みどりみどり

４月３０日（土）

鶴橋で待ち合わせして、石切さんへ、
お礼参りに行く。
ずいぶん遅くなりましたが。

生駒の山のみどりがきれい。

お詣りして、またとろとろ参道を登って
電車に乗って帰り、
カンテで遅いランチを食べて、解散。

生駒のみどりはきれいだったけど、
五月山もきれい。
うちに帰ってしまうのがもったいなくて
そこらへんを夕方まで歩き回り、
暮れてゆく空にさびしくなって
ようやく
帰途についたのでした。

遅いランチのチャパティがなかなか消化せず、
７時のニュースなど見ながら、バナナと、
バニラアイスにココナッツミルクかけたやつ食べて、
でもやっぱり、外はかすかに明るくて、
春は深く深くなっているのだなあ。

四月が、終わる。

・・・の日

４月２９日（金）

ああ「昭和の日」になったのだったなあ。
いつからなのか、知らない。いつのまにか。
「みどりの日」だったよねえ、ちょっと前まで。
ちょっとじゃないのか？

しかしまあ
とりあえず、
７月の能力試験までは失踪せんとこ。と決めたので、
そこまでの授業スケジュールをあれこれ考える。
というか、ぼんやり机に向かう。
そしたら、あらあら、昼になっていた。

頭も体もふわふわするから、散歩でもしましょうって
外に出たら、すごい風、春の風はすごい。
びゅうびゅう歩く。
商店街の本屋で、さびしいときの川上未映子。
川上未映子をぱらぱらめくって、もっとさびしくなって
本屋を出て、
なんかちょっと肌寒いから、
晩ご飯はキムチ鍋でもいいかな。
材料買って、びゅうびゅう帰る。

季節感ゼロのキムチ鍋。
それから、
カラダのどこにどう効いてるのか効いてないのか
わからないけど、なんとなく習慣になった納豆の、
今日は糠漬け和え（にんじん、だいこん）。

そういえば、キムチ鍋なんて、
昭和には無かったなあ
などと思いながら、
日足が延びてあかるい夕方だ。

雨のちカリー

４月２８日（木）

朝から雨。
連休前で、学級崩壊（ちょっと死語）。
中級組とはいえ、四月からこんなんでどうするん。
どんみり、
早々に外に出ると、しかしSGさんがにこにこ立っていて
なんか、脱力する。

休み中に失踪したろ。
などと思っていたけど、
このひとのにこにこに免じて
許したるわーーーーー

というわけで、
雨も止んで
晩ご飯なにたべる。
虫歯治療中のSGさんが
「カレー呑む」と言うので
本日もガンがマハルでした。
ベジタブル・カリー。美味し。

さくぶん

４月２７日（水）

今日はお休み。なので、自宅にて
朝から黙々と作業する。

漢字テスト採点、宿題チェック、作文添削。
それから、明日の分と連休中の宿題を作り、
明日の授業のプリントを、切り貼りキリハリ制作する。

ああ　もういや。
って、午後、整骨院へマッサージに行き、帰りに
ココナッツミルクとかフルーツゼリーとか無駄遣いして、
ふと思いついて、銀行ＡＴＭに寄ってみたら、
報酬は振り込まれてなくて、んんん　いつ払われるんやろ。
と、不安になる。
諸々の契約ゴトをきちんと聞かないまま、なし崩し的に
授業が始まったので、いけませんね、明日ちゃんと確認
しよう、誰かに・・・・。

それから、
前職場の饅頭屋に顔を出し，Ｙ子さんに近況報告して
桜餅を買って帰る。
帰って、晩ご飯の支度。
ゴーヤーチャンプル、レタスとキュウリと新玉葱のサラダ、
納豆のイカ塩辛和え、キュウリの辛子漬け（最近の母の傑作）
などなど。

そして今現在、明日の準備はまだできておらず、
どうするねん。というところです。どうする　って
やるしかないのだけど。

そうだった。このあいだもここに書いたけど、
そうだったのよ、こういう仕事だったのよ。
来る日も来る日も、ずぅっと、授業準備してなければならないの。
なんで
また、
まったくお金にならないこの仕事に、
戻ろうと思ったのか、どういう筋道を辿って
これと決めたのか、思い出せない。

でも、
「こどものとき欲しかったもの」というテーマの短作文の
Ｋ君の書き出し、
〈わたしはこどものとき、さるがほしかったです〉
などというのに、ときどき出会ってしまうから、
またここに戻ってしまった、ような気がする。

