英国王のスピーチ
2010年/イギリス=オーストラリア
笑顔を見せない理由
総合
100点
ストーリー
0点
キャスト
0点
演出
0点
ビジュアル
0点
音楽
0点
吃音症を患っているために人前に出て喋ることが苦手なヨーク公アルバート王子と、人前に出て喋ることが大好きなのであるが、若くないということでオーディションに落ちて舞台で話術を披露できないライオネル・ローグが、アルバート王子の吃音症を治すためにタッグを組んで、1939年9月の国内外のイギリス国民に対するラジオ演説の成功までが描かれている。
しかし評判とは違い、観終わった後に感動が残らないのは、やはりハリウッド映画ではなくイギリス映画ということで敢えてハッピーエンドにしていないからだと思う。
そもそも端から王位の就任に興味などなく、本来左利きだった自分の利き腕を無理やり右利きに矯正し、自分のX脚も矯正した父親のジョージ5世を嫌悪していたアルバート王子は自分の吃音症の原因になっているそのような父親の‘権力’を受け継ぎたくはなかったはずであり、ライオネル・ローグのもとを自ら訪ねることも不本意だったのである。
だからラストでローグの助けを得て吃音症を克服しながら演説したことも、本来ならば感動的なシーンなのであるが、演説内容が‘宣戦布告’であったためにジョージ6世に笑顔は見られない。自分の嫌いな典型的な権力者であるヒトラーの真似をするように上手く演説することでイギリス国民を‘強引に’戦場へ向かわせなければならなかったジョージ6世には立場上避けられなかったことではあっても内心忸怩たるものがあり、夫の真意を把握できない妻のエリザベス妃はライオネルと呼んでも、結局ジョージ6世は最後までローグを愛称で呼ばないのである。
岡田幹事長に怒声=神奈川県連パーティー―民主(時事通信) - goo ニュース
民主党の神奈川県連のパーティーで出席者たちが岡田克也幹事長に向かって激しい
ヤジを飛ばす気持ちは十分に理解できる。今のままでは絶対に選挙に勝てるわけがない
ことは火を見るよりも明らかだからだ。しかしそれらのヤジに対して岡田克也は驚くべき
ことに「誰が見てもできないことをいつまでもできるというのは、まさしく国民に対する
不正直だ」と、開き直って暴言を吐いている。“誰が見てもできないこと”をマニフェストに
掲げてしまった主導者の一人であるはずの岡田克也にこのようなことを言う資格など
ないはずである。それにマニフェストには複数の公約が掲げてあるはずなのだから、
その内の一つくらいは実行出来たという実績でも示せないのであるならば、民主党議員
は有権者に対して何もアピールできない。岡田克也は自分だけは選挙に負けないという
自信があるから地方議員たちの気持ちが理解できない。それが岡田克也の最近の態度
が尊大である原因なのである。