青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

そうだ、沼津、行こう。

2007年10月16日 23時20分02秒 | 日常
(画像・静岡県沼津市 静浦漁港)

今日は、突然前月に出勤した分の代休を取る事になりまして、一日フリー。
で、降って湧いたような平日休みをどう過ごすかと言えば、釣りしか思い付かなかったw

もーちっと早く出るつもりだったんだけど、前日の仕事が遅かったんでいつも通りに朝6時起床。コンビニで氷を買って、渋滞の始まったR246に難儀しながらも朝割タイムに厚木インターから東名へ。集中工事はあったものの、下り方面はさほどの混雑もなく車は一路静岡県沼津市・静浦漁港へ。
駿河湾に面したこの港は、港を囲む堤防がシュモクザメのアタマのようにT字に長く伸びており、とにかく「釣れる」と噂の人気釣り場らしい。休日は大混雑するこの釣り場も、平日ならのんびりと竿を出せるだろうと言う目論見で、わざわざここまでやって来た訳だ。

自宅から約2時間半、漁港の中に車をデポして堤防に上がると、それでも釣り場は結構な混雑で驚く。釣りと言うのは人気のあるレジャーなんだなあなんて再認識してしまった。長い堤防を端の方まで歩いて釣り場を確保。タバコの火を借りに来た隣のオッサンに聞けば、「今はソウダとイナダが釣れてるおぅ」と言う事で、クーラーの中には40cmはありそうな見事なイナダ。
カゴ釣り(エサ入りのカゴを付けた投げ釣り)師がロケットウキをバシュバシュと投げる音とともに、キラリと光る青物が結構なペースで揚がってくる。駿河湾の秋の風は涼しく、ちょうど釣りにもいい季節だなあ、と言う感じ。しばし缶コーヒーなぞを飲みながら仕掛け作り。仕掛けはこないだ本牧でマルアジを上げた実績のある投げサビキであります。コマセカゴにアミコマセを詰め、竿を寝かせて大きく投げ込んだ。今日は追い風なので、距離は30~40mくらいは出ましたかね。

仕掛けが着水し、大きく竿を煽ってコマセを出す。ウキがヒクヒクと動く→竿を煽る→ウキが動く→そんなやり取りを何度か繰り返すうちに、パシュン!と言う感じでウキが水中に消える。来ました!
「あ~、ソウダかかったおぅ」と隣のオヤジ。「ハリス細いんだろう?ゆっくり合わせな」と言う指南を受け(笑)、ゆっくり魚のペースに合わせて寄せる。それにしても引きが軽快と言うか、ハリがかりした魚は水中を右へ左へ突っ走り、竿がそのたびにしなって音を上げる。マルアジは大人しく揚がってきたのだが、取り込みまでの引き味としてはこちらの方が面白いかも。

竿下にようやく観念してキラリと見せた魚影。
ソウダガツオゲット~♪
こっち見んなw

このソウダガツオと言う魚、身が柔っこく、かつサバ系の魚らしく傷みが早いので、中毒を防ぐためにも釣れたら即処理をするのがセオリー。堤防の上で処理。とっととアタマを落とし、ハラワタを出して氷の中に突っ込んで身を締めます。血しぶきが上がるが気にしないw
自分なんかまだナイフできっちりやってるからいいけど、釣れてる周りのオヤジなんかエラブタめくり上げて手ぇ突っ込んでエラ引きちぎって、首をボッキリ折ってハラワタ引き抜いてたもん(笑)。もちろん堤防血だらけ。ああ、「サバ折り」ってこういう意味なんだあなんて感心したりして。

昼まで釣って、ソウダガツオ3本。バラシが2本(これもソウダガツオ)あったけど、引きも楽しめたし、一人で食う分としてはこんなもんで充分でしょう。帰りは伊豆は函南町の「駒の湯源泉荘」でゆっくりと温泉に浸かり、熱函道路→熱海峠→箱根峠→箱根新道→小田厚経由で帰宅。つか、余談だが「熱函道路」って今までずーっと「あたかんどうろ」だと思ってたら、「ねっかんどうろ」って詠むんだねw

帰宅して早速ソウダを捌く。この真っ赤な身、血合いが多く生臭いので丹念に取り除く。この魚の注意すべき点は、身(特に血合い)に含まれているヒスタミンと言う物質が食中毒の原因となるらしいので…特に古くなったものを生で食べたりするのはヤバイんだってさ。釣り場で即締めるのもそういった理由あっての事。
てな訳で夕飯はタタキと煮付け(一応どちらも火を通した)でソウダ尽くし。ショウガをきかせて甘辛く煮付けたソウダがご飯に美味しい。

メシを食いながらCS2nd観戦。
最後の最後でダルVS成瀬ってとこまでよく漕ぎつけたよ。
お互いに、最終決戦に相応しい舞台じゃないのかなあ。
この試合の前には、日本シリーズなんてオマケに過ぎないでしょう。
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