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MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

まんまと術中に陥る?

2011-02-22 00:10:44 | Weblog

大阪府警警部補、任意聴取での暴言認める 地裁初公判(朝日新聞) - goo ニュース

 テレビでICレコーダーで録音されたやり取りを聞いたが、あのように言われたらたとえ

やっていなくてもやっていると私ならば答えてしまいそうな剣幕だった。「お前の人生、

むちゃくちゃにしたるわ」と言った相手に無茶苦茶にされることになろうとは被告の

高橋和也は想像もしていなかったであろう。ところで気になることは高橋和也に任意で

取り調べて暴言を浴びせられた30代の会社員男性のことなのであるが、この男性が

結局、実際には遺失物横領をしたのかどうかが分からなくなってしまった。普段から

ICレコーダーを隠し持っているとなるとかなりの“やり手”であるはずなのだが、見事に

その男の術中に陥ってしまったという情けない結果になってしまったのである。


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『ザ・タウン』 80点

2011-02-22 00:08:51 | goo映画レビュー

ザ・タウン

2010年/アメリカ

ネタバレ

故郷の功罪

総合★★★★☆ 80

ストーリー ☆☆☆☆☆0点

キャスト ☆☆☆☆☆0点

演出 ☆☆☆☆☆0点

ビジュアル ☆☆☆☆☆0点

音楽 ☆☆☆☆☆0点

故郷(=ザ・タウン)を描く作品といえば大抵郷愁が描かれがちであるが、『ザ・タウン』ではそのベタなタイトルにも関わらず、‘反故郷’が描かれている。
 故郷のボストンのチャールズタウンで生まれ育ち、プロのアイスホッケー選手になる夢を断たれた主人公のダグ・マックレーはそのまま故郷で父親の後を継ぐように仲間と共に強盗犯になってしまう。このまま仲間内だけの人間関係を続けていたならば、自分の生き方に何の疑いもなくダグは犯罪を積み重ねていただろうが、彼に転機をもたらせたのは他所からチャールズタウンに移り住んでいるクレアだった。しかしクレアがダグに何かをしてくれたわけではない。ダグにとってクレアという‘異質’な存在そのものがダグの生活に微妙な変化をもたらし、やがて日常との齟齬が大きくなるにしたがってダグは新しい視点を手に入れることになり、最後は自分のそれまでの人生を支配していたファーガスと子分を殺害することで結果的にチャールズタウンを救うことになるのであるが、皮肉なことにダグは敢えてその罪を引き受けることで愛する故郷から出て行かなければならなくなる。ダグはチャールズタウンに対して‘異邦人’になることで初めて故郷を救済することができるというアイロニーとリリシズムが涙を誘う。


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