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フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

art scene

2016-02-12 08:32:16 | Weblog
小さなレストランの2階にある小さな美術館で開かれている西本百合さんの「空想庭園」という鉛筆画の展覧会に行ってきました。地元出身で大阪在住のイラストレーターなのかな。この美術館は前にも来たことがあるけどコンパクトで小さな作品の個展にはもってこいだ。僕もやるならここかなと密かに思っている。奥物部美術館、知ってるかな?物部はアウトドアで頻繁に来てる。役場の2階でビエンナーレの展覧会が開かれたりで面白い村だなと思ってるうちに奥物部美術館ができて高知大の先生やらの個展があったり楽しい展覧会がボツボツと開かれてるんだ。今回は西本さん。「まぁゆりちゃん元気やったかね」なんて村挙げて見に来てるような懐かしいやら温かいやらのギャラリーが多く見に来ていた展覧会でした。百合ちゃんはちょっと太めの可愛らしい若い女性でした。絵は描く人に似るというのに描かれているのはスレンダーな若者や少女でした10代の時は痩せてたのよと伝えたいのかな。ステッドラーはきっちりと描けるのでちょっと曖昧な三菱ユニを使ってますと教えてくれた。「美大の油絵科でしたけど油絵の匂いがダメで」と鉛筆画になった理由も説明してくれた。この人の鉛筆画を真似して描けと言われたらそこそこは描けるけど何にもない状態で描けと言われたら彼女にしか描けないでしょう。「絵はモチーフだ」と実感。シャープな線の中に曖昧さがあるユニの特徴を見事に表現していて硬質なタイプの絵に「おらが村の百合ちゃん」みたいな温かさがあって心に訴えてくる。エヴァンゲリオンの中に物部の森があるというのかな。なかなかいい「空想庭園」3月の11日くらいまでの開催だったっけ。一度訪れたらいいと思うよ。おすすめ。老人手帳忘れずにね。入場料が半額の100円になるから。
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