デジャヴ

４月１７日（日）

どしゃ降り、風びゅうびゅうの朝。

ぼんやりしてたら、もう昼になってた。
そんなことあるかいっ
と思われるかもれませんが、あります。
昼になって、からりと晴れてる。

散歩をかねて晩ご飯の材料を買いに出る。
白菜、ごぼう、春菊、新玉葱などなど。
久しぶりに、カッチェスのフルーツカウギスも
買う。最近、ダイエーが置くようになったので、
簡単に買えてしまうところが、嬉しいような
恐ろしいような・・・・　

うちに帰って部屋の窓を全部あけたら、家のなか
がもう初夏の匂いになった。
さわやかだなあ
なんて、すがすがしながら、授業準備を先延ばしに
している。ああそうなのよ。そうだったのよ。
以前も、こんなふうに、ぎりぎりまで手をつけず、
自転車操業で泣いていたのよ。
ヒトは成長しないものなのである。

晩ご飯は、久しぶりの鯖すき、鯖のすきやき、
干してたきのこと春菊がおいしい。

では、仕事します。

３カリー

４月１６日（土）

なんという地震なのでしょう。
どうかはやくはやく揺れ止みますように。
もう揺れませんように。

祈りつつ、

京都へ、歌会に行く。

早めに待ち合わせして京都御苑に寄り、木陰のベンチで、
リスおらへんな。ここでも楽しく暮らせそうやのにな。
（インドの林みたいだから）などと述べあいながら、
パンとかドライフルーツとか食べて、会場へ向かう。

わたしはすこし喋りすぎましたが、
たのしい歌会でした。

来週から忙しくなるので、ゆっくりできるばんごはん　を
さてどこで食べようかと考えながら、じつはもう考えなくても
決まってるようなもので、ガンガマハルまで帰る。
一昨日も行ったんだけど。
しかも昨日は、母が作った家カレーで、三夜連続カリー。
もうわたしたち南インドに棲みましょう。

たま

４月１２日（火）

緊張で胃きりきり。
うう
エネルギーぐいぐい吸い取られて。

訓読み、の勉強中、「玉」という字が出てきて、
「玉子、のタマですね、それから玉葱、それから・・・」
と例を考えていたら、学生たちが、
「スーパー玉出」
「安いですけど、▲▲▲▲」
と言ったので、わたしは本気で笑ってしまった。

こういう瞬間に救われながら、なんとか４時間
を終える。

へろへろ。

とろぴかるみつくす

４月１１日（月）

始業式。
のち、
ペアを組む先生にシゴトの流れなど説明してもらい、
ざっと打ち合わせをして、夕方帰宅。

春キャベツと春雨を炒めて春の晩ご飯にして、
それから
ぼそぼそと明日の教案をつくる。
ああ
なんでまた、始めてしまったんかなあ。
と柔らかな後悔、のような、諦め、のような。
と、
母が、
「これはまだ半年しか過ぎてへんけど」と、
昨日の缶詰シリーズを開けて持ってきた。
パパイヤ、パイン、グアバを盛り込んだ
トロピカルミックス缶。
パインだけじゃないし、賞味期限も半年しか
過ぎてないし、これならええんちゃうかと
わたしも食べた。おいしかった。

教案は、まだ出来てません。

ぱいなつぷる

４月１０日（日）

そう、
いきなり
明日から未知の場へ出ることになってしまったので、
ぞわぞわと落ち着かない。

ぞわぞわしてたら、
母が、「これ、大丈夫かな」と、賞味期限１年前の
パイン缶を出してきた。押し入れの奥に発見したそう
である。
んーーー
多少の賞味期限通過など気にしないのだけど、
昔、何か香港映画で、賞味期限切れのパイン缶を食べて
声が出なくなった、という設定の金城武を見て以来、
パイナップルの缶詰にだけはナーバスなわたくし。
（まあ、賞味期限切れのパイン缶を目にする機会は
さほど無いと思うけど。）

んんーーーー
母は、ぢゃくぢゃくと缶切りを操り、シロップ漬け輪切りパイン
をタッパーに移し、１枚食べて、「大丈夫。おいしい」と言って
冷蔵庫に入れた。
わたしも、たぶん大丈夫だとは思う。
思うけど、見なかったことにする。

