おさびし日記

たのしい作文練習帳

おさびし十首選 塔2月号①

2024-02-22 13:53:45 | Weblog
2月22日(木)

【おさびし十首選 塔2月号①】

 待ち受けの猫を褒めおりてきとーに褒める女と思われながら(朝井さとる)

 これから先出会ふであらうあたたかなおほきな匙を思つて眠る(金田光世)

 空が言ふ、雨に言葉を借りながら。言いよどみつつやがてはげしく(金田光世)

 空にもつと言葉はあると思ひたしにんげんがまだ知ることのない(金田光世)

 地に落ちるときには同じ低く咲く草の花また梢の花も(川本千栄)

 どんぶりをカツの最後のひと切れでぬぐいてすべて食べ終わりたり(垣野俊一郎)

 ことばもてわかりあふとふ困難よつるつるすべる柿の皮むく(吉田京子)

 まるで水のつづきのように水の上に睡蓮ひらく冬の温室(福西直美)

 窓はある、それでも窓がないようなあなたの部屋にともす夕焼(澄田広枝)

 まぶしいと思ふだらうかいくつものトンネルにつらぬかれて山は(千葉優作)

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ふたたび薬替わる。

2024-02-22 12:59:33 | Weblog
2月21日(水)

受診日。
替えた薬の効果が薄く、けっきょく
また強めステロイドを飲むことになってしまった。
明日の朝プレドニン6錠から開始。
たぶんこれなら効く。前回、2年前の手帳に、
ひと月ほどで血便が治まったとメモ書きがある。
でも発熱やら頻尿やら、こまごまと副作用があったことも
思いだした。ちょっとハイになったりとか。まあ仕方ない。
リアルダとリンデロン坐薬も併用で続ける。

朝から久しぶりの本降り。
傘さして歩く。
処方箋薬局で薬を受け取り、
銀行、郵便局の用事を済ませ、
穴場カフェで休憩。ピーナッツバターサンドとコーヒー。
ピーナッツバターのような油脂と添加物の食品は
控えていたのだけど、なんかねえ、摂っても摂らんでも
変わらんような気がして、食べる。美味い。
特段お腹に変化なし。

ダイエーでお弁当とお花を買ってバスで帰る。

父が亡くなって以来、なんとなく
花を絶やしたくなくてしきりに花を贖う。
部屋に花があるって、なんでしょう、ほっとする。
今日は、朱色のスプレーカーネーションと
オレンジ色のガーベラ、かすみ草、オブコニカ。

晩ごはんは、マリーさんダイエーのカツとじ丼。
わたくし鮭西京焼き弁当の鮭とご飯部分(残りは
マリーさんに)。
出来合いのお弁当なども病には良くないかと
しばらく止めて、おとなしい食事を自力で用意
したのだけど、効果が見えないので、まあいいか〜
って、数日前からまたスーパーの巻き寿司などに
頼っておるのだった。ラクだ。
お味噌汁だけは野菜を摂るため頑張って作る。
煮干し、ピーマン、玉ねぎ、にんじん。
あと、
糠漬け。今日は白菜ときゅうり。最強。

母は先週末「もう一人で大丈夫」と言うので
土曜からアパートに戻っている。
ひとり残すのは可哀想な気もするけど、
正直なところわたくしもしんどい。体も気持ちも。
そしてわたくしはここ、狭い狭いアパートの暮らしが
とても落ち着くのである。

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サバ缶粕汁

2024-02-13 11:01:51 | Weblog
2月10日(土)

まだ布団の中にいた早朝、スマートフォンに母の名で
電話が鳴り、こんな時間にってことは体調悪いんかと
出ると、えっ、知らん男の人で、それは救急隊員さんで
「今からお母さん搬送しますけど、病院へ来れます?」
って、えええええええっっっっっっっっっっ
めちゃくちゃ焦る。
胸が痛くて息苦しい、と自分で119番したそうで、
それはひとりで不安で怖かったことであろう。

