北国の無線局 JA8CMC

北海道から趣味のアマチュア無線等の色々を思いつくままに綴ります。
since 2007 

Dip Meter

2015-12-20 | 測定器
 16日までは積雪が無かったが、17日以降断続的に雪が降りすっ

かり真冬状態になった。風があるとかなり寒い。

 そんな訳で外出することが少なくなる季節になり、毎年ではあるが

工作シーズン到来!

 晩秋にローバンドのアンテナを実験していたのだが、雪が降り、来

春まで延びてしまった。実験中にデップメーターが時々必要になり

昔のDMを使用していたが周波数がアバウトなので、直読したくな

り、時間も沢山あるので手持ちの部品を活用して自作することにし

た。昔は真空管を使っていたのでグリッド・デップメーターと呼んで

いたが、今回はFETを使うのでゲート・デップメーターというところ。

略して書くとどちらもGDMなのだが・・・・。

 回路は発振が安定な定番のコルピッツ発振回路に周波数カウン

ターを内臓。HFが中心なので1.5~54MHZとした。


回路の実験。発振は2SK241GRを使用。周波数カウンタのバッ
ファ回路に在庫が沢山ある2SK192Aを使った。
回路が確定するまでに4パターンの回路でいろいろ定数を変えて
試してみた。簡単な回路なのだがいろいろとノウハウはあるもんだ。 



使用する主な部品。VCは330P×2、カウンタは自作のPIC
LCDは小型なSD1602HUL(秋月)


ケースは130×80×50 加工後に透明アクリルラッカ-


いろいろ詰め込んだのでギュウギュウ。電源は006P


コイルは昔し160mのプリセレに使用した残があったφ13mmの
ベークボビンを50mmに切断して使用


コイルは4本で1.5~54MHZまでカバーするようにLメーターで
測りながら捲いた。周波数カウンタで読むのである程度ラフに巻
いてもOK。


コイルは識別するが、わかりやすいようにコイルと周波数を
貼り付けた。コイルのソケットは昔懐かしいFT243ソケットが
出てきたので使用。コイルの足をどうするかいろいろやったが、
大きいハトメラグがぴったりFT243のソケットと合った!



3日間かかって完成した。これを使用するのは雪解けの来春。

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修理

2015-12-07 | 測定器
 低気圧の接近で今日も雪。気温は4℃位あるので湿雪で重たい。

 久し振りにアンテナチューナー(ヤエスFC707)を使用しようと

押入れから出して繋いでみたが、POWER SWRとも全く動作しな

い。10年以上も動作させていなかったのだが・・・・ 




 回路図もあるので修理をするためケースを外し調べることに。





電力計も全く振れないので、CMカプラユニットからの出力を測定し

たが、REF FWDとも全く来てないのでダイオードが壊れていると

判断して外してみると、2本とも壊れていた。ISS16が付いていた

が手持ちに無いので、類似のショットキダイオードISS106に交換。




これで入力を入れてみると動作するようになった。しかしダイオード

を交換したので特性が違うためか、メーターの指示がずれたので、

他のパワー計を直列に接続してVRユニットの半固定VR2個を

調整して較正した。このチューナーは小型で場所をとらない

ので使い勝手良さそうだ。自宅ではデジタルモードでの運用が主

なので20W位の出力しか出さないためこれで十分。
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冬になって・・・・

2015-12-06 | 自作機器
 すっかり寒くなりましたが、積雪はあまり有りません。

準備していた80mのタワードライブアンテナは調整中でしたが、雪

が降り寒くなったので、春まで延期しました。もう少し早くから

準備すれば良かったのですが・・・・。


ロッドの間隔、長さを調整すれば追い込めるのですが、春まで
寒いので中断です。



今日は前から作って置かなくてはと考えていた、コモンモードのノイ

ズ電流を知ることが出来る、RFカーレントプローグを作ってみた。

 2分割のフェライトコアーをRFクランプにしてダイオードで検波し

メータを振らせるだけの超シンプルな回路なので、ケースの加工さ

え終われば簡単に出来上がりです。


今回の材料。メーターはジャンク箱にあった52型200μA
ケースはTAKACHI MB-2


面倒なメーターの穴あけ


完成したRFカーレントプローブ。フェライトコアは8Dが通る様に
TDKの大き目の2分割を使用。


コアーにワンタンループ。コアは結束バンド2本で固定。


検波のブリッジはIN60×4。



実際に自宅の設備でテストしてみた。釣竿アンテナにATUだが
上手くマッチングとれていないバンドではこの通り電流が流れて
いた。
このブログを見ている皆さんは既にこの様なものは製作してコモン
モード対策に使用していると思います。



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