映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

デスノート Light up the NEW world

2020年12月07日 | 映画(た行)

前作のインパクトにはかなわない

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デスノート、前作から10年後に作られた、前作から10年後を舞台とした物語。

死神が6冊のデスノートをばらまきます。
かつて夜神総一郎が立ち上げたデスノート対策本部が再始動。
キラ事件に精通した三島(東出昌大)を始めとした特別チームのメンバーに、
Lの正当な後継者である私立探偵竜崎(池松壮亮)が加わります。
そして、死んだはずのキラからのメッセージが届く。
それはキラの後継と名乗る男・紫苑(菅田将暉)の仕業だった・・・。

この事態を収めるには6冊すべてのノートを集めなければなりません。
竜崎・三島側と紫苑側のノート争奪戦が繰り広げられます。

ノートが増え、死神の独特なキャラもまた幅を広げ、そして豪華な俳優陣・・・。
ということで、言うことなしのはずなのだけれど・・・。
どうも正直言ってパンチがたりません。
やはり前作の藤原竜也さんによる自信満々のキラと、
松山ケンイチさんによる変人Lの存在感があまりにも大きくて、
今、ここまでの豪華俳優の布陣を見ても、どうも小粒感が否めないのです。
本作、作らなくても良かったのでは・・・と思わざるを得ない。

私、ここに登場する竜崎は、あの、
スピンオフ版に出てきた少年が後継者として登場するべきだと思うのです。
知能指数かなり良さそうでしたし。
第一、あのときデスノート2冊は竜崎が焼却したはずなのです。
そこがつながっていない。
それから、竜崎の精子が残されていて・・・などという話は興ざめも甚だしい。
Lは、そんなことするキャラじゃありません!!

ザンネンデシタ・・・

 

<WOWOW視聴にて>

「デスノート Light up the NEW world」

2016年/日本/135分

監督:佐藤信介

原作:大場つぐみ、小畑健

出演:東出昌大、池松壮亮、菅田将暉、中村獅童(声)、戸田恵梨香

 

満足度★★.5