a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

坂手ひょん♪

2012-02-03 00:20:43 | 東京公演
これから公演まで、
できるだけ、スタッフ、キャストを紹介していきたいな、と思います。

もちろん最初は、
演出の坂手洋二さん。
こころをこめて、「坂手ひょん」と呼びたいと思う。



プロフィールは、
いろいろなところで広く知れ渡っていると思うので、
そうではないところで、
稽古場の「坂手ひょん」を紹介したいと思う。

なぜか座らない。
稽古初日こそ、テーブルでの稽古だったのだが、
それからというもの、
ほとんど座らない!!
だから、俳優陣も座らない。
なぜだが、話をするときも立ったまま。
さながら、運動部のミーティングか、
ともいえる風景。
でも、
本当体力あるなぁ、と。

そしてそれは、
ブレヒトの芝居小屋での上演、
ということがあるからだろう。
空間を感じ、
稽古中もいろんなところに立ち、
音や、空気や、見えるものをチェックしている。
この空間を気に入ってくれていることが分かり、
魅力を存分に引き出してくれるような予感がする。



また、かなり物知りでもある。
エンジンがかかると、
いろんな話をする。
これがまた、楽しい。
低く、良く通る声が、
稽古場に響き渡っている。




韓国では、
年上の人にいろいろと呼び名がある。
また、性別によっても、呼び方が違う。

男の人が、男の年上の人呼ぶときは、
「○○ひょん」というらしい。
言ってみれば、「○○兄さん」ということだろう。
つまり僕から言うと坂手さんは、
「坂手ひょん」となる。
これ、音の響きが、なんか良い。

新しい出会いということで、
緊張感に満ちた稽古場になるかと思いきや、
韓国から来た2人が、
「家族のようで、韓国の自分たちの劇団に似ている」
というくらい、
楽しく、そして、真剣に稽古場が熱気を帯びている。



割と若い出演者の多いこの稽古場で、
ほんとに頼れるお兄さん、
という感じ。
まだまだ、
これから決めなければならないこと、
進めること、いろいろある。

舞台美術も、
ブレヒトの芝居小屋という空間そのものがデザインされている。
↓の写真で、もしかしたら少し暗い雰囲気わかるかも。


東京演劇アンサンブルと「坂手ひょん」の、
初めての出会いから生まれる作品が、
韓国からの俳優たちをも巻き込んで、
これまで見たことのない舞台になりそうな予感がします。
どうか皆さん、
お見逃しなく。

ちなみに今日の韓国語は、
「ひょん」ですが、
男→男 ひょん
女→男 おっぱー
男→女 ぬーなー
女→女 おんにー

となります。
やはり、群を抜いて、“ひょん”って言い方が、
なんとも耳に心地よい、かな。


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第2回日韓演劇フェスティバル参加
東京演劇アンサンブル公演 



鄭福根=作
石川樹里=訳
坂手洋二=演出

2月24日(金)19時
2月25日(土)14時/19時
2月26日(日)14時
2月27日(月)19時★
2月28日(火)19時★
2月29日(水)14時/20時
3月 1日(木)19時
3月 2日(金)19時
3月 3日(土)14時
3月 4日(日)14時

入場料金
当日=4,500円
前売 一般=3,800円 学生=3,000円
★=Low Price Day=2,500円

ブレヒトの芝居小屋(西武新宿線・武蔵関駅徒歩7分)

◆スタッフ
音楽 大友良英
美術 加藤ちか
衣裳 緒方規矩子/西原梨恵
照明 竹林功
音響 島猛
振付 矢内原美邦
演出助手 赤澤ムック/志賀澤子
宣伝美術 沢野ひとし
レイアウト 奥秋圭
舞台監督 松下重人
制作 太田昭

◆キャスト

金潤植 チョン・ソンギル
小野芳子 原口久美子
斉藤亮二 伊藤克
老婆 ウ・ミファ
李貞和 桑原睦
朴昌秀 大多和民樹

天利早智
尾崎太郎
神成美忍
熊谷宏平
坂本勇樹
洪美玉
本多弘典
松本暁太郎
三木元太

http://www.tee.co.jp/stage-shoukai-image/chimu/chimu.html
コメント
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