おさびし日記

たのしい作文練習帳

醜いあし

2009-05-30 22:06:45 | Weblog
5月30日(土)

ちょっと前から、女子が、パンプスやサンダル着用時に履いている、あの、
へんてこなソックスのようなもの、あれ、あんなことでいいのだろうか。
元々は、スニーカーを素足で履いてるフリをするための姑息な下履きだった
気がするが、なんとなく変な方向に進化して、カラフルになりレースがつき、
いつのまにか、「見せ」てもいいもの、になったようである。
しかし、
どーーーーーーーーー見ても、みっともないとしか言いようがない、私には。

なんで、素敵なパンプス履いてるのに、わざわざ婆さんの靴下みたいなヤツを
見せるんだか。

まあでも、世間はそう感じないのだから仕方ないですわな。
S岡先生が遊びに来た時も、華麗なパンプスを脱いだらひらひらのついた
婆さん靴下が姿を現し、でも、若いS岡先生は、まるで平気な様子で、
玄関を上がり、婆さん靴下で部屋をすたすた歩いておられた。
ふ~ん。
私は絶対身につけたくありません!

パンプス履くなら、優雅なストッキングに合わせるべし。
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妄想

2009-05-28 22:59:23 | Weblog
5月28日(木)

バイト前にジュンク堂で読書している。
今日読み終えたのは、石毛直道先生の『石毛直道 食文化を語る』、
面白かったーーーー
それから、蛭川立『彼岸の時間』。これは、期待はずれ。理屈っぽいのは
いいんだけど、その理屈が古くさくて、なんか、しらけてしまうのであった。

それから、『lonely planet』の「Indonesia」と「Thailand」。
西アフリカ資金なんかいつ貯まるか分からないので、とにかくもう
近いうちにどこかに行きたいのである。もうもうもう限界なのである。
航空券が安く、2~3週間の設定ができ・乾季で・暑く・緑濃く・メシ安く、
旨く辛く・プリミティブな地。
そんなところがあるかどうか。
さて、行けるのか。
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在日インドレストラン

2009-05-26 22:35:48 | Weblog
5月26日(火)

ゴータマくんに招待されて、某インド料理店へ行ってきた。
「私ねー ビールが恋人よー 毎晩ビール飲んで、寝るのは朝6時よー。
グミちゃん、なるべく遅く来てー」
って、なんで私が昼夜逆転生活の酔っぱらいに合わせなあかんねん。
で、遅めのランチタイムで折り合いをつけた。

指定された店に行くと、素敵なインド青年が席に案内してくれて、ほどなく
ゴータマくん、登場。おおお 貫禄ついている。
ゴータマくんは、この店のオーナーで、他にも大阪に2店舗、高知にも3店舗
持っているそうである。いつのまに、そんな実業家に。

電話のテンション通りだったら、ついていくのが辛いなあと危惧していたが、
従業員の手前もあってか、じつに紳士的に対応してくれて、ほっとした。

しかし!
ゴータマくんは、勝手にナントカスペシャルナントカをヒンディー語で注文し、
運ばれてきたのは、巨大ナンが添えられた、立派なノンベジのターリーセットだった。
私が食べたいのは、こんなんではなく普通のインドメシである。私は肉は食えん!
しかも、ゴータマくん、自分はメニューにない、普通のダルカリーとライタと
ロティなんか作ってもらってる。え~~~ 私そっちのほうがいい~~~

全面的に拒否もできず、いただいてみたけれど、う~ん・・・壊滅的である。
甘い。こってりしている。それに、私、ナンは好きじゃないの。消化できないの。
ああ ご飯にさらさらの辛いカレー汁とサンバルがかかったインドメシが食べたい!
あつあつのパコラ食べたい! マサラプーリー食べたい!!

