フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

蒲団2

2009-11-30 10:07:49 | Weblog
田山花袋って面白いんだね。「蒲団」を読んでそう思った。というより明治の男たちが滑稽で頑固で洒落者で面白いのかもしれない。純粋さに陶酔しているオヤジが自分のちょっと素直じゃない恋心をもてあましながらもただただカッコつけてるさまなんて違った意味で笑ってしまう、特に、あの時代はロシア文学だったんだね。
それに旅に恐ろしく時間がかかるからそれはそれでまた一つの物語をかもしだすのだろうう。この時代の雰囲気に包まれていたら旅に出たくなった。それも鄙びた城下町。文庫を片手に汽車の旅。思いっきり古臭いのがいいな。皮で出来たトランクでも持ってさ。これとは別に旅の達人にはなりたいと思っている。つまり、いきたいと思ったときにふらりと行ける様な。そんな人に私はなりたい。・・・・か。
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