稽古場になっています!

新しい東京演劇アンサンブルの挑戦を観られるのはたった1日だけ!!!

みなさん!
お見逃しのないように!


+..+゜+..+゜+..+゜+..+゜+..+゜+..+゜+..+゜

文章:正木ひかり


☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

東京演劇アンサンブル スープ劇場Ⅷ
未必の故意

作=安部公房
上演台本・演出=尾崎太郎
照明=真壁知恵子
美術=三木元太
制作=太田昭
  

2015年5月17日(日) 14時 開演

ブレヒトの芝居小屋 全席自由

一般 1500円
ケンタウルスの会会員 1000円

■チケットのお申込みは、ticiket@tee.co.jp または 03-3920-5232 まで


出演
竹口範顕
本多弘典
雨宮大夢
和田響き
山智子
坂本勇樹
大多和民樹
浅井純彦
熊谷宏平
洪美玉
永野愛理
正木ひかり
篠原祐哉


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『はらっぱのおはなし』のおはなし…6

2015-04-03 23:41:10 | 東京公演



さぁいよいよ本番です。
最後に作者を含めスタッフの紹介です。

劇作家/篠原久美子


「震災後の児童演劇を…」という
世界児童青少年舞台芸術協会(アシテジ)からの要請を受け生み出した『空の村号』の作者。
全村避難指示を受けた飯舘村を舞台に原発事故がもたらした村の、
家族の変化を描いたこの作品は斎田喬戯曲賞を受賞しました。
大きな反響がありプロ、アマ問わず、日本中で上演されています。
『はらっぱのおはなし』にも震災後の視点がきちんと書き込まれているように思います。
つまり震災後、原発事故後、
はらっぱの意味合いが変わってしまったということです。
そんなことも大人には感じていただけるかと。
だからこそもう一度いのちのおはなしを届けたい、そんな思いのつまった作品です。


演出/関根信一

上記の『空の村号』初演時の演出家。
ご自身の劇団フライングステージでは本も書いていらっしゃいます。
何よりも言葉の受け渡しを大切にする演出家で役者の気持ちに寄り添いながらも鋭い、
的確なダメ出しをします。
だいだい見破られていると言っていいです。
はい。
その場でのやりとり、相手がやりやすいように芝居すること。
学ぶことが多いです。
実際舞台上でそれが出来ると、とても楽で、
だからと言ってエネルギーが落ちるわけでもなく、満たされた気持ちになります。
ご本人役者としても活躍してらっしゃり、
一人芝居をやるという噂を聞いております。
すごく楽しみです。


音楽/菊池大成

彼との出会いも『空の村号』でした。
そこから東京演劇アンサンブルと三本一緒に仕事をしています。
パートナーシップがすごい!
とんでもなく忙しいスケジュールの中、隙さえあれば稽古場に通ってくれる。
私達の変化をじっくり見守ってくれています。
彼が私達に作曲を迫ったご本人です。
誰の体にも音楽があること、
体は楽器であり個性があること、
それを存分に発揮しながらも調和すること。
ハードルは高いですが、
菊池さんが私達と時間を共有しながら伝えてくれていることを舞台で届けたいです。
本業はピアニスト、こちらも機会があれば聞いて下さい。
私はぶったまげました。


振り付け/明樹由佳

とにかく人のいいところ、面白いところを見つけるのが上手で、
明樹さんに振り入れされると何だかいい気分になってしまいます。
彼女の本業は役者で劇団四季、キャラメルボックスで活躍後、現在も様々な舞台に立たれています。
また一人演劇ユニット「にもめぷあ」の主催者でもあり出演もプロデュースもしてらっしゃいます。
一度芝居を見させて頂きましたが、
とても知性的で優しさがにじみ出ていました。
噂によると天然気味らしい‥。
今回の振りにはジェストダンス(日常のしぐさ、ジェスチャーを取り入れたダンス)の要素が加わっているとか。
是非、お楽しみに。

というわけで手のかかる私達とがっつり組んでくれているスタッフをご紹介しました。
ブレヒトの芝居小屋での公演後、この作品は本格的に旅公演に出ます。
いい旅立ちになりますように。
是非、見届けて下さい。
よろしくお願いします。




文責:洪美玉


追伸
可愛いバッタのイラストは、
みんなの姉さん、衣裳プランの清野佳苗さん。
バッタのイラスト、舞台でも探してくださいませー。
プランナーたちのイラストは演出助手の渡邉みゆき作。
下記の写真は、2013年夏、初演時の稽古写真。
さてさて、
ここからどれだけ上積みされてるか!!
乞うご期待!!




