北国の無線局 JA8CMC

北海道から趣味のアマチュア無線等の色々を思いつくままに綴ります。
since 2007 

広帯域パワーアンプ

2019-03-21 | QRP
 例年より早く積雪がゼロになった。昨日は日中13℃まで気温は

上昇して4月中旬並みの暖かさ!!

 私の冬季間の工作も終盤に・・・・・

 昨日は小電力(5W以下)の広帯域パワーアンプの実験をした。

一つは2SC1970(三菱)でこの石は数十年前にQRPの送信機

を作るために何個か購入していたが最後の1個。

 175MHzで10db位の利得はとれるので50MHzで使用す

るのには良さそうだ。AB級で直線増幅として使用。

 面倒なのは入出力回路のインピーダンス変換だがトロイダルコアを

使えば容易に出来た。Pcが1wしか取れないので出力は1w。

 QRPの送信機では十分でしょう!



 50MHzVXOを接続してテスト。Vcc12Vで1.2w位の
 出力があるのでQRPでは十分。
 アイドリング電流は50mAに調整

 もう1個 これも恐らく2SC1970と一種に秋葉原で購入した

と思う2SC1306が2個残っていたので実験。

 この石はNEC製で昔は50MHzのポータブル機に使われていた

とのこと。古くて私の持っているトランジスタ規格表には掲載されて

無くて仕様がわからなかったが、いつも参考にしている

「トロイダル・コア活用百科」の記事に「5wまでのパワーアンプ」

の回路図が見つかったので、これをそっくり引用させていただき

作ってみた。




 これもAB級動作。DDSから10dbmの信号をいれて動作

させてみると14MHz位までは5w位の出力がある。

50MHzでは100mw位の出力、記事によるとこのバンドでは7dB

しか利得はとれない様だ。5wの出力を出すためには入力1w

が必要。実験は終わったのでこれらはどのように使うか、 特に

目的はない・・・・・・
コメント
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