ジーン・ワルツ
2011年/日本
生かされない‘ワルツ’
総合
50点
ストーリー
0点
キャスト
0点
演出
0点
ビジュアル
0点
音楽
0点
この作品は‘医療ミステリー’という体裁で撮られているようなのだが、本当に‘ミステリー’であるのならば明らかに演出が間違っていると思う。クライマックスに嵐の中で‘ワルツ(3拍子)’のように3人の妊婦の陣痛が始まるドタバタ劇を挿入し、なおかつ主演に有能なコメディアンヌである菅野美穂を起用しているのであるならば、この作品はコメディとして撮られるべきだったのであろうから、冒頭に医療事故を入れてしまったところから間違っているのである。
主人公の曾根崎理恵が清川吾郎と一夜を共にして清川の精子を採取し、自分の卵子と共に顕微鏡下人工受精で自分の母親の山咲みどりに着床させてしまうという、本来‘ギャグ’であるはずのシーンがシリアスに描かれていることに違和感が拭えない。病を圧して出産の手助けをしようと現れる三枝茉莉亜の登場シーンもギャグとして撮った方が良かったはずなのだが、医師としての使命が滲み出てしまっていた。ラストで清川吾郎が部下を引き連れて大学病院の廊下を歩いていくシーンも『白い巨塔』のパロディであるはずなのだが、そのようには撮られていない(あそこで‘七三分け’でしょう?)。とにかく現在の産科医療の問題点をあれこれと論う余り、ユーモアを失っていて却って説得力を欠いてしまっている。だから私は一見すると一番浮いているように見える大杉漣のコミカルな演技こそが本来この作品に相応しいものだと思うのである。
何故か菅野美穂は映画作品では本来の実力を発揮できていないように見える。
方便発言、首相防戦「本当に問題だ」 衆院予算委(朝日新聞) - goo ニュース
16人離脱届「全く理解できない行動」 17日の首相(朝日新聞) - goo ニュース
内閣支持17.8%、民主政権で最低=不支持63.7%-時事世論調査(時事通信) - goo ニュース
確か去年の6月だったと思う。鳩山由紀夫が首相を辞任した時に「首相経験者が
影響力を行使しすぎてはいけない」として、次期衆議院選挙には出馬せず、今期限りで
政界を引退する方針を表明したはずであるのだが、この“暴言”はやっぱり確信犯では
なくて天然によるものなのだろう。過去の人はともかく今現在首相に就いている人が、
民主党の衆議院議員16人が民主党会派を離脱する事に関して「全く理解できない行動」
という一言で半笑いで終わらせてしまってはダメだと思う。彼らが離脱する理由は勿論
小沢一郎の処分に関することなわけだから、それを踏まえていることを理路整然と
述べながらどのように対処するのか自分の考えを披露しなければ、ただのバカにしか
見えないから、当然内閣支持率は最低にならざるを得ないのである。