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東京演劇アンサンブル こどもの劇場公演
音楽劇 はらっぱのおはなし

動画ダイジェスト

作=松居スーザン
脚本=篠原久美子
演出=関根信一
音楽=菊池大成

映像・照明=高橋啓祐
振付=明樹由佳
衣裳=清野佳苗
宣伝美術=スズキコージ+奥秋圭
舞台監督=松下重人
制作=太田昭/小森明子

2015年4月4日(土)14時半(満席)/19時
2015年4月5日(日) 13時開演

ブレヒトの芝居小屋(西武新宿線・武蔵関駅徒歩7分)

全席自由
料金  前売一般2,500円 前売学生2,000円
当日  3,000円

お申込 劇団事務所 TEL:03-3920-5232

ブッタ(わるわるバッタ・長男) 水流梨津美
ボッタ(わるわるバッタ・次男) 和田響き
ベースケ(わるわるバッタ・三男) 坂本勇樹
オニグモじいさん 松下重人
雨ふりのチョウ 正木ひかり
カナブンのオヤブン 洪美玉
角田くわはち(クワガタ) 雨宮大夢

劇団HP
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『はらっぱのおはなし』のおはなし…5

2015-04-03 00:19:48 | 東京公演



楽器紹介のお次は、
はらっぱのおはなしの見所の1つ!

““映像””紹介をしたいと思います!!!

はらっぱの映像を製作して下さったのは、
『忘却のキス』・『無実』でもお世話になりました高橋啓祐さんです。

高橋さんの映像にはいつもびっくり!

動きのある映像で俳優を挑発することもあれば、
俳優の想像を更に膨らませるような映像まで様々...

しかも今回は映像をスクリーンや壁に写すだけでなく、
立体的に見える仕掛けまで高橋さんが考えて下さいました*

それがこの、
上から垂れ下がっている紗幕です!
(紗幕とは...
透けて見える素材の幕のことです)



この映像には観た子供もわくわく♪
大人もびっくりΣ(●゜д゜●)

一気に人間の世界から
虫の世界に入り込むような
感覚になる仕掛けです☆゜+..+゜

ちなみに、映像を出している
熊谷さんがお気に入りの場面は
カケスの場面です!



そして他にも、
俳優の動きと映像が
連動するようなシーンも
ありますので、
ぜひ!観に来てどこの場面か
みなさんの目で
確かめてみて下さい'+(人'v`●)+'











文責:正木ひかり

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東京演劇アンサンブル こどもの劇場公演
音楽劇 はらっぱのおはなし

動画ダイジェスト

作=松居スーザン
脚本=篠原久美子
演出=関根信一
音楽=菊池大成

映像・照明=高橋啓祐
振付=明樹由佳
衣裳=清野佳苗
宣伝美術=スズキコージ+奥秋圭
舞台監督=松下重人
制作=太田昭/小森明子

2015年4月4日(土)14時半(満席)/19時
2015年4月5日(日) 13時開演

ブレヒトの芝居小屋(西武新宿線・武蔵関駅徒歩7分)

全席自由
料金  前売一般2,500円 前売学生2,000円
当日  3,000円

お申込 劇団事務所 TEL:03-3920-5232

ブッタ(わるわるバッタ・長男) 水流梨津美
ボッタ(わるわるバッタ・次男) 和田響き
ベースケ(わるわるバッタ・三男) 坂本勇樹
オニグモじいさん 松下重人
雨ふりのチョウ 正木ひかり
カナブンのオヤブン 洪美玉
角田くわはち(クワガタ) 雨宮大夢

