北国の無線局 JA8CMC

北海道から趣味のアマチュア無線等の色々を思いつくままに綴ります。
since 2007 

昔のこと

2024-06-19 | 受信機
 昔し・・・・ 中学生の時に家庭科の授業で並3ラジオを組み立てた
ことを思い出した。今から60年以上も前のこと。
授業の中で電気工作を学ぶ時間だったと思う。
 その時の並3ラジオのことは今でもよく覚えていたので、WEBで並3ラジオを
検索したら・・・なんと当時と同じ写真が出てきた。

 
電源回路 同調検波回路 増幅回路の3ブロックになっており
確かST管で6C6 6ZP1 12Fの構成だったと思う。
  
この写真を見て懐かしいと思う人は恐らく70歳を過ぎている人だと思います!
 

7MHz CW RX

2021-09-18 | 受信機
9月も中旬になり朝の最低気温が12℃位まで下がり秋が

始まった感じの札幌です。

 時間つぶしに8月からちょっと聞きRXを作ってテストして

いたのいたが・・・ 意外と良く聞こえてきてジャンク箱に

ほり込むのは惜しい感じなのでケースに入れて工作部屋

でたまに聞くワッチ用にすることにした。

 そうなるといつものことなのだがいろいろ付加回路を付

けたくなる(笑)そうすると小型にする予定がそれなりの大

きさになってしまった。

 一応受信機だからSメーターも付け、それと昔作ったこ

ともあるQマルチも付けてそれなりの形になってしまった。



テスト台で試験中。 これをバラバラにしてケースに組み込む。


ケースの加工 いつも面倒 面倒・・・・・


基板の配置を考え中


作業台で配線中 この工程になれば急速に作業は進む。


配線完了


このRXの心臓部(大袈裟・・)当初局発はLC回路で作成し
たが周波数安定度がCWをゆっくり聞けるレベルでなかっ
たのでVXOに変更。7500KHzXtalで7455~7493KHZまで可変。



完成。なんと大きなSメーターか(笑)Sメーター回路はいろ
いろテストしたがLA1600のAGC電圧利用ではスムーズで
ないのでAFを利用した。



 回路は10石 2ICでIFは455KHz どこにでもある回路です。

 受信周波数は7.000~7.038MHz

周波数カウンターを付けようかと考えたが狭い帯域なので

φ70mmの大型バーニアダイヤルにした。これは50年

以上前のものだが機能は完全。

一応FCもつなげるように裏面に局発の端子を付けた。

IFは広帯域のセラミックフイルタを使っているがワッチ用

には良い感じに聞こえるのでこれで良しとした。

 朝と夕方 ワッチしているが国内の和文がとても心地よく

聞こえている。出ている局はいつも同じ局のようだ(笑)

国内の局がDXを呼ぶ信号は超強力で、AGCが殆ど効か

なく受信機が飽和するのでATTを付けて聞いている。

 4m位の線を繋いで聞いているのだがそれにしても強い

信号だ!!!

 <追記>LA1600のAGCではスムーズに強力な信号を

聞けないのでAGC回路をAFからの信号で別に作りRF段

の2SK241GRのゲートにかけることにした。
      
 






ちょっと一息

2021-08-19 | 受信機
 今年の夏は札幌では100年振りという猛暑が7月中旬

から8月中旬まで続きやっとお盆過ぎから気温が下がって

きた。

 農家の方は雨不足と猛暑で作物の出来が悪く心配して

いる状況にある。

 しばらく、工作をする気も起きなかったが、涼しくなり

ちょっと昨日、半田コテを握って簡単な受信機を

作ってみた。

LA1600が何個かパーツBOXに有るので、これを使って

7MHzのCW-RXにしてみた。

 7MHzのCWが好きなので、ちょいワッチをするために受

信するバンド幅を狭くして同調を取りやすくしてみた。

 IFは455KHzにしたので局発は7455~7500MHZとして

クラップ発振回路で作成。



簡単な構成なので一日で出来上がったが、局発の安定度

はLC回路なので限界が・・・



この1個のIC LA1600が心臓部。

RF部 BFO 局発を接続して受信してみたが・・・・・・・

うーん・・・何も聞こえてこない。昼頃なのでバンドは静か(笑)