どうなんだ、インド人。
あんなに美味しい料理がいっぱいあるのに、何故、こんなのを出すんだろう。
日本人にはこんなもんでいいか、って思ってるのか、たまたまこの店の料理人がヘタなのか。

なんか、中途半端に不完全燃焼で、ものすごくストレスがたまってしまったのであった。
(けどご馳走してもらったのですから、きちんとお礼を言いました。)

ところで、再会にあたって、昨夜、知り合ったのはいつだったかと旅日記を探してみたら、
2002年だったことが判明した。バングラデシュを旅し、バンコクに戻ったところで出会い、
その後、私はインドネシアに向かっていた。はぁ そんな旅をしてたよなあ。また旅人に
戻りたいなあ。

さて、
7年ぶりに再会したゴータマくんは、「私まだ独身よー。グミちゃん結婚しましょう。
私バツイチもバツジューも関係ないねー」を連発した。有り難いことである。が、
年齢不詳のゴータマくん、自称の36歳にも見えるし、孫3人いると言われても
納得できる。ほんとに独身だかどうだか。
いずれにせよ、インド人のジョークには、ついてゆけない。

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ホージ

2009-05-25 22:43:00 | Weblog
5月24日(日)

父方の、祖父7回忌と祖母17回忌をまとめて法事。
親の兄妹家族がぱらぱらと集い、小学生2名含む17名が揃う。

お寺さんのあと、うちで食事を、と言い張る母を説き伏せ、
近くのお料理屋さんに行くことになったので安堵した。
不自由な体で大人数の宴の世話など無理である。ってゆーか
必然的に私の仕事になる。それは勘弁願いたい。

というわけで、11時、お寺さんがやって来た。
お坊さんの顔を見るなり、父が声を上げ、仏壇の抽斗をごそごそ大探しして
ようやくお焼香セットを見つけた。さて、読経が始まる。
いつも何かやらかす、いとこのトモちゃんは、また遅刻である。
と思っていたら、「チーン」の鐘と同時に「こんにちは~♪」と
入ってきた。ねらってたんか。しかも、着ているのはサイケ柄の
ひらひらスカート。羽織っていた黒いレースのストールにタグが
付いていて、一同、笑いをかみ殺す。
笑い収まると、今度は伯母の数珠がぷつんと切れて、畳に緑の玉が
ころころと散らばる。
お経は長く、小さい蝋燭の火が消えかけている。父がやにわに立ち上がり、
お坊さんの頭上でもそもそと蝋燭を取り替え、チャッカマンで点け直す。
また、みんな下を向いて噴き出す。
なんかもうずっと笑いっぱなしの読経だった。

しかしまあつつがなくお寺さんは終わり、さて食事。
予約していた店に行くと、聞いていた部屋と違う、広くて立派な座敷に案内された。
インフルエンザの影響で団体のキャンセルが何組かあり、部屋が空いたのだという。
で、ゆったりと、幕の内弁当などいただき、飲み組は、ひたすら飲む。

親の兄妹たちが皆、仲が良いというのはいいものだなぁ。
「大人になると、きょうだいっていいよ」と、よく友だちも言ってる。年をとれば
とるほど、“きょうだいっていい”と感じるんだろうなあ。
きょうだいのいない私は、どうなんだろうなあ。
なんとなく、寂しくなってしまった、法事の顛末であった。
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復旧

2009-05-21 23:27:10 | Weblog
5月21日(木)

また練習が途絶えてしまった。
またまたパソコンが、ふっつり繋がらなくなったのである。
愛しても愛しても、パソコンは私に心を開いてくれない。
もう諦める。

で、パソコン死んでる間に、田中真知『美しいをさがす旅にでよう』を
読んだ。ものすごぉぉぉくよかった。でようでよう旅にでよう。

それから、パソコン死んでる間に、バイト先の会社が引っ越して新しいビルに
出勤したが、初日、渡されていたセキュリティーカードが間違っていて、
フロアに入れなかった(笑)。
それにしても、引っ越し先はビルの17階で、大阪の全てが見渡せる、という
感じである。東京から来た社員さんが窓の外を眺めて「大阪って狭いですよね」と
言ってたけど、なるほど、東京に比べたら、そうかも。

そして、パソコン死んでる間に、安売り大盛りリンゴを見つけたので、買ってきて
ジャムを作った。
母が、苦手なヨーグルトを食べるのに苦労しているので(体に・骨に・腸に良いと
聞き、食べることにしたらしいが、わざわざ嫌いなモノ食べなくてもいいのに・・
と私は思う)、ちょっとでも食べやすくなればと。
私は、しかし、昔からジャムというのが好きじゃなく、給食のパンに付いてきた袋入りの
甘甘ジャムはいつも残していた。今は、マーマレードとリンゴジャムなら、まあ食べられ
るが、パンにつけるのはイヤで、ヨーグルトかアイスに混ぜるか、そのまま舐める。