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『はらっぱのおはなし』のおはなし…4

2015-04-02 00:26:46 | 東京公演

新青梅街道を、
新宿方面から、青梅に向かっていくと、
武蔵関付近に、こんな看板が出ていますー。



楽器紹介

『はらっぱのおはなし』の劇中には、
たくさんの楽器が出てきます。
すでにご覧になってお客様の中にも「あれってなんなの?」
というものがいくつかあるのではないでしょうか?
今回はその中の怪しい楽器たちをご紹介したいと思います。


アルミ琴+変なものシリーズ。

アルミ琴というのは、
その名の通りアルミの筒をドレミファソラシドをはかりながら、
ちょっとずつ裁断し、
それぞれの音色にあてはめたものです。
鉄琴のアルミverです。
『はらっぱのおはなし』では音楽家である菊池さんの性癖により、
アルミ琴がさまざまなものとコラボしています。


梯子のかけるところとアルミ琴↓


これは皆様ご存じのとおり、
梯子のかけるところとアルミ琴が合体しております。
これだけパッとだされたら脳みそが理解できないことうけあいです。
製作は紹介文を書いています和田響きです。
とにかく色々のものとくっつけた結果、
最終的にたまたま劇団の倉庫の前に落ちていた彼に決定いたしました。
全然手間のかからない良い子です。
となりで「それチューニング狂ってない? ね? ね?」
と坂本さんが確認してきますが、
そもそもアルミ琴の音程は殆ど変わるものではなく、いつも良い音を響かせてくれます。


アルミ琴響かせ器とアルミ琴↓


いったいどういったものと組み合わせようかと考えた末、
アルミ琴を響かせられる装置を作ればいいのではないかとたどり着いてしまった作品です。
製作は坂本さんです。
迷走っぷりが素晴らしいと思います。
一部だけ二重構造になっているところとか、
ほぼ意味のない短いアルミ琴が上にくっついているところとか。
ちなみに側面の絵も坂本さんが描きました。
昨年『はらっぱのおはなし』は沖縄公演がありましたが、
東京で片面だけ風景を描いた坂本さんは
「もう片方は沖縄に行ったときに描くんだ」
と非常にロマンチックなことをいっていました。
ただ本当は出発前にこっそり東京で描き上げたことを俺は知っています。
どうやらたまに音の響きが悪くなるようで、
稽古場の片隅でチューニングをしている姿をよくみます。


ハンガーとアルミ琴↓


服を干すだけじゃなくてアルミ琴も吊れちゃうんだ! という作品。
吊るせるものに吊ってみようというスタイルで作成しました。
楽器の紹介なので一緒に写ってる方には自己主張をやめてもらいたいと切に願います。
肝心の楽器ですが、
片方は造花でなんとなく小奇麗にまとめていますが、
もう片方はありのままにという感じです。
さすがにコレは舞台に出せるモノではないんじゃないかと思い、
恐る恐る菊池さんに見せたら「良いと思います」といわれてしまった作品。
駄目な子ほど可愛いといった具合にとても愛着がわいています。


最後に自作器と戯れる坂本さんの写真で締めくくりたいと思います。
みんな自分の楽器が大好きです。




文責:和田響き

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東京演劇アンサンブル こどもの劇場公演
音楽劇 はらっぱのおはなし

動画ダイジェスト

作=松居スーザン
脚本=篠原久美子
演出=関根信一
音楽=菊池大成

映像・照明=高橋啓祐
振付=明樹由佳
衣裳=清野佳苗
宣伝美術=スズキコージ+奥秋圭
舞台監督=松下重人
制作=太田昭/小森明子

2015年4月4日(土)14時半(満席)/19時
2015年4月5日(日) 13時開演

ブレヒトの芝居小屋(西武新宿線・武蔵関駅徒歩7分)

