朝ラジオを聞いていたら偶然、安倍前首相の言葉が聞こえてきて菅新総裁のことを「まさに、令和の時代にふさわしい総裁の誕生ではありませんか」と言っている部分だけが聞き取れた。
なんかその言い方が一生懸命心から言っているような語調で、前任の総理大臣からそんなふうに言ってもらえるなんて菅さんいいなあと思ったし。そういう心をこめた語調でそういうときに話ができるというのも安倍さんが長きに渡って総理大臣を勤めることができた大きな要因であると思った。
政治家は政策が一番大事と思うけれどやはり人柄もそれにおとらず大事だなあと思った。
岸部四郎さんが71歳でなくなったと出ている。僕が仮に71歳で死ぬとしたらあと13年かと自分の年齢と岸部さんの享年を見て、計算してしまった。
本当に自分自身もそれだけ歳をとってきているんだなと思う。
享年71と書いてなくなった僕の義理のおじ(母の姉の旦那さん)が「よく享年71歳と書く人がいますが、享年と言っている時点ですでに年齢を示しているわけでその意味で享年71が正しく、享年71歳は年と歳で二重表現になるのであれは本来誤った表現なんですよ」と言っていたことを思い出す。
そういう味わいのあるうんちく話をしてくれるおじだったなと思う。
普通、年寄のうんちく話は嫌われるというけれど、あのおじのうんちく話は面白かったなとしみじみと思い出す。
思い出が増えてくるということはその分やはり歳をとったということなのだろう。
もう秋だなあ。