そして、インフルエンザ騒動はますます大きくなってきた。
外出すると、人々のマスク装着率の高さに驚かされる。
ところで、昨日の夕刊に、突然の休校で若者たちはどうしてるのか、という記事が
載っていたが、メール1日150通とか、ゲーム三昧とか、暇で暇でたまらん、とか
そんな状態らしい。なんだかなあ、若者たち。本を読むとか、DVDを借りるとか、普段
できない趣味に没頭するとか、何か無いんか、若者たち。
メールとゲームしか知らないような、軟弱というかバカだから、へなちょこ新型ウイルス
なんかに簡単に感染するんじゃないのか。鍛えろ。

そして、今夜、パソコンが無事復旧したので、楽天の沖縄食品で
「チューブ入り練り唐辛子(大)」と、「スパム」と、「乾燥パパイヤ」
を注文しました。
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自信

2009-05-18 23:30:16 | Weblog
5月18日(月)

何なんですかね、インフルエンザ。
あれよあれよという間に広まり、もう、うちの近所まで来た。
それにしても、
アジア各国であんまり流行ってなさそうなのは何故?と思う。
もしかしたら、清潔強迫症みたいな地域以外では、別にどーってことない
風邪なんじゃないの?と思う。
私は昭和の子だし、旅暮らしでいろんな免疫をつけた気がするので、
ぜったい感染しないと思ってるんだけど、しかしまあ罹ったら周りに
迷惑をかけるので、一応、気をつけておかねばなりませんね。
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食材の心

2009-05-17 23:27:16 | Weblog
5月17日(日)

今日も雨。
うちから一歩も出ず。

先月ばったり会ったKMに続いて、この間は菩薩K村さんからハガキが届き、
そして旅男ATから久しぶりの旅の便り、と、このところ懐かしい人シリーズ
が活気づいている。で、今日は私から懐かしい人に連絡してみようと思い立ち、
ゴータマくんに電話してみることにした。果たして日本にいるのかどうか。
ゴータマくんはインド人である。5、6年前、バンコクで知り合った。
チャオプラヤ公園(そんな名前じゃないと思うけど、カオサン近くの、チャオプラヤ川
沿いの公園)で、日光浴をしていたら、声をかけられた。「あなた、にほんじん?
あ、やっぱりそうね。でも、こころがここにないね。こころは、とおいとこ」
いかにもインド人らしい声のかけ方である。
その時ゴータマくんは、何故か日本人の学生オカモトくんと二人でタイを旅行していて、
オカモトくんによると、「ゴータマさんは、すごいお金持ち」とのことだった。
インドと日本を行き来して、商売してるとか、なんとか。

なんか全然事情は分からないんだけど、どうも日本は大阪を拠点に仕事しているらしく、
帰国後、何度か電話があって、一度ゴハンの約束をしたのだが、センセイの採用面接が
急遽決まってドタキャンしてしまった。すまぬ。
あ、そういえば、その後一回、夜中に電話がかかり、寝ているところを起こされた私は
本気で怒って「こんな時間にかけるな!」とガチャ切りしたこともあった。すまぬすまぬ。

というわけで、久しぶりにかけてみたら、出た。「グミちゃーん ナマステー 久しぶりー 
カミサマ ありがと~」 以前と変わらぬハイテンションだった。どこにいるのか聞いたら、
「いつもグミちゃんのすぐ近くよ~ みぎ~ ひだり~ 見える~?」 まったくもって
相変わらずである。そして、今ちょうどオカモトくんと食事するところだと言うのだ。
「オカモトくん覚えてる? 久しぶりよ。同じ日にグミちゃんからも電話よ。やはり
わたしたちご縁があるのよ。カミサマ ありがと~」 ゴータマくんは喋り続けるが、
興奮で日本語が怪しくなってきたので、とりあえずまた連絡することにする。

懐かしい人シリーズ、つづく。のか?

