北国の無線局 JA8CMC

北海道から趣味のアマチュア無線等の色々を思いつくままに綴ります。
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20dBカプラ

2019-09-05 | 測定器
 送信機を自作すると、送信周波数、スプリアス等の確認が

必要になるが、送信機の出力をそのまま測定器に入力すると

壊れてしまうので、測定器の最大入力レベル以下まで減衰させて

入力しなければならない。

 昔から1個作らなければと思いつつ、ループ状のワイヤーで

ピックアップしたりして安易な方法で測定していた。

 今回 SSB送信機を作ったので少し正確に測定できるように

20dBカプラを作ってみた。

 「トロイダルコア活用百科」(CQ出版)を参考に基板を切断

して作ってみた。



 構造は超簡単なのでフェライトコア、BNCコネクタ、同軸が

あれば30分もあれば出来上がる。

  コアは比透磁率(μs)が2000位の大きいのが良いとのことな

ので手持ちのFT50-77を使い、同軸は2.5D2Vがコアの内径に

丁度良い太さだったので使用。

 コアに10回ワイヤーを巻きこれで20dBのカプラが出来上がり。

基板で仮に作ったが、小さなケースに収納しシールドした方が良い

のは言うまでもないこと。

 使用してみると、ほぼ送信電力のー20dBの電力が得られた。 

送信出力10wで100mw 1Wで10mWになるので測定器に合わせ

て更にATTを挿入して測定することになる。

 なお、終端には特性インピーダンスを負荷として接続した時に

20dBカプラとして動作するので、送信機、同軸は50Ω系なので

50Ωのダミーを接続して測定する。