青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

名もなき滝壺で

2020年08月04日 17時00分00秒 | 江ノ電

(鎌倉の岩清水に遊ぶ@稲村ヶ崎~七里ヶ浜間)

江ノ電の沿線で、小さいながらもこんな滝のような風景が見られる場所があります。線路は短いガーター橋でこの小川を越えて行くので、この滝の姿は車窓からはおそらく見えないでしょう。稲村ヶ崎の集落の裏山に湧く沢水を集め、住宅街を抜けてあっという間に相模湾に注いで行く小さなせせらぎ。名前を記した銘板なども何もない川ですが、何という川なんでしょうね。ご存じの方がいらっしゃったら教えて下さい。

ムシムシと不快指数だけ高い日でしたが、ちょろちょろとした流れでも僅かながら涼やかな風が入って来るのが癒しになります。ちょうど電車が通るガーター橋の手前に灌木が茂っていてなかなか構図的に難しい部分がありますが、木々の色にかぶってしまう同系統のグリーンの電車が多い江ノ電なので、ヨーロピアンレトロ調の10形が来るまで待ってみました。色味に膨らみが出るように、連結面をブラして撮影してみましたが、このカラーリングなら存在感が出せますね。

※ちなみに読者の方に教えていただきましたが、この川は「音無川」と言うのだそうです。


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