さて、
フキの炒め煮。薄味に、美味しく出来た。
それから、
冷凍にしておいた鱈アラで、鱈汁。大根、にんじん、ごぼう、こんにゃく、しいたけ、
れんこん、ねぎ、薄揚げも入れて、麦味噌で焚く。いい香り。

ねぎが大束で使い切れないので、焼きねぎ味噌なんかを作ってみる。ご飯の友に、
きゅうりの友に、田楽に、使える。

昨日の残りの若竹煮も温め直す。わかめがとろけて、また違った美味しさに。

思うのだけど、食材と信頼関係が築けると、こちらが大したことをしなくても、
どうも料理の方で勝手に美味しくなってくれるようなのである。
不思議。でも、これ、ほんと。


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たけのこづくし

2009-05-17 23:09:16 | Weblog
5月16日(土)

雨。
雨の日に外に出るとろくなことがない。
こういう日はおとなしくうちにいるに越したことはない。
というわけで、
黙々とフキの処理。
茹でて灰汁抜きして、皮を剥く。

太めのものは明日料理することにし、細いのだけ濃いめに、
佃煮に焚いておく。
今日のメインは、昨日茹でておいたタケノコ。
先の方はタケノコご飯、真ん中は若竹煮、そして下の方は細切りにして
炒め物、なんとなく青椒肉絲風に、片栗粉をまぶした豚肉とピーマンと
一緒にオイスターソースで。
それともうひと味、残った細切りタケノコとショウガたっぷりを、
レッドカレー・ペーストで炒めて、タイっぽく。これ、めちゃくちゃ
ご飯がすすむ。

タケノコって、当然と言えば当然だけど、竹が生息する地域のそれぞれの
料理法で、どれも違った美味しさが楽しめるのである。
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春の名残

2009-05-16 13:12:37 | Weblog
5月15日(金)

バイトの会社が移転する。
梅田の一等地を離れ、一般的な、オフィス街へ。
不況で家賃が苦しくなったのか。ちょっと遠くなり、通勤時間も交通費も負担が
増えるけど、辞めさせられるわけではないので、まあよしとしましょう。
今晩から引っ越し作業が始まり、来週は、移転先へ出勤である。
セキュリティーがさらに厳しくなり、自分の仕事を始めるまでに、
いろんなゲートで3枚もカードをかざさなければならない。CIAか。


帰宅すると大鍋2つがぐらぐら煮立ち、タケノコが茹でられていた。新潟の親戚が
送ってくれた、タケノコと、フキと、ワカメ。
明日はフキの皮むきだ。美味しいものを食べるには手間がかかるのである・・・。
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北海

2009-05-16 12:33:32 | Weblog
5月14日(木)

めんどくさいけど、来週、法事である。
その粗供養を買いに、ぼちぼち動けるようになった母と阪急百貨店へ出かける。
小倉屋のおぼろ昆布詰め合わせ、と決めていたので買い物はすぐに済み、店内を
ぶらり歩いてみると、特設会場で北海道展をやっていて、北の国の乳製品やら
海の幸やら山の幸やらに関西人が群がっていた。会場の隅っこには衝立で仕切られた
お寿司屋さんまである。小樽の有名店の出張カウンターだそうである。ご苦労なこと
である。既に数人が並んで待っている。

私は食べ物屋に並ぶという行為が嫌である。なんか、浅ましいっていうか、意地汚い
っていうか、そうまでして食べたいか、と思ってしまう。並んでる人々は、列が長ければ
長いほどアホ面に見える。
が、
母は小樽寿司の衝立に吸い寄せられるように近づいてゆき、メニューを読んで「いやぁ
知らん魚いっぱいあるわぁ いやぁ丼にしとこかなぁ」と、すっかり食べる態勢に入って
いるではないか。そして、たしかに、お寿司、美味しそう・・・。
そうこうするうち、「今ならすぐにお座りいただけますぅー」とバイトのお姉ちゃんに促され、
「こんな特設会場で恥ずかしい、でもお寿司食べたい」というヂレンマに陥る暇もなくカウンターに着いていたのだった。

母は特選豪華盛りだかなんだか身も蓋もない名の丼モノを頼み、私は食べたいのだけ握って
もらう。好きなツブ貝、聞いたことのない八角、サメガレイ、そしてタコの白子。
どれも美味しかったです。合掌。
それにしても、ソイとか八角とか、ナントカエビとかなんちゃらエビとか、知らない
名前がいっぱい。「サメガレイって、鮫みたいにでかいんかなあ」などと母と話していると、
仏頂面で黙々と仕事していた若い大将が、「皮が鮫みたいにざらざらしてるんスよ。もう
そろそろ旬は終わりっス」と教えてくれた。八角は、切ったら断面が八角形なんだそうである。
へぇー。
で、お店は時々デパートや何かのイベントに呼ばれ、大将は日本各地で寿司を握っている
そうである。一日中仕事なので、観光は全然できないらしいけど。へぇー 大変そう。