はなまつり

４月８日（金）

面接に行き、そして即刻、
決まった。
検討の間もなく、じゃヨロシクと任され、なんかもう
とりあえずやるしかないのであった。

うぇー強引、と汗ばんできたのだけど、話の途中で、
あ、そうそう今日花祭りやから。
と、マグカップで甘茶を出してくれたのが面白くて
負けてしまった。

付き添いのSGさんがファミマで待ってくれていて、
お釈迦様のようににこにこであった。
ああ。やっぱり花祭りやなあ。

ジュンク堂で担当授業の教科書を２冊、購入（ぴ～っ；；
出費～；；）したのち、カンテに寄り道。
シゴト決まった記念を、マサラチャイで祝ってもらう。
いやしかし、
もしひとりで行ってたら、こんな急展開、腰引けて
断ってたと思う。お釈迦様ありがとう・・・・

働きます。

一歩も外に出ず。

４月７日（木）

朝から暴風雨。
荒天に怯えていたら、先週履歴書を送った学校から
電話があって、明日、また面接に行くことになった。
模擬授業しなくてよい、ということで、ずいぶん
キモチがラク。

明日は天気も回復しそうだし、知らない街に行くって
いうのも心晴れやかになる。
で、
仕事決まったわけでもないのに、なんか楽しくて、
午後は、YouTubeでインド映画のダンスを観て
ーーーやっぱりヒンディー映画はしゅっとしてて良い。
トリヴァンドラムで映画館行ったけど・・・ま、
タミル映画もそれはそれでいいんだけど・・・んーー　
わたしはヒンディー映画のほうが好きーーー

インディアン・バイオリンを聴いて
ーーーこれ聴くと、バイオリンという楽器は
インド音楽のためにあるのだわ、と思えてくるーーー

などといううちに、一日が終わろうとしているけれど
たぶん
もうすぐ労働の日々は始まるから、許してもらお。

さくら

４月６日（水）

昨日、面接と模擬授業に行き、なんというか、
緊張を通り越して、もうどうでもいいです状態になり、
面接でへろへろし、模擬授業はばばばっと進めて
「以上です」
ってこちらのペースで終わらせた。
なんだかとても清々しい。
一回やってしまうと、すっきりする。
あれは練習だったことにする。

というわけで、
今日は心軽く、SGさんとすがすが散歩に出る。
梅田　→　中之島　→　科学館（ミュージアムショップが面白かった）
　→　堂島ジュンク堂　→　うちの近所の公園（桜さわさわ）

しかし
昼間の桜はうつくしいけど、
夕方、暗くなっても咲き誇ってるのを見ると、なんかね、
執念深いっていうか高圧的っていうか、エラそうにしてる
というか、ちょっと怖かったです、桜。

花よりパクチー

４月４日（月）

明日の模擬授業の、教案、のようなものをざかざかっと仕上げ、
何かこう、いまひとつ気持ちが乗らないので（そんなん言うてる
場合ちゃうけど）、ぺらりとほったらかしのまま、近所の公園
へ桜なんか眺めに行ったりする。

と、咲いてる咲いてる。たいへん華やかに咲いている。
雨が上がったばかりで人も少なく、とっても静か。
風が来ると、はらはらはらと散ったりもして、美しい。
歩道がしっとり、花びら道　になっているのも美しい。

うちに帰ると、どこにくっついてきたのか、
花びら２枚が、居た。

午後、読書。きのうのつづき。
そうそう、『辛酸なめ子の現代社会学』は、中も見ずに
買ってしまったのだけど、漫画だった。
文字だけのエッセイより、読むのに時間がかかる。
私は漫画が苦手です。


晩ごはんには、
茄子の素揚げにマサラ粉とパクチーをのせて喜ぶ。
パクチー。ひさしぶり。
インドでは両手で一掴みほどの束が10ルピーだった。
ああパクチー大好き。

日当たりのよい窓辺でパクチーを繁らせ、
バジルとかミントなんかも育てて、
あ、ミニトマトとナスも要るな・・・
と役立つ菜園を設えるのが、今のちょっとした夢
なのであった。合掌。

（とくに何もなし）

４月３日（日）

薄曇り。
たぶんいろんなところで、桜、きれいに咲いていることでしょう。

わたくしは、とくに何の予定もなく、はがきを一枚書き、履歴書を
もう一通送り、ほけほけと塔３月号など眺め、あと、読書、
辛酸なめ子『辛酸なめ子の現代社会学』（幻冬舎文庫）
川上弘美『なめらかで暑くて甘苦しくて』（新潮文庫）。

明後日、面接と模擬授業があるのだから、粛々と、準備でも
すればいいのに（何年も教えてないわけだし）、まったく、
教科書に触れもせず。


四月が始まっている。