夕方、17時ころに数mのワイヤを付けて聞いてみると

沢山の信号が聞こえてきた。1エリアの局が北米とQSOし

ていたが、相手の局の信号も聞こえていたのでそれなり

かもしれない。

1エリアの局はビックガンなので割れんばかりに聞こえ

ていた。国内の和文QSOが何局か出ていたのでしばらく

ワッチして楽しんだ。

 とりあえず出来上がったがケースの加工が面倒なので

どうするか。ジャンク箱入りかも・・・・

昔の・・・

2019-12-20 | 受信機
 今日は朝起きると一面銀世界!!

今シーズン初めて雪はねをした。雪の無いクリスマスは

夢物語だった様だ。

 最近、昔の古い雑誌を眺めていたら、懐かしいAF-Qマルチとの

記事が出てきた。開局当時のメーカー製の受信機にQマルチ回路

が付いていたような気がする。

 昔は真空管だったが、今は半導体でしょうね(笑)

基本回路は同じなので真空管を半導体に変えて作ってみようと

考えていたら40年位前の「ハムのトランジスタ活用(CQ出版社)に

なんと製作記事がありそれを参考に作ってみた。


半導体は2SK30Aを2個 ピーク周波数は小型トランスと
コンデンサーで800Hz位になるように調整。


低周波発振器で800Hzを出力し発振してしまう寸前にピーク
がくるのを確認した。

 こんなものは最近必要な無いのだがDC-RX等の超シンプルな

受信機に付けると効果があるのだと思うので付加したいと考え

ているが、ほんの遊びの工作でした・・・・。

 あと、DC-RXにSメーターがないので簡単に付加出来る回路は

ないか考えている。AF信号を使い振らせる回路はいろいろ

有るが、いまいちスムーズでないが、実験中。

解体

2019-12-18 | 受信機
 積雪ゼロの札幌です。このまま経過すると雪の無い初めての

クリスマスになるのでは?? しかし、過去にも何度か積雪ゼロ

と期待(?)されたが、一夜にして多量な雪が降つてその期待は

無くなったことがある。

 先日ローカルのOMから60年位前に開局のために製作した

受信機の廃棄処分を頼まれた。(断捨離中とか)

 そのままゴミとして捨てようと考えていたが、眺めていると昔し

懐かしい部品が目につき、このまま捨てるのは・・・・・・

と思い分解してみた。







 VC各種 バーニアダイヤル 電源トランス IFTを部品として外し

活用することにした。

 特にIFTは私も開局時に自作受信機に使用したトリオのT-11が

ついておりとても懐かしく感じた。解体した受信機は当時の標準

スタイルの高1中2。私も16歳の時に同じような高1中2の

受信機を作って開局したのだが、今思えば測定器も何もない時に

良く自作したものだと・・・・。

 

DC-RXその後

2019-11-08 | 受信機
 とうとう札幌にも初雪がsnow今日は立冬なので季節の

変わり目としては一致(笑)

 10月から実験していた7MHzダイレクト・コンバージョン受信機は

思ったよりFBに動作しており、昔風に作りたかったのでケースを自作し

収納することにした。


L型のアルミを切断して皿ビスで組み立てる。


切断のついでなので2個のケースを作る。


パネルの加工

 ケースも出来上がったので各基板を両面基板上に貼り付け配線。


クラップ発振回路と高周波増幅&検波回路
銅板面に配置しているので安定している。


市内のジャンク屋で昔購入してあった15PFのVC
このVCで200KHzを丁度カバーするように発振回路の定数を決めた。


裏面にはオペアンプでのAFフイルタ(CW用 800Hz)とAF-AMP
フイルタは思ったより効果大だった。



同調VCには昔からジャンク箱に眠り続けていたφ70mmの

バーニアダイヤル使用。やっと使うことが出来た(笑)


