最近の海況速報では、伊豆半島や房総半島といった半島の先端部の東側に低水温域があります(7月6日の海況速報で、赤い三角で低水温域を示しています)。
この低水温域は強い南西風が吹き続けたために、湧昇が発生したためと考えられます。南西の風がおおよそ20時間以上吹き続けると、表層の海水は風の吹き去る方向(北東)ではなく、風の進行方向に対して右(南東)に流れるようになります。地球の自転の影響のためです。流れ去った表層の水を補うように、深層の水が湧き上がってくるので、水温は下がります。地頭方の水温推移は下図のとおりです。7月4日から湧昇が発生し、表面の水温は24℃から20℃まで、4℃ほど下がりました。7月6日には南西風が止んだため、以降は湧昇も解消し水温は上がっています。
この低水温域は強い南西風が吹き続けたために、湧昇が発生したためと考えられます。南西の風がおおよそ20時間以上吹き続けると、表層の海水は風の吹き去る方向(北東)ではなく、風の進行方向に対して右(南東)に流れるようになります。地球の自転の影響のためです。流れ去った表層の水を補うように、深層の水が湧き上がってくるので、水温は下がります。地頭方の水温推移は下図のとおりです。7月4日から湧昇が発生し、表面の水温は24℃から20℃まで、4℃ほど下がりました。7月6日には南西風が止んだため、以降は湧昇も解消し水温は上がっています。