私たちの隣には、年配のご婦人が一人、ニコニコしながら特選豪華丼をつつき、
その隣では妊婦さんがやっぱり一人で楽しそうにお寿司を頬ばっていた。うーん・・・
人をダイレクトに幸せにする仕事って良いなあ。
並んでまで食べたいか、などと毒づく我がを少々反省しつつ、衝立寿司屋を出たのでありました。
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心を入れ替え・・・

2009-05-07 23:17:47 | Weblog
5月7日(木)

昨夜、なかなか寝付けずごそごそと起き出して、なんとなく押入の天袋を開けてみたら、
ダンボールが でん とあり、中から大学時代のあれやこれやが出てきた。
卒業記念の銀のスプーンとか、出版祝いによその学科の先生から頂いたものすごいセンスの
七宝焼きのペン皿とか、古いフランス映画のパンフレットとか、演劇サークルのチラシとか。

が、ダンボールの主たる中身は、講義ノートだった。
どうやら好きな授業はきちんとノートに、どうでもいいのはルーズリーフで適当にまとめて
いたようである。
大師匠、川村先生の授業は、一般、特講、ゼミ、どれもものすごく熱心に勉強した形跡が
見て取れる。エッセイや短編作品を何度も書き直した原稿用紙や、レポートの下書きも
残してあった。
他の授業でも、自分が好きな先生にはすこぶる良い学生だったようである。

しかし、当時から、
気持ちの入らないものに関しては力の限り手を抜く私。
ルーズリーフ2枚に眠りながら書いたような文字が這いずり、3枚目に「ここから後期」と
這いずり、その後1枚の半分で終わっている。1年で紙2枚半しかメモ取ってへんのか。
5ページ目以降、スケッチブックと化しているノートもあった。
畠山先生のレポートが残っていたが、提出用表紙に記入する教授名のところ、畠山の「畠」の
字を間違えて、赤で直されていた。アホやん。

ま、アホはともかく、川村先生の講義ノートには、文章を書くとはどういことか、
というような内容が厳しくしかし分かりやすく残されていて、思わず正座したくなるような、
背筋が伸びるような気がした。
追い追い読み返して勉強し直したい。
寝付けなかったおかげで、いいもの見つけたと思う。
それにしても、
私が文章を書けるようになったのは、川村先生に出会ったからこそで、
先生がお元気なうちにご恩返しをしたいと思いながら、
思うばかりでいっこうにものを書かず、
なんとも不甲斐なく、情けなく、
・・・どうしたものか。


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休日が終わる。

2009-05-06 23:21:35 | Weblog
5月6日(水)

午前中、美容院で髪を少し切ってもらう。
長いお付き合いの美容師さんで、いつも映画や本の話ができ、楽しい。
ちょうど他のお客さんが途切れたので、「可愛くしたる」と言いながら、
ホットカーラーでくるくる縦ロールを作り、「セレブ・バージョン」などと
笑っている。客で遊ぶな!

セレブ頭のままスーパーに寄り、食材を見つくろう。
明日から仕事なので、おかずを計画的に作り置きしておかねば。

私は、朝昼は果物とパンを食べる程度だが、親は三食きっちり摂取派なので、
それを準備するのはなかなかの労働である。しかしまあ台所仕事は好きなので
苦にはならない。が、掃除と洗濯は必要最低限(以下)。

さて、今日は茄子。
母がマリネがいいと言うので、揚げて、タマネギとキノコ類を併せてマリネにする。
父は茄子を食わんので、豚肉とキャベツをオイスターソースで炒めてとろみをつけたヤツ
を用意する。
さらに、芽が出始めたジャガイモを何とかせねばならんので、大根の皮・ピーマンと一緒に
きんぴらにする。

これで夫がいれば「専業主婦」だが、同じ家事をしていても、独身だと
「無職のパラサイト」なのだろうか。名称なんて、まやかしである。
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謎の近況報告

2009-05-05 22:56:54 | Weblog
5月5日(火)

何年も音沙汰のなかったK村さんから唐突にハガキが来た。
写真付き印刷ハガキである。ベトナム、ハロン湾にてとあり、
本人が微笑んで写っている。が、本文の内容は、「盲腸が悪化して
腸閉塞になりました・・・無事退院して今は日本語ボランティアを
しています・・・」
だから何やっちゅーねん。
消印は、と見ると、料金別納郵便。この唐突な便りは、各地へ大量に
送られたと見受けられる。

