貿易実務検定:新聞と移転価格税制
新聞で貿易や通関に関連する記事を見つけて
それを紹介しあって意見・情報を交換する
「新聞で貿易」勉強会というのを
少し前から行っているのですが、
4月からは、
通関士再々チャレンジ勉強会を入れてしまったので、
月1回の開催になりました。
このブログをご覧になっている貴方は、
毎日、新聞読んでますか?
学生さんだったら、8割程度
社会人でも、5割程度の人は
新聞を読んでいない、と思うのですが・・・
実は、私もこれから忙しいシーズンに入ると、
ほとんど新聞を読まなくなります。
それで、1ヵ月溜めると大変なので
1週間分の新聞を整理しました。
「1日1記事」を目安に切り抜きをします。
これは、量的な基準ですが、
分野の基準も作っておりまして、
通関士や貿易実務検定の講座のネタ
という視点で選んでいます。
でも、昔興味を持っていた分野にも
目が行ってしまって気が付いたら・・・
メンバーの皆さんは、
お仕事に関連した記事を選ばれることが多いですね。
お仕事をされてない場合は
興味のある業界、国、商品などを選ばれています。
さて、今朝、整理していて、
見つけた記事を1つ紹介しましょう。
高島屋 2億9500万円申告漏れ
大阪国税局指摘 9400万円追徴
チョット古い記事ですが、
4月4日(金曜日)の日経夕刊23面に
小さく載っていました。
高島屋によると
シンガポールの子会社から
商標使用料を徴収していなかった、という。
勘の鋭い人はピンときたかも知れませんね。
私も、眠い眼が冴えてきました;
例の「移転価格税制」の話ですね。
以前にもこのブログで書いた記憶があったので、
でも、直ぐには見つからなかったので、
google で調べたらありました。
2006年10月25日に書いてました。
貿易実務検定:移転価格税制と二重課税
学生と先生の会話形式でわかりやすい!
自分でも関心してしまいました。
(今の説明能力、当時より落ちてる・・・)
キーワードがわかると、読まなくても想像できます。
見出しからイメージすると、
高島屋が、通常は2億9500万円で販売する
商標使用料をシンガポールの子会社へ
無償供与したということです。
これを大阪国税局が税務調査で見つけて、
高島屋が、海外子会社に
2億9500万円の利益を移したとみなして、
その2億9500万円の申告漏れがある!
と指摘したのでしょう。
その指摘を受けて、
「渋々」修正申告をすることにしたのでしょう。
その割には、税額が大きいように思いませんか?
おそらく、
納税申告した納付すべき税額が少なかったので
過少申告加算税が課されたのでしょう。
なんてことを想像してから、
新聞記事を読むと楽しいですね。
ほぼそのような内容でした。
おそらく企業の担当の方は、
不服申立て、訴訟をしてでも
国税当局と争いたかったんじゃないかと思いますね。
でも、イメージを大切にする企業の場合は、
企業方針で早めに幕引きをしてしまったのかな・・
でも、良い事例なので、講義に使わせてもらますね。
新聞で貿易や通関に関連する記事を見つけて
それを紹介しあって意見・情報を交換する
「新聞で貿易」勉強会というのを
少し前から行っているのですが、
4月からは、
通関士再々チャレンジ勉強会を入れてしまったので、
月1回の開催になりました。
このブログをご覧になっている貴方は、
毎日、新聞読んでますか?
学生さんだったら、8割程度
社会人でも、5割程度の人は
新聞を読んでいない、と思うのですが・・・
実は、私もこれから忙しいシーズンに入ると、
ほとんど新聞を読まなくなります。
それで、1ヵ月溜めると大変なので
1週間分の新聞を整理しました。
「1日1記事」を目安に切り抜きをします。
これは、量的な基準ですが、
分野の基準も作っておりまして、
通関士や貿易実務検定の講座のネタ
という視点で選んでいます。
でも、昔興味を持っていた分野にも
目が行ってしまって気が付いたら・・・
メンバーの皆さんは、
お仕事に関連した記事を選ばれることが多いですね。
お仕事をされてない場合は
興味のある業界、国、商品などを選ばれています。
さて、今朝、整理していて、
見つけた記事を1つ紹介しましょう。
高島屋 2億9500万円申告漏れ
大阪国税局指摘 9400万円追徴
チョット古い記事ですが、
4月4日(金曜日)の日経夕刊23面に
小さく載っていました。
高島屋によると
シンガポールの子会社から
商標使用料を徴収していなかった、という。
勘の鋭い人はピンときたかも知れませんね。
私も、眠い眼が冴えてきました;
例の「移転価格税制」の話ですね。
以前にもこのブログで書いた記憶があったので、
でも、直ぐには見つからなかったので、
google で調べたらありました。
2006年10月25日に書いてました。
貿易実務検定:移転価格税制と二重課税
学生と先生の会話形式でわかりやすい!
自分でも関心してしまいました。
(今の説明能力、当時より落ちてる・・・)
キーワードがわかると、読まなくても想像できます。
見出しからイメージすると、
高島屋が、通常は2億9500万円で販売する
商標使用料をシンガポールの子会社へ
無償供与したということです。
これを大阪国税局が税務調査で見つけて、
高島屋が、海外子会社に
2億9500万円の利益を移したとみなして、
その2億9500万円の申告漏れがある!
と指摘したのでしょう。
その指摘を受けて、
「渋々」修正申告をすることにしたのでしょう。
その割には、税額が大きいように思いませんか?
おそらく、
納税申告した納付すべき税額が少なかったので
過少申告加算税が課されたのでしょう。
なんてことを想像してから、
新聞記事を読むと楽しいですね。
ほぼそのような内容でした。
おそらく企業の担当の方は、
不服申立て、訴訟をしてでも
国税当局と争いたかったんじゃないかと思いますね。
でも、イメージを大切にする企業の場合は、
企業方針で早めに幕引きをしてしまったのかな・・
でも、良い事例なので、講義に使わせてもらますね。
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