皆さんそうなんですが別に売りたくて水彩画展を開いてるのではないのです。みんな年寄りで悠々自適な老人ですから好きなものを描いてどうぞいかようにも見てくださいなんていってるのに過ぎないのですが絵ゆえにどうしても心に入り込むモノが多くてその人と波長が合うとまるで恋人に出会ったようにその人を虜にするらしい。そしてどうしても欲しいという方だけに絵を売るということに教室で決めているのです。価格も会の規定に従ってということが決まってます。それでも「わしゃ金なんかいらん」と叫ぶ85歳の爺さんもいたりして足並みが揃わないと教室の値打ちがなくなるということで最低ラインをみんなで決めました。自分の絵が売れるというのも痛し痒しでうれしい気持ちもありますが寂しい気持ちの方が大きくて子供を里子にだすといった心境でしょうか。それでも90点ある展示作品から自分の絵がピックアップされると「ヤッター」と思うわけでしてなかなか複雑なんです。今回の自分の作品は絵の先生方に評判がよかったものですから一般受けしないかなと思っていたのですが誰かの心を捉えて放さなかったのでしょう。欲しいと言う方が現れて熱心にいうものですから譲ることにしました。「私の死後に価値があがりますから鑑定団に出してくださいね」といらんことを言いながら。高知の人間は自虐的ですから自分の作品をあからさまに誉められないのです。まず売ろうと思ってないからかな。それでも売れました。エヘン。
goo blog お知らせ
最新記事
カテゴリー
- Weblog(6633)
最新コメント
- fennel/Point Blank
- まかろん/Point Blank
- fennel/Attenborough at 99
- ニセコのおぢ/Attenborough at 99
- fennel/le fils de Ringo Starr
- michi/le fils de Ringo Starr
- fennel/Japanese author Sayaka Murata
- fennel/Japanese author Sayaka Murata
- michi/Japanese author Sayaka Murata
- にのみや あきら/Japanese author Sayaka Murata
カレンダー
バックナンバー
ブックマーク
- goo
- 最初はgoo
- ゼロからはじめるフランス語
- 仏語独学で検定4級合格を目標に勉強中。
- 初心者フランス語奮闘記
- フランス語学習メモと学習奮闘記