第107回全国高校野球選手権神奈川大会の開会式で、慶応の山田望意主将(3年)が選手宣誓を行った。
「宣誓、七夕の日に願います。今年の神奈川大会は最高の大会になりますように。最高の大会は数多くの良い試合でつくりあげられます。良い試合には選手全員の良い顔があふれています。私の考える良い顔とは、真剣勝負の顔、ナイスプレーに喜ぶ顔、そして大好きな野球を全力で楽しむ顔です。しかし、その顔は自分1人ではつくることはできません。チームメート、支えてくれる家族、指導者、関係者の方々はもちろん、同じ野球を愛する相手があって、成り立つことです。ここで選手の皆さんにお願いがあります。今大会中、お互いのチームの好プレーに対して、拍手や歓声を送り、称え合うことをしませんか。試合の中で、お互いを認め合い、試合の後、このチームと戦うことができてよかった。そう思える良い試合ができる、そんな最高の大会にしませんか。私たち選手一同はありがとうの気持ちを忘れず、良い顔で、常にチャレンジすることを誓います。令和7年7月7日、選手代表、慶応義塾高等学校、山田望意」
選手宣誓では異例の「お願い」に場内がざわめき、選手宣誓を終えると場内は約30秒も拍手が鳴り止まなかった。
今週末に開催される「全日本中学校通信陸上競技富山大会」においても…
選手紹介(フィールド種目のトップ8も並んで紹介してほしい)には同じように拍手を送り、好記録には大きな拍手で称え、懸命なプレーには惜しみない拍手を送る…
そんな、選手、観客、運営が一体となった競技会となるよう、一人ひとりが少しだけ努力してみませんか?
何かが少しだけでも変わるかも…