青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

飯山賛色

2019年01月25日 23時00分00秒 | 飯山線

(飯山賛色@戸狩野沢温泉駅)

164Dで到着していた飯山色が休んでいた戸狩のホームに、本来ならば越後川口行きの131Dが3連で入線して来ました。この日は戸狩から先が除雪運休という事で、ここ戸狩野沢温泉止まりとなります。いつもは131Dは2連でやって来て、先頭車が単行で越後川口行き。切り落とされた2両目に164Dが後ろからくっついて、折り返しの132Dの長野行きとなるのですが、131Dが3連だとどうなるのでしょうか…


いつもなら越後川口に向かう131Dの先頭車が切り離され、十日町方で入替作業に入りました。上境の手前まで除雪に入ったENRが、踏切の向こう側でそっと入替風景を見守っています。先程ENRがウイングを広げて除雪をした戸狩の構内は、足元の雪が片付けられて幾分かはスッキリしたようです。ポイント回りは流石に不転換を防止するためにヒーターが入っているようですが。


3連でやって来た131Dの2両目は、「おいこっと」用車両のキハ110-235。飯山線ファンの間ではアイボリー基調の色味から「白こっと」なんて言われてますが、元々は秋田新幹線の建設のために田沢湖線へ改軌工事が入った際、北上線経由で北上~秋田を結んだ「特急秋田リレー」に投入された車両でもあります。


切り離された131Dの先頭が、飯山の後ろへ連結されます。一般、飯山、白こっと、一般と三色4両の車両が集まった戸狩野沢温泉の駅。ここに沿線の自然をモチーフにしたイラストが描かれた「四季ラッピング」と「赤こっと」ことキハ110-236が集まれば、現在の飯山線に走る全ての色のキハ110が揃ったことになります。が、飯山色との相性は悪くない(というか良い方だと思う)自分がとんと出会わないのが四季ラッピング。本当に走っているのかどうか疑わしくなるくらい出会わない。何故だ。


「一般&白こっと」の2両となった編成は132Dとして長野へ。そして「飯山色&一般」となった編成は次発の13時過ぎの136Dとして長野へ。136Dは本当は十日町から2連で来るのだけど、除雪運休なのでね。戸狩から136Dを所定の2連で仕立てるのに、164D(飯山色)の1両では足りない分を131Dで持って来たので、131Dは3両編成になっていた…とそういうカラクリのようです。

一連の入替が終わったのを見計らって、ENRが戸狩の側線へ入って来ました。今度はウイングを折りたたんで片流れの複線ラッセルヘッドにモードを切り替えていますね。朝から降り続いていた雪もようやく小降りとなって、午後からは除雪運休も予定通り解除の様子。再び北信の鉄路にキハの足音が戻って来ます。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 蒼神奮起 | トップ | 信濃平白一色 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

飯山線」カテゴリの最新記事