カスタードクリームってあるやん?
私はそりゃー市販のものしか口にしたことなかったっすよ、今まで。
けど、調べたら案外シンプルな作りなようで。
夫「甘いもん食べたいなぁ。」
私「ほんとよねぇ、どら焼きとか食べたい〜」
夫「わかる、冬ってやっぱあんことか食べたくなるんかなぁ、夏は全くやったんに。ぜんざいとか食べたいもんね〜」
私 コクコク、頷く。
夫「あ、カスタードクリーム作って!」
私「え?」
ということで、大の甘党の我らは何かしら、砂糖中毒なのか、お茶タイムにお菓子が欲しくなる。
それで、カスタードクリームというのは、夫は、昔朝ごはんパンだったようで、ごくたまに母が作ってくれた手作りのカスタードクリームが好きだったんだとか。
やはり、市販のものより味がやさしく、それをパンに塗って食べるのがうまいらしい。
ということで、調べたらそんな大変なこっちゃないし、買い物行ったときにわざわざ牛乳買っておいたから、今日作ってみたわけだす。
カスタードクリームというのは、ホワイトクリームやら作るのと似たような構造で、中身は卵黄と砂糖と小麦粉と牛乳でできているのですが、つまりはフライパンであっためることによって、もったりとしたクリームに仕上がるわけです。
そいで、調べたものを参考にして、もったりとするまで火を通したわけだが、その程度っちゅーのがつかめんやない?
ほいで、こんくらいか?というところで終えてみて、冷やしてみたら、なんと、もったりどころか、とっぷりとしたのら。
もう固まっちゃいました!みたいな感じ。
出来立ての粗熱をとってるところ。
そいで、余った卵白でパンケーキ作ってやね、こんな具合よ。
カスタードクリームのっけて、食べようぜってなったんや。
あたくしゃ、そら、とっぷりとしてしまったわ〜失敗や〜ごめんね〜なんて言いながらも、作ったったで!!!って主張してたんです。
あんたの要望やってやりやしたぜ!てな具合に気合い込めてタンス。
ほしたら、彼、
夫「これ、なに、レシピ通りにしたん?」
私「したよ」
夫「粉っぽくない?」
私「火入れなさすぎだと粉っぽく感じるって書いてあったけど、火入れすぎたからこんなんなったと思うんやけどね」
(言っておくが、ほんとーに、決して粉っぽくはない!だまにもなってない!粉は念入りにふるいにもかけている!)
夫「これ、豆乳入れた?」
(我が家には牛乳はないが、豆乳ならいつもある)
私「入れてないよ」
夫「ふーん、なんか、、、これ変わった味がする」
私「……なに、おいしくないの?」
夫「うーん、なんか、うん、なんだろね、なんか不思議な味がする」
(夫はよくうまい!の反対語に、不思議な味がするを言う。)
伝わらないから困るのだが、言っておくが、断じて、不味くもない!
いやむしろ、自信を持って普通にうまい!
普通にね!
そりゃめっさ、めためたうまい!とかでもないけどもさ、ふっつーに美味しい〜にゃはは〜てなっていいレベルやで!!
なぜならだって不味くなる要素もない!
焦がしたわけでも、分量が変なわけでもなんでもないのだから!
だから、火を入れすぎたということ、とっぷりとしてしまったと、それだけだと、あたくしゃ思ってるんで、、
そやから、そこらへんで、まぁあたしゃ、カチーンきたよね。
ここからの巻き返しが我ながらすごいので割愛しますが、、
とにかく、普通にうまいんすよ?
ただのとっぷりしたカスタードクリームですよ、なんも変わったことないですよ、それなのに、彼のあのこだわりというのか、細かさというのか、、、
なんで、作ってない本人が何が原因なんか〜みたいな考えで食べんなや!と私が怒るのも無理はない、はず。
いや、怒る時点で完全なる短気な人間とも言えるんです、はい、
弱点みたいな、ちょっとダメ出しされた途端にキレだすという器の小ささが伺えます。
まーそんなんでー、
そのあと、あたくしが、そんな言う人は食べんでええわい!言って、ガーガー言い出したら、
いや、なんか、最初味がわからんのとかあるやん??だんだん、味がわかってくるやつ!
だんだん食べてたら美味しいってのがわかってきた!
ていうか、普通においしい!おいしいんだって!
ほんとだよ?
とか焦りながら言ってきて、、
だんだん味がわかってくるやつ???ハァァン?
最初っからうそでもおいしいって言わんかい!
と。
いやはや、困ったもんだよね、、お互いさまなんだろね。
全くもって面倒くさいやつだわさね。あはは。