全席自由
料金  前売一般2,500円 前売学生2,000円
当日  3,000円

お申込 劇団事務所 TEL:03-3920-5232

ブッタ(わるわるバッタ・長男) 水流梨津美
ボッタ(わるわるバッタ・次男) 和田響き
ベースケ(わるわるバッタ・三男) 坂本勇樹
オニグモじいさん 松下重人
雨ふりのチョウ 正木ひかり
カナブンのオヤブン 洪美玉
角田くわはち(クワガタ) 雨宮大夢

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『はらっぱのおはなし』のおはなし…3

2015-04-01 00:25:39 | 東京公演
『第三帝国の恐怖と貧困』の時と違い、
あっという間にキャスト紹介が終わります。
東京演劇アンサンブルとしてはチャレンジである少人数編成の芝居です。



時間は短いんだけど、密度こゆいです。
役者は登場シーンでないところもずっと舞台上にいて楽器を演奏をします。
芝居もそうだけど、音楽も息があうと、
とても気持ちいいです。
是非いい状態を皆さんにみて頂けたらと思っております。

では、キャスト最後二人となりました。


オニグモじいさん/松下重人


前回公演
『第三帝国の恐怖と貧困』の演出家。
本業役者で登場です。

オニグモじいさんは優しいこころを持ちながらも、
食わなくては生きていけないことを苦しんでいます。
しかし、だからこそ命のきらめきを愛しんでいるようです。
「生まれるはきれい」
「生きているものはみんなきれいさ」
これらの言葉はオニグモじいさんによって語られます。

松下はこのグループでは最年長ですが、
じいさんではないので、
最初はオニグモが目が見えないこと、
歳をとっていることを演ずるのに
苦労していたようですが、
今、とても柔らかく役にアプローチしているように感じます。

自分が納得ゆかないことは、
納得出来るまでの方策を考える。
そのまっすぐな態度が芝居にも、
演出にも表れています。

あと意外にロマンチックな面があり、
そんなところも彼の魅力です。

この作品はオープニング、
カナブンオヤブンのロック、
エンディング以外はなんと!
自分の曲は自分で作曲しています。

松下が一番作曲にノリノリで、
3曲作っています。
また彼は舞台監督もつとめています。



カナブンオヤブン/洪美玉


文章を書いている本人です。
本当の不良がなんたるかを
バッタ三兄弟に熱く語ります。
かなり強引です。
あらゆる人に
この役が一番地に近いのでは?
と言われるのですが、
とても複雑な心境(笑)です。

私は照れもあり
ひょうきんなオバサンモードに
なってしまう傾向にあるのですが、
その度に演出家の関根さんに、
「不機嫌でいて!」
と軌道修正されています。
なかなかドシンと出来ず
苦労しています。

私も色々と楽器を演奏しますが、
カナブンオヤブンのシーンでは
エレキギターを持って登場です。
わぁ〜楽器と仲良くしたいです。



というわけでキャスト紹介終了です。
本番まであと4日、3月の本公演を経て若者たちは成長しています。
まだお席がございます。
是非是非、いのちたちのおはなしに耳を傾けに来てください。




文責:洪美玉

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東京演劇アンサンブル こどもの劇場公演
音楽劇 はらっぱのおはなし

動画ダイジェスト

作=松居スーザン
脚本=篠原久美子
演出=関根信一
音楽=菊池大成

映像・照明=高橋啓祐
振付=明樹由佳
衣裳=清野佳苗
宣伝美術=スズキコージ+奥秋圭
舞台監督=松下重人
制作=太田昭/小森明子

2015年4月4日(土)14時半(満席)/19時
2015年4月5日(日) 13時開演

ブレヒトの芝居小屋(西武新宿線・武蔵関駅徒歩7分)

全席自由
料金  前売一般2,500円 前売学生2,000円
当日  3,000円

お申込 劇団事務所 TEL:03-3920-5232

ブッタ(わるわるバッタ・長男) 水流梨津美
ボッタ(わるわるバッタ・次男) 和田響き
ベースケ(わるわるバッタ・三男) 坂本勇樹
オニグモじいさん 松下重人
雨ふりのチョウ 正木ひかり
カナブンのオヤブン 洪美玉
角田くわはち(クワガタ) 雨宮大夢

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