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フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

桜の木の下でラーメン

2014-04-03 07:43:10 | Weblog
山を越えて北に行くとまだまだ桜が楽しめた。

その中の1本の桜の木の下でラーメンを作りました。山のレストランの開店です。ここら辺でも土筆はほとんどスギナに変わってましたがイタドリはまだでした。何かラーメンの具になる雑草はないかと見回すと蓬の若葉が出てましたので少し摘んで仕上がりにいれました。蓬ラーメンの出来上がりです。

蓬と言えども平安の昔では立派な野菜。西洋ではハーブなのです。そういえば今雑草と呼ばれているもののほとんどは平安時代なら野菜といわれてましたからね。動物タンパクの摂取は少なくて栄養バランスには欠けていたかもしれないけど結構血液サラサラで体にいいもの食ってたんじゃないかな。それに少々の贅沢もしてたんじゃないかな。みんな羽生ユズルくんのような体形でしゃなりしゃなりと暮らしてたんじゃないかな。平安時代にはカキ氷もあったんだから。清少納言の「枕草子」にでてくる「かきひ」だったか「かけひ」だったか忘れたけど「カキ氷」のことだよ。さすがいちご密や白密、宇治はなかったけど「かずら密」というものをかけて食べてたらしい。日本人は自然には神様が宿るという宗教観だったから自然の恵みを大切にしてたんだね。その頃から冬に作った氷を保管する技術があったことに驚く。それをまたさらりと書いた清少納言にも驚くけど。蓬いりのらーめんを食いながら平安の昔を思うなんてなんと奥ゆかしいこと。
コメント
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