ケンのブログ

日々の雑感や日記

すさまじい世の中の変革

2020年08月21日 | 日記
僕が定期購読してい全国紙の経済欄にみずほ銀行が来年から70歳未満の人が新規口座を作るときに通帳を希望する場合は1100円の手数料を徴収することになると書いてある。

えらいことになったなと思う。僕は若い頃から都市銀行の口座を中心にしてきたけれど、こういうデジタル化の波は都市銀行が先頭を切っているように思える。

都市銀行でデジタル通帳を勧められてそうしたことがある。しばらくはうまく行っていたけれど2016年ころにちょっと身体のバランスを崩したときに、パスワードを3回くらい打ち間違えて、口座を開けなくなってしまってから、怖くなってデジタル通帳をやめた。

星新一さんの何十年も前のショートショートに個人番号を思い出せないと馴染みの店でもお金をおろせない、買い物もできない、主人公は困り果ててしまうというような内容の物語があったけれど、星さんは確か東大の理系を出た作家なので将来こういう時代が来ることを予見しておられたのかもしれない。


何でもデジタルというのは僕は正直行って怖い。

例えば、漫画喫茶のようなところでも、電話はありませんとホームページに書いてある店がある。

そういうお店は、入店、退店から入会まで、全部自動のシステムで行うようになっている場合が多いように思う。

スタッフはお客がシステムを使いこなせないときにヘルプするという感じだ。

そんな店を利用してもし忘れ物などした時や困った時に電話もかけられない、忘れ物の問い合わせもネットのチャットでなどど言われると逆に不安になってしまって、自動化のあまりに進んだ店には、なるべく行かないようにしている。

ごく一部の事柄で、あえて自動システムのほうが気が楽だなと思ってそれを優先することもあるにはあるけれど。

しかし、通帳の過度のデジタル化はなんか怖いなと思う。 

もう、これからは都市銀行は個人の預金者というのはあまり相手にしてくれない時代になるのだろうか。

今、都市銀行と地方銀行を交互に訪れて、違いを肌で感じるように自分なりに努めているけれど、総じて個人客への対応は地方銀行のほうが親切であるように思える。

地方銀行でもデジタル化はかなり進んでいるけれど、進んだら進んだなりに地方銀行のほうが個人客には親切となんとなく僕には思える。

しかし、これだけデジタル化が進むとそれだけ人間の仕事も奪われるということになるだろうとそんなことも心配だ。

何日か前に、コンビニの大手が何社か協力してトラックなどの配送システムを効率化しようという話が出ていた。

これだけトラックの運転手の人手不足ということになると流れとしてはそうなのかなとおもいつつも、大手のコンビニ同士が手を結ぶということはそれが資本の独占化につながりはしないかと足りない頭で考えてしまう。

どこのお店に行っても、カード、カードと言われるけれど、あれも僕にはなんだか大手資本同士の客の取り合いに思えてきてしまう。

そして大手の資本の傘下に入らないと個人では商売ができなくなり、、、ということになっていくのかと考えが悪循環してしまう。

本当に昔に比べると個人商店も減ったなと思う。

昔は、薬局という感覚で個人商店が多かったように思うけれど、今はそんなものはほとんど見かけず、ドラッグストアばかりになってしまっている。

すさまじい世の中の変革のときだなと思う。

なにを考えてもなるようにしかならないのだろうけれど、まあ、なんとか生き残っていけるようにとそれを一番に願っている。

本当にコロナのことでもそして、今の時代のことでもなんとか落ち着くところに落ち着いてほしいという気持ちが強いこともまた事実だけれど。





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