おさびし日記

たのしい作文練習帳

おさびし十首ぐらい選 塔5月号①

2023-05-23 13:00:06 | Weblog
5月22日(月)

【おさびし十首ぐらい選 塔5月号①】

「よきかな」と微笑む河の神様のやう九ヶ月ぶりに会ふ父(岡本伸香)

 海見えてあれはあなたの言ふのとは違ふけれどもきらめいてゐる(白石瑞紀)

 借り物の体 借り物の感性 だからこれほど雪が冷たい(空岡邦昴)

 筆順を追いて「飛」の字は九画と確かめるとき整う心(小林文夫)

 そこだけが桜の木々に囲まれてぽっかり浮かんどる保育園(長谷川麟)

 ドクダミの葉っぱがあおう生い茂る祖母の他界を知らんこの庭(長谷川麟)

 雪沓に踏めば苦しむ雪のこゑしんしんと夜の団地にひびく(千葉優作)

 ひえびえと水道管をめぐらせて建つあかつきの集合住宅【ルビ:アパートメント】
                           (千葉優作)

 銀行に杖を忘れて引き返す母は確かに走りていたり(大木恵理子)

 うるみたる眼にゆふぐれはうつすらとねずみ色なり底知れぬいろ(河原篤子)

 二人とも足の小さな人だつた夕陽に向かふバスに乗りくる(新井蜜)

 埋み火がほのあたたかい雪の夜はけものみちより亡きひとも来て(澄田広枝)

 ②につづく予定
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筍尽くし

2023-05-11 13:51:58 | Weblog
5月10日(水)

先日、新潟の親戚から送られてきたという筍を
実家で分けてもらった。
傷まないうちに消費したいので工夫せねば。

繊維のきついものは摂取できない身になったので、
わたくしが食べられるのは、先の柔らかい部分だけ。
で、そこは筍ご飯にした。刻んだ先っぽと、刻んだお揚げ、
お酒と塩と醤油少々、昆布を1枚入れて炊く。

下の方は細かく切り、鰹節と醤油と砂糖で甘辛く佃煮にしておいた。

真ん中はマリーさんのおかずにする。
1回目は、トリと炊き合わせ。
2回目の昨日は練り物と炊いておでん風に。
無事に使い切ってほっとした。

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ぶりの塩焼き、パプリカのマリネ

2023-05-06 22:17:15 | Weblog
5月6日(土)

もう5月6日ってどういうこと。
しかも大きな地震があったりして、恐ろしすぎる。
本当に、忘れていたらドンと来るんだ、地震。
揺れた地域の皆さん、どうぞご無事でいらしてください。

季節が進んで雨の降り方も激しくなってきた。ああ
いやだ。怖い。最近風も強い。

でも、怯えていてもしょうがない。怖さを忘れるほど何かに
熱中したり、集中して楽しんでいればいいんちゃうの。と、
今日オステオパシーのE先生に言われた。やってみます。

帰りに、書店で
多和田葉子「白鶴亮翅」(朝日新聞出版)
出ていたので買う。
「文學界6月号」
「文字の大きなクロスワード」(父の)
も買う。重い。
重いけど、ダイコクで、メイバランス、マスク、消毒液、
大人のお尻ふき(父の)も買う。八百屋できゅうり5本入り
も買う。めちゃくちゃ重い。がんばって提げて帰る。

町田康「口語訳 古事記」(講談社)もあるんだ。
読む本が目白押しで嬉しい。

午後、買ったものを実家に届けようか迷ったけど
風強いし雨降りそうなのでやめとく。で、note書く。
そうして夕刻、晩ごはんの支度。

塩しておいた鰤を焼く。
ぶり大根のつもりだったけど、蒸し暑いから長く火を使いたく
ないし、最近缶詰の魚をよく食べるので、甘辛醤油味に飽きて
いる。なので、塩焼き。大根おろしたっぷり。
それから、
貰い物のパプリカを、腐らせないうちに消費したいので、
ざっくり刻んで多めのオリーブ油でしんなり炒め、
甘酢につけてマリネにする。美味しかった。
お味噌汁の具は、
煮干し、新玉ねぎ、アオサ。
マリーさんに冷奴。夏のおかずやねえ。

コンロの前では半袖に短パン。5月なのに。夏が怖い。
もう着るものないよ。

note、マリーさんも登場します。
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