うちの近所に長次郎の縁者がいて「僕がようにいちゅうと言われます」と吹聴している。どちらかというと兄貴の方が似てるように思う。弟は思いっきり軽い男だから長次郎も口から泡吹いて倒れるだろう。小さいときからぼくらは、「変態」といって軽んじていたからいまさら、どこのダレベエと言ってエバってもピンと来ないどころか滑稽である。その時、ふと龍馬が生涯の友と言い切った「三吉慎蔵」のことを思った。この人は長州の人で寺田屋で龍馬が幕吏に襲われた時、龍馬とともに獅子奮迅の活躍をして龍馬を守りきった男で知られている。歴史の表舞台にはこのとき以外出てこないからあまり詳しくは知られてないが、龍馬との心の交流は密で竜馬の書簡から持ち物まで三吉家は保管していた。明治何年かまで生きて73歳くらいでなくなったんじゃなかったかな。無駄口をたたかず、うかれずまじめ一徹のような人物だったと聞いているが、龍馬が本当に信用し生涯の友としたのは、この慎蔵だけでなかったのかと思えるほど龍馬は丁寧につきあっている、信義には信義というように。目の前で、自分の血を流してでも他者を救うという姿を見せられたものは、生涯忘れることはできなかっただろう。勿論、これだけではなかったかもしれないが友人選びの基準のようなものを示唆されているのだろうか。軽いめの男はやはり信用できないのであると。人の命を金で買う国もまたしかり。日本が、新しい基準を手に入れたとは、まだ聞いていない。
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