昔風な感じになったかなぁ・・・・・



室内の3mのアンテナを繋いで夕方聞くと沢山の信号が聞こえて

おり時々昔を思い出してダイヤルを回している

なかなか・・・

2019-10-12 | 受信機
 とうとう雪虫が舞う季節になってきた。

昨日から家の周辺では白い雪虫が舞っている。

北海道ではこの虫が舞うと間もなく初雪が降るという知らせ。

 台風19号が日本を去ると北海道は急激に気温が下がるとの予報

なので7~10日後位には初雪が降るのではないでしょうか。

 気温も低下してきて外に出ることが少なくなり、また例年の工作期

間になってきた。

 昨日から受信機の原点的なダイレクト受信機を作ってみたくなり

半田ごてを握つた。

 6年以上前にも一度DC-RXの実験をしたことがあったが、今回は

その時の回路を変更して基本に忠実な(笑)回路で作ってみた。

 FETの2SK439を使い5v程度の電圧で動作させ、同調回路を

Qダンプさせ安定動作を目指した。

 バンドは7MHzでCW帯域に絞ったのでLoは7.030のXtalでVXOと

したが7.030~7.000まで上手く可変出来た。
 

いつものランドスタイルで配線開始。このような実験をする時
には回路変更等が容易になるのでFB


左側の基板がVXO回路 2SC1815GR 複同調。 出力が2.5dBmも
有るのでATTで-10dBmまで落とした。

真ん中は随分昔に作った高周波増幅+検波(復調)回路

右側が今回製作したもの。

 出来上がったので結線して動作確認。最初VXOの出力が適当で

なく良く聞こえてこなかったが注入レベルを何度か調整して程よく聞

こえて来るようになった。

 日中はほとんど7MHzのCWは聞こえなかったが、16時過ぎると

徐々に聞こえて来るようになり、17時には沢山のCWが聞こえて

きた。

 アンテナは工作室の天井に3m位張ったワイヤーだが、なんと

JA1の局とQSOしているW7の信号も良く聞こえた。国内の信号は

アンテナが短くてもなかなか良いフィーリング聞こえる。DCは感度

も良好でなんと言ってもとても自然な音で聞きやすい。

IC7300で聞くCWの音より良い感じだ。

ただ、工作室のLEDの照明を入れると凄いノイズで全くNG。照明を

消すと弱い信号もクリアに受信出来る。

 また心配していた電源からの50Hzのハム音はほとんどなくOK

だった。以前、作ったときは交流から直流に整流した電源ではNG

で乾電池でないと受信が出来なかった。

 なかなかDC-RXもFBだということでDC-RXのテストは終了!!

今回は小さなケースに組み込んでおきたい気持ちに。

そうでないと・・・



この様な運命!

