青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

保々、ほぼ、西武。

2023年04月24日 17時00分00秒 | 三岐鉄道・北勢線

(ナッパ服、風に揺れて@三岐鉄道・保々車両区)

三岐鉄道の保々駅前。車両区とCTCセンターのある主幹駅でもあります。主幹駅、といえども駅前にコンビニ一つなくて、本当に駅の機能の他には何もない。そもそも三岐鉄道、敷設された目的が藤原岳からの石灰石・セメント輸送の産業鉄道なので、あまり沿線にある街とか集落に配慮せずに建設した感じが強い。駅前に小さな商店街みたいなものがあってもいいようなもんだけど、その雰囲気すらない調整区域内にあって、住宅がある場所が遠く離れている。静かな車両区の事務所の軒先に、作業員たちのナッパ服が揺れる。

庫内でメンテナンス中の101系。これも元・西武の401系。切妻でペッタンコの国電的風貌は素っ気ないけれど、私は三岐ではこの車両が好きです。風貌汚れたウエス、グリスの缶、竹ホウキ、雑然と詰まれた部品の数々。忙しなく働く作業員の方々。 西武時代のレモンイエローに忠実に復刻された西武701系、検査明けできれいな姿を撮りたかったのだけど、この位置に留置されてるって事は今日は出番なしですかねえ。701・401・新101と元西武の陣容で構成された三岐の保々車両区、自社発注車こそないものの地方私鉄の検修区として魅力があり過ぎて、眺めているだけで飽きないものです。

 


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