青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

龍口寺の桜

2017年04月11日 21時21分52秒 | 江ノ電

(桜の隙間から@龍口寺前)

常夜燈の石灯籠、石碑、お寺の催事の書かれた看板、そして行き交う車、頭上を渡る電線と架線。桜が咲いた江ノ島・龍口寺前、交差点に飛び出して来る江ノ電を隙間から狙ってみましたが、いずれにしてもなんかゴチャゴチャしているのであります。




最近設備や内装がリニューアルされてお色直しを終えた1500形。2000形は腰の行き先表示幕で季節感を表現していますが、この日は鎌 倉表示でやって来ました。いかにもスマホ世代が喜びそうな…ポップな絵文字のようなフルカラーLEDが優秀。短い車体をくねらせて走る江ノ電をアップで。この交差点は電車が近づくと昔ながらの鐘突き音のする警報機が鳴るのがいいんです。江ノ電を語る上で欠かせない音。


日本一の急カーブとの噂も高い龍口寺前の交差点。半径28mなのだそうな。江ノ島の駅から江ノ電本社脇をすり抜け、花屋の角からSカーブを描いて腰越の商店街に入って行く20形。ここの交差点はいっつも藤沢方面から右折して江ノ島方面に向かう車と鎌倉方面行きの電車が鉢合わせするのがホント見ていておっかないのだよね。江ノ島の交差点から詰まってるのに、無理に龍口寺を右折して軌道敷内で立往生する他県ナンバーが江ノ電にビービー警笛鳴らされてるのとかよく見ますもんね。


台枠が車幅からはみ出しそうになりながら、キイキイと車輪を軋ませる1000形。いつも交差点に進入する車とコラボになってしまうこのアングル、珍しく車の少ない瞬間で撮影する事が出来ました。江ノ電グリーンと取り合わせる見頃の龍口寺の桜でしたが、惜しむらくは青空が欲しかった。桜の時期はいつもこうだよなあ。
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