2月2日、愛知水試から脚に標識を付けたタカアシガニ再捕の報告がありました。
再捕されたカニは、平成21年5月22日に戸田沖で放流された88尾中の1尾で、1月31日に三重県尾鷲沖水深280m付近で愛知県蒲郡漁協所属の沖合底引網漁船により漁獲されました。甲幅18.8cm、体重3,248.7gの雌ガニで、放流当時よりも10%ほどサイズが大きくなっていました。放流後の経過日数は619日でタカアシガニの再捕記録としては長い部類に入ります。平成10年以降に駿河湾内で放流された1,638尾のうち、大きな移動の例では、大王崎付近で2例、熊野灘沖で3例の再捕事例がありますが、平成14年に629日という再捕事例があり、今回はそれに次ぐものでした。
このように太平洋側を等深線に沿って西に移動するパターン、また、湾内に長く留まるパターンもあるなど、タカアシガニの生態についてはまだまだ謎が多く、興味深い生物です。
H21,05,22 放流の様子
H23,01,31 再捕されたカニ(黄色の標識が見えます)
再捕されたカニは、平成21年5月22日に戸田沖で放流された88尾中の1尾で、1月31日に三重県尾鷲沖水深280m付近で愛知県蒲郡漁協所属の沖合底引網漁船により漁獲されました。甲幅18.8cm、体重3,248.7gの雌ガニで、放流当時よりも10%ほどサイズが大きくなっていました。放流後の経過日数は619日でタカアシガニの再捕記録としては長い部類に入ります。平成10年以降に駿河湾内で放流された1,638尾のうち、大きな移動の例では、大王崎付近で2例、熊野灘沖で3例の再捕事例がありますが、平成14年に629日という再捕事例があり、今回はそれに次ぐものでした。
このように太平洋側を等深線に沿って西に移動するパターン、また、湾内に長く留まるパターンもあるなど、タカアシガニの生態についてはまだまだ謎が多く、興味深い生物です。
H21,05,22 放流の様子
H23,01,31 再捕されたカニ(黄色の標識が見えます)
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