北国の無線局 JA8CMC

北海道から趣味のアマチュア無線等の色々を思いつくままに綴ります。
since 2007 

43年前(その3)

2008-06-23 | ノンジャンル
 固定の水晶での限界に、まだ周波数を安定させる技術など何も持ってい

ないのに無謀にもVFOを作ることに。

 回路はハートレー発振回路。LC-BOXも温度補償のコンデンサー

もないので、大きな出力は出るが、QRHは凄いものだった

 話をしている内に数kc動くので大変。相手は動いた周波数に合わせて

くれるため、7040Kcで話を始めても終われば7050kcになっていることも

しばし・・・・。こんなにQRHがあっても当時はヌケヌケと電波を出

していたのだから良い時代だった。現在では100HZ動いても、動いたと

言われるのだから・・・・。

 暫く出ていたが、余りのQRHに、CQ誌の製作記事等でメーカーが

LC-BOXのキットが販売されていることがわかり購入することに

した。キットの中身はコイル、温度補償コンデンサーそして鉄製のBOX

だったと思う。

 回路はクラップ発振回路で原発周波数は3.5Mc。6BA6-6AR5

の構成で2逓倍した7Mcで1w位の出力が得られた。

バーニアダイヤルを付け微同調が出来るようにしてバンド内を

自由に動き、周波数安定度もハートレー発振回路で製作したVFOには

比較にならないほど安定しており数年間これを使用した。

 メーカー製ではトリオからVFO-1というのが販売されていたが

回路的には殆ど同じだった様に記憶している。

 周波数が安定してきたので、徐々に電信にも出てみたくなってきた・・・。


(昔の話では周波数は「Kc」と書く方がマッチしてる)


 

トリオ VFO-1 これだけでQRPの送信機に使えそうだった。
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2 コメント

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Unknown (ja2tth)
2008-06-24 06:30:56
このVFO-1は高校生の分では高嶺の華で買えなかったですね。そのうちSSB時代に入って、苦労して自作した水晶単体のAM送信機が無駄になってしまって・・・その送信機は今でも残してあります。結局、VFOは作らずじまいでした。苦い経験でした。
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Unknown (ja8cmc)
2008-06-24 08:54:43
tthさん
そうですね。VFO-1は当時で1万円位だったと思いますが、私も高校生だったので
買うということは考えられませんでしたね。
TX-88A 9R59 VFO-1というラインが当時の主流で、これを使っている人は羨ましかったものです。
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