K村さんとは10年ほど前にラオス語教室で知り合った。変わったヒトである。
お前に言われたないわと怒られそうだが、多分この人、怒るなんてことはないだろう。
穏やかな、仏様のようなヒトである。私立中学で国語の非常勤講師をしながら、趣味で
僧侶をやっていて、お盆とか、忙しい時だけ檀家回りのアルバイトをしていると言って
いた。奉仕好きで、いろんな奉仕活動をしていて、ラオス語を勉強するのも、ラオスで
ボランティアをするからとかどうとかだったはず。
危うく天真爛漫になりそうなところを、仏心にカバーされていて、なんとも、不思議な、
素っ頓狂な菩薩、という感じである。

よく、旅の話を興味深げに聞いてくれたので、旅先からこまめに絵はがきを送ったり
していて、ラオス語教室解散後も親交があったのだが、ある時からぷつんと音信が
途絶え、う~ん何か菩薩の逆鱗に触れること言ったかしら~ と気になりつつ、幾年月。
で、いきなりの近況報告。

記載されていたアドレスにメールをしてみると、すぐに返事が来た。
ハガキは新旧の知人160人に送り、私が最初の返信とのことだった。どうでもいいけどさ、別に。


それにしても、
豚インフルエンザって、どうなんだか。
私は、たぶん感染しないし、したらしたで、まあ仕方ないし。
けっきょく、わたしたち、みんな、ヤノマミ。
ヤノマミは“森で生まれ、森を食べ、森に食べられ・・・ただそれだけのためにそこにある”、
そこが森か、山か、都市か、村か・・・だけの違いで、みんないつかそこに食べられて還って
いくのよ。


母の知人が、鞆の浦のお土産、鯛飯の素を持ってきてくれたので、早速晩ご飯にいただいて
みる。
鯛1匹が真空パックになってて、具入りだし汁も付いている。お米を洗って、鯛と具汁を加え、
炊飯器のスイッチを入れるだけ。そして、炊きあがりは、なかなか美味しい鯛飯に仕上がって
いた。
あとは、湯豆腐をことこと焚き、ニンジンとオニオンスライスのゴマ和え、それから、
白菜と薄揚げの煮浸し。
母は今日もそろりそろりと食卓へ来るのがやっとの状態。「動かないで食べるばっかりで
体重増えるわ~」と、こぼしているが、まあ食欲があれば体力を維持できるだろうから、
しっかり食べてくれ。

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しんみり

2009-05-05 12:48:58 | Weblog
5月4日(月)

RCサクセションの“LP”ジャケットを並べて眺める。
うー カッコいい。そして哀しい。

母は先日から不調で、今朝は歩くこともできない。
うーー 哀しい。


久しぶりにDVD三昧。
しかし、
『アポカリプト』 ☆☆☆☆☆ 星ゼロ。なんだこれは。

『ヘアスプレー』 ★★★☆☆ この間、ミュージカルは目のやり場に困る、と
悪口言ったが、これはまあまあよかった。

『DISCO』 ★★★★★ エマニュエル・ベアールはやっぱり素敵。これからは
エマニュエル・ベアールとして生きてゆこう・・・。
そしてあの渋い労働組合長は誰だ。サミュエル・ル・ビアン。好きだ。他の
出演作品もぜひ観てみたい。

『亡国のイージス』 ★★★★☆ ご無沙汰しております阪本監督。
面白かった。阪本監督って、たぶん、男の人がすごく好き、なんじゃないかと
思う。で、監督に選ばれた男たちが、めちゃくちゃいい味を出す。
どの作品もストーリーはあんまり覚えてないけど、登場人物は強烈に印象的。
赤井英和、豊川悦二、大和武士、佐藤浩市・・・・


ブリあらのカマに塩をして後日焼くことにし、残りの部分で、ブリ大根を焚く。
こんにゃくとごぼうも一緒に焚く。完璧な出来で、まるで料亭である。料亭、
行ったことないけど。
あとは、もずくと胡瓜の酢の物と、キャベツと隠元のお浸し。
母は、夜には杖をついてそろりそろりと食卓まで来れるようになったが、
なんとも心細い足取りである。頑張れ。

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ベイベー・・・

2009-05-03 19:20:27 | Weblog
5月3日(日)

朝刊でキヨシロー死去を知り、倒れそうになった。


泣泣泣泣








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