ばばばっと着替えて歯磨きして自転車で病院へ。
検査結果が出るまで待つように言われ、2時間ちょっと。
やっと呼ばれて部屋に入ると、点滴やら何やら何本か管を
つけた母がベッドにおり、ごめんね〜びっくりしたやろ、と
思ったより元気そうで脱力した。
心電図、X線、CT、採血、どれも特段異常なし、とりあえず
痛み止めだけ処方されて帰れることに。
はあ。よかった。
タクシーで帰宅する。
わたくしは自転車置きっ放しなので、
マリーさんに来てもらって母の見守りを頼み、
病院へ自転車を取りに戻り、アパートに寄って自分の着替えと
薬を携えてふたたび実家へ。しばらく泊まらなあかんやろな。
母昼寝してかなり回復。マリーさんは洗濯物を取り込むために
夕方アパートに帰った。

2月11日(日)
朝から母元気。胸の痛みもほとんどなくなったとのこと。
晩ごはんはちらし寿司、のリクエストあり。
マリーさんも呼んで三人で晩ごはん。
インスタントちらし寿司に、スーパーで買ってきたまぐろの
お刺身をのせる。わたくしはナマモノ自粛中なので我慢。
あと、白菜とにんじんの粕汁。
マリーさんは夕食後帰宅。

2月12日(月)
母元気。水彩画サークルへ絵を描きに出かける。自転車で行くと
言い張るが、やめてくれ せめてバスにしてくれと説得する。
母の外出中、わたくしはアパートへ帰る。帰ってマリーさんと
お昼(素パン)を食べ、糠漬けの世話。
漬けっぱなしだったきゅうりとにんじんを出し、
糠を足して白菜を漬け込んでおく。
午後、実家へ戻る。
晩ごはんは昨日の残りの酢飯と、サバ缶粕汁(鯖、玉ねぎ、にんじん、
白菜、大根、生姜、葱)。
母はまあまあ元気である。が、わたくしの体重はさらに減っており
大丈夫か、これ・・・・おそろしい。

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焼きはんぺん、焼きピーマン、糠漬け(白菜、にんじん)

2024-02-09 13:12:51 | Weblog
2月8日(木)

薬を替えて2週間、お腹の症状はほぼ治まったけれど
出血が止まらない。朝イチに血、昼間も血、寝る前にも血、
を見てなんか、日々、どんみり。
昨日受診日だったので報告。さらに2週間同じ薬で様子見
ということに。先生曰く、効き始めの遅いステロイドだから
これから効果が出ると思う、と。そうか。ほんまか。
ほんまやな。
巨大リアルダ錠は、それ4錠飲み込むのにコップ1杯の水が
要り、その他服薬にもう1杯。お腹じゃぶじゃぶ。
リンデロン坐薬は比較的入れやすいけど効いてるのか疑問・・・
いや疑ったらあかんな。効く効く今日から効く。

どんみりいらいらでマリーさんに当たりちらしたりもする。
ごめんごめん。

食べるものも、
先生はそれほど神経質にならなくてよし、
好きなもの我慢する方がストレスになる、
と言うけれど、怖いので、一応、このひと月、
患者ガイドブックに沿っておとなしい食事を
している。そんなに厳密じゃないけど。
おかず少なめ、ご飯多めで、
オイルサーディンを休んでイワシ水煮にしたり。
繊維質を摂りすぎないように具沢山味噌汁を
諦めて野菜を減らしたり。
糠漬けも控えめにしたり。
で、
今日は、マリーさんに葱入り玉子焼き。
わたくしは、はんぺんをグリルで焼く。ピーマンも
一緒に焼く。
お味噌汁の具は、煮干し、じゃがいも、玉ねぎ。
芋類は好きじゃないので玉ねぎと煮干しだけ掬う。
糠漬けは、白菜とにんじん。

この白菜は、過日、スーパーで1/4の切り身に【50円】
のシールが貼られていたもの。50円て!
普通の値段のと比べて見た目ほぼ違いなし。買って帰って
点検したけど中身にまったく問題なし。美味しい糠漬けに
なりました。
残りは数日後、マリーさんのおかずになる予定、
蒸し豚白菜とか。

こんな立派な野菜が毎日毎日大量に破棄されているのかと
想像すると恐ろしい。

本読みは、
武田砂鉄「わかりやすさの罪」(朝日文庫)
町田康「入門山頭火」(春陽堂書店)

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