人骨

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二次空気供給装置(2)

2008年05月13日 | メンテナンス実演(VTR250)
はじめに、必要な部品数点を購入した。


ブリーザーチューブ(内径12)

ご覧の通りのもの。近所のセールで700円チョイで購入。リアキャリアに引き続き、これまたキジマ製だ。
何よりも「ノン・ノーマル」という禁止マーク入りのパッケージデザイン(意味不明)が素晴らしい。アブノーマルな私にぴったりではないか。
短くカットして使うのでかなり余ります。



ホースメクラ蓋

ホース穴に蓋をするだけ。これは代用品を探したのだがどうしてもめぼしいものが見つからず、やむを得ずアストロプロダクツで専用品を2000円ほどで買ってきたものだ。なぜそんなに高いのかというと、すんげーたくさん入っているからだ。わざわざこれだけのためにという感も無きにしも非ず…だが数週間がかりの修理時にホース穴を塞ぎたいケースも多々あるので、まあ良いかと納得することにした。



金魚ホース用ジョイント

私は金魚にはこれっぽっちも興味が無いのだが、ホームセンターのペットコーナーでおもむろにこれを購入してきた。真ん中に写っている黒いT字型のが、VTRの負圧ホースの分岐ジョイント。それぞれリアのインテーク負圧取り出しプラグ、ガソリンコック、そしてエアインジェクションへ繋がる。
今回はT字型三股を撤去し代わりに金魚用の単純コネクタを用いて分岐を廃止し、負圧プラグとガソリンコックを直結する。



前ヘッドカバー



後ヘッドカバー

前後それぞれのヘッドカバーのエアインジェクションの新気導入ホールを、このように封印する。ブリーザーホースを短く切り接続し、メクラプラグ(フタの方を使った)を差し込んで封とした。
取り付けにあたっては、見た目がチ●ポっぽくなるよう最大限努力した。カラフルなメクラプラグには特に赤色を選択することで、●ナ●ーのやり過ぎによる「打ち止め」をイメージし、ご覧のように洗練されたデザインとなった。




負圧分岐ジョイント

三つ股分岐を廃止し、「負圧取り出しプラグ」と「ガソリンコック」間のみの単純接続に改める。別にわざわざジョイントせずに一本長いホースを用意し直接プラグとコックを結べばそれでも良い。単にタンク下の手が届きやすい場所にジョイントがあった方が今後のメンテにも何かと便利そうだなと思い、こうしただけである。

これ以外に、写真は無いがエアクリーナーケースのホースジョイント箇所を1箇所潰している。
ブローバイホースは今回はそのまま繋ぐことにしたが、ここまで来たら大気汚染に徹そうということで、近いうちに余ったブリーザーホースを使い無意味に大気開放でもやろうかな…。



エアインジェクション装置一式

接続系統を全て封印しフリーとなった装置を一式取り外し捨てる。もちろん「燃えるゴミ」として。(嘘です)
エアインジェクションシステムの役割を一言で片付けるならば、排気ポートへフレッシュエアを運ぶことだ。よってシステムを撤去したことによる吸気系統への影響は無く、空燃比に変化をもたらすこともなければ、キャブセッティングも必要としないはずだ。
しかしこれはあくまで推測であり、実際に乗ってみるまで判らない。排ガスが汚い以外に何らの悪影響が無いとは、実際走行して試してみないことには断言できないのだ。
現段階では私にも効果は不明であるため、仮にどなたか私のフォロワーになろうという殊勝で奇特な方がいらっしゃっても、まだ真似をしないほうがよろしいでしょう。
私が自ら人身御供となるので、結果報告をお待ちください。遠からず本ウェブログにてご紹介いたします。



本体清浄中

ではいつ報告が出来るのかと言うと、一方のキャブレター本体はまだ作業終わらない状態である。
漬け置き時には、いつも漬ける容器の選定に悩まされたが、今回初めて、右に見えるペンキ用ブリキ容器(300円程度)を購入してこの中で漬けることにした。1個ずつしか入らないが、非常に良い感じであった。
写真は浸け置きが終わりポリバケツですすぎを行う時のもの。



バキュームスプリング

この写真はバキュームチャンバー内でピストンバルブを押さえるスプリング。
バラして気付いたのだが、1cm以上長さが違う。実は今回、前後のパーツをごちゃ混ぜで作業していたので(ジェットニードル以外は全部同じモノ)最初は「やべっ前後で長さが違ったのか?」と焦ったのですが、パーツリストを見たら同じ部品でした
つまり、理由はわかりませんが長さが狂っている。
何かあるといけないので、新品を2本頼むことにします。

(つづく)