北国の無線局 JA8CMC

北海道から趣味のアマチュア無線等の色々を思いつくままに綴ります。
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SSBジェネレ-タ

2019-09-03 | 自作機器
 暑かった8月も終わり朝夕は20℃を切る気温になり

季節的には初秋の感じになってきた。

 8月はとても暑く外出は少なかったので、工作部屋で

SSBの基本を再度確認しながらシンプルなジェネレ-タを作っ

てみた。

 最近はCWの送信機は良く作るのだがSSBはしばらく製作

していなかったので新鮮である。

 ジェネレータと言っても現在ではバラモジ用のICが沢山

販売されているので簡単なのだが、今回はダイオードを使用

したパッシブ型でDBM回路を作ってみた。

 使用するダイオードは同じ規格のショットキ・バリアダイオード

が必要なのだが、なかなか同じものの保有がなく探していたら

NECのクワッドにしたND4871C1-3Rが2個出てきたので

これを使うことにした。もうこれは販売していないはず。


今回は動作確認の試作なのでスペースも広くいつものランドスタイ
ルで

 DSB信号をSSB信号にするためのXFはこれまた随分昔しに

秋月電子で沢山販売していた11.2735MHZを使用。

昔50MHzのSSBトランシーバーを何台か製作したがその時の

残り。



昔から自作を楽しんでいる方は恐らく1度は使用したと思います

重要なパーツは基本的な回路ではこんなものでしょう。

あとは基本的な回路を作り組み合わせれば一応SSBの信号が

出るはず。




出来上がった各回路。

 キャリア発振部11.272MHz(USB用)
 DBM回路  
 DBM増幅+XF回路
 低周波増幅回路
 周波数変換回路(18MHz用)

何か昔のアマ無線の国試に出てくるような基本形だ(笑)

回路ごとに動作試験をし、確認した後、各部を接続して

調整・動作テストをした。



 随分昔に作ってあったツトーン発振器を接続して調整中


シンクロで波形を見てみた。あまりきれいな波形ではないがまずまずか。

 受信機でモニターしてみたが普通のSSBの音(笑)

この後に電力増幅部を付ければQRPの18MHzTXとして使えるが

SSBの基本動作を再勉強のための製作なのでまたお蔵入りか・・・・。