TA7358Pで局発を・・・ 

2019-03-12 | 受信機
21MHz TRXは送信部の調整も終わりあとはケースに組み込む段階に

なったのでちょっと休憩して、横道に・・・・・。

 20年以上も前に作っていた10MHz受信機は棚に眠っているのだ

が、眠っているのはQRHがありNGだったからだ。


眠っていた受信機。なんとか眠りから覚めさせたいと・・・

 この受信機の局発はこれ。



 水晶14.999MHz+LC発振3MHzというスタイル。IFは7.8MHzな

のでLC発振は3MHzと低いのだがQRHがありCW受信には使い物に

ならなかった。

 なんとかしよう考えていたがIC箱に10個ほどTA7358Pが残ってい

たのでこれを使い、バンド幅が狭い10MHzなのでVXOで局発で作る

事にした。局発の周波周波17.900~17.950の50Khzの可変幅があ

れば良いので手持ちのXtalをいろいろ調べ組み合わせてみたら、

なんとかなる組み合わせが出来た。

 固定発振は7.370MHz+VXO 10.585MHz。10MHzならうまくやれば

過去の経験から50KHz位は動かせるのではないかと早速製作。

 発振が安定している2SK439EでVXO、固定発振はTA7358Pを使い

混合することにした。



 各コイルは10Kのボビンに手巻き。 VXOコイルはφ0.1mm 50t
47μH位あるのでVCは20Pで十分だった。

 動作させてみるとVCC5Vで17.900~17.956MHzの56KHz可変が

出来上々。あまり可変幅をとると安定度が悪くなると心配したが

QRHはほとんどなく安定している。早速受信機に組み込み試験。


信号を出して受信してみるとQRHもなく安定して受信が出来るようになった。

 10MHZのバンドはCONDXが悪く信号はほとんど聞こえないので、

良い時に実際受信して再度微調整はしてみたい。十分CWに使える

レベルに20年振り位になり、このRXも春の目覚めか(笑)

フイルター

2019-03-02 | 受信機
 札幌の2月は降雪がとても少なかったので雪解けも

急速に進んでいる。今年の春はかなり早く訪れそうだ!!

 先日作ったLA1600の7MHzRXはよく聞こえてくるが

何分 選択度が悪くCWが重なりあって聞こえるので、IF段に

フイルタを付けてみようと考えちょっと作ってみた。

 IF 455用にはセラロックを使った5素子のフイルタ。

これは今から15年以上も前にJA9TTT局がCQ誌で数回に渡り

記事を書かれていたものを参考にした。


損失が大きいのでFETで1段増幅。


FRMSで測定すると中心周波数は445KHzと10Khzダウンしている
BW(-6dB)は1KHz位なので、あまりきれいな波形ではないが
ちょい聞きCW-RXとしては使えそう。


 ジャンク箱から4MHzXtalが10個位出てきたのでIFを4MHzにした

ラダーフイルタも作ってみた。


なんで購入していたかは? 


発振周波数が同じ(3999.8KHz)ものを選び4素子で作成
500Hz位をめざしたのだが・・・




測定してみると・・・・ なんだか+1000Hz位の所にも山がある

測定時のインピーダンスが合っていない影響なのだろうか?、

トランスを入れて整合させないときちっとした測定が出来ない様だ。

今日はここまで・・・・。




LA1600

2019-02-18 | 受信機
  寒気団も去り少し気温が高くなってきた。

降雪が少ないので除雪作業が楽で運動不足(笑)

 パーツBOXを整理していたらサンヨ-のラジオ用ICが数個出てきた

ので小工作を楽しむことにした。

 このICは随分昔に購入したもの。コイル等を付加すれば、9R59並

の受信機が出来上がると昔はよく製作記事が本に掲載されていた

記憶がある。昔の記事(JA1AMH氏)を参考に一部回路変更して

早速、いつものラウンド基板スタイルで7MHzのRXを作ることに。 


 製作途中の予備テスト


これがLA1600  動作電圧1.8~6.0V 推奨電圧は3.0v
この中にRF MIX OSC IF DET AGCの機能が内蔵されている
消費電流は4mA程度


ほぼ完成したので早速受信。
局発は40年位前にミズホVFO-7の回路を参考に製作したもの。

 3Vで動作させてみたが、アンテナに1m位のビニル線を接続する

と沢山のCWが聞こえてきた。どうやらARRL-DX-CWコンテストの

様で普段は静かなバンドが賑やか。選択度は悪いので重なり合っ

てガンガン聞こえておりちょっとワッチするのには面白いかも!

 BFOはLC回路で試してみたが変動が大きくてNG。

これも40年位昔し、晴海でのハムフエアで100個 100円で購入した

455KHzのセラロック(CSB 455E)を2SC1815GRで発振回路を組

み使用すると、安定して受信できる様になった。

 取り敢えず受信が出来るようになっが、これにSメーターを取り付

けオペアンプでCW用BPFを作り付加したい。

 ケースに内蔵すればのQRPの受信機に使えないかと・・・・・・・

単なる作るのが好きなだけできっと使わないのですが(笑)