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「蟹工船」日本丸から、21世紀の小林多喜二への手紙。

小林多喜二を通じて、現代の反貧困と反戦の表象を考えるブログ。命日の2月20日前後には、秋田、小樽、中野、大阪などで集う。

2012小樽・多喜二国際シンポジウム (荻野 富士夫)

2010-12-10 22:12:21 | 各地多喜二祭情報
                                                 2010-12-10 11:09:40
小樽の荻野です。先日、大学の百周年の委員会で、正式にこのシンポジウム開催が百周年記念事業の一つに位置づけられました。

 詳しくは今後、大学のホーム・ページなどでもお知らせしますが、今のところ、下記のような内容を予定しています。

 2月20日の午後には墓前祭がおこなわれますが、その夜は「夕べ」の講演会はなく、21日の夜に開催の予定です。まだ、未定ですが、20日夜には、海外からのゲストも多くいらっしゃいますので、歓迎レセプションのようなことがおこなわれるかもしれません。
Takiji Sai, part one

 シンポジウム自体は、海外からの参加者10名程度、国内の研究者20名程度の研究発表を中心としたものになりますが、一般の方々にも聞いていただけるような会場を考えています。
 21日の講演会は、下記のほかに、全国の多喜二祭関係者の方々も一同に会する場にしたいと、小樽多喜二祭実行委員会のなかでは話し合っています。また、このことについては、みなさまにご相談したいと思います。

 なお、来年2011年2月20日は、墓前祭と、島村先生のご講演を中心とした「夕べ」の催しがおこなわれます。2012シンポのプレ・イベント的な意味あいもあります。来年も、再来年も、ぜひ小樽にお出でください。

2012小樽小林多喜二国際シンポジウ(案)
   主催 小樽商科大学(百周年記念事業)
 
2月21日(火) 第1日9時 開始
会場 小樽商大
開会式
第1分科会「多喜二文学の国際性」
午前 第1部「多喜二文学翻訳の可能性」 
(昼食)
午後 第2部「多喜二と国際プロレタリア文学運動」 
(休憩)
午後 第3部「多喜二の「反戦・平和・国際主義」をめぐって」 
夜 
シンポジウム記念講演会 マリン・ホールなど
ノーマ・フィールド(シカゴ大学教授) 「小林多喜二を21世紀に考える意味」(仮題)
海外からの参加者を中心としたパネル・ディスカッション
   
2月22日(水) 第2日  9時 開始  会場 小樽商大
午前 第2分科会「社会経済史的観点からみた多喜二文学」 
   (昼食)
午後 第3分科会「多喜二「ノート草稿」を読み解く」 
   (休憩)

総括討議 
小樽商大大学史料展示室・図書館(寄託多喜二旧蔵書)見学
夕食会(大学生協)

 2月23日(木) 第3日 3時終了予定
小樽市内多喜二関係地点のツアー ニセコ有島記念館・岩内木田金次郎記念館見学

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七沢温泉「福元館」の離れ復元完成披露会

2010-11-20 16:09:50 | 各地多喜二祭情報
 「蟹工船(かにこうせん)」などの小説で知られるプロレタリア文学作家・小林多喜二(1903~33年)が、亡くなる2年前にひそかに滞在していた厚木市の七沢温泉の宿「福元館」の離れが、復元された。治安維持法違反容疑で追われていた多喜二が同温泉のどこに潜伏していたかは、長年、不明だったが、10年前、多喜二の愛好家の調べで判明。愛好家らが傷んだ離れを修復するため募金活動などを行った。20日に七沢温泉の宿「福元館」の離れが、復元された。完成披露会が現地で行われる。

 福元館の5代目館主、古根村喜代子さん(83)から、多喜二が宿に滞在した事実を明かされたのは、小林文学の愛好家蠣崎(かきざき)澄子さん(66)=横浜市瀬谷区。

 「蟹工船」で非人間的な労働現場の実態などを著し、労働運動にも参加していた多喜二は小説「オルグ」を七沢温泉の宿にこもり執筆したという。

 蠣崎さんは、その宿を調べるため、一軒一軒、電話で問い合わせた。2000年に電話を受けた古根村さん。一瞬、沈黙の後、「多喜二さんを泊めたことが知れても、今の時代なら処罰されることはないだろうと思った瞬間、『はい、そうです』と答えた」という。

 蠣崎さんは福元館を訪れ、多喜二本人を知っていた古根村さんの義姉にも会った。多喜二が母屋の風呂場でブラームスの「折ればよかった」を歌っていたことなどを話してくれたという。

 昨年9月、蠣崎さんらが加わる「多喜二ゆかりの七沢を知らせ歴史と文学を広める会」(相原進会長)と治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟県本部が傷んだ離れを修復しようと、募金活動を開始。蠣崎さんは「想像を超える300万円以上が寄せられた。今の格差社会の中、多喜二の作品や生き方が共感を受けたのではないか」。古根村さんも「いい人を預かった」と話した。

 土台、外壁、屋根などが改修された宿の離れには、案内板を新設。室内には多喜二が使用していた火燵(こたつ)、机などを展示する。20日午後3時半からは離れを見学した後、完成祝賀会が開かれる。入浴、休憩も含め、参加費500円。問い合わせは、蠣崎さん電話090(6000)8877。

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本日の奈良での「多喜二と志賀直哉」文学講演会報告(御影)

2010-10-30 21:22:20 | 各地多喜二祭情報
本日の奈良での文学講演会、台風の接近で心配されましたが、

   約120名(演者・演奏者7名を除く)が参加され、ほぼ満席で

   無事終了いたしました。カレイドセステットによる多喜二ゆかりの

   楽曲演奏は大変な迫力で講演会を盛り上げて頂きました。

    島村先生の御講演も大変興味深いもので、多くの参加者が

   熱心にメモを取っておられました。

    ブログでのこれまでの皆さまのPR感謝申し上げます。


                  御影暢雄

未来さんのブログにも報告があります。
       ▼

http://f-mirai.at.webry.info/201010/article_21.html
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奈良キリスト教会会堂10/30「『蟹工船』小林多喜二と志賀直哉の交流を探る」講演予定内容

2010-10-20 08:39:44 | 各地多喜二祭情報
J. S. Bach BWV565 Toccata and Fugue D-minor

※画像は国指定文化財の奈良キリスト教会会堂


文学講演会  ~ 奈良市後援
「『蟹工船』小林多喜二と志賀直哉の交流を探る」
演者 島村 輝
(フェリス女学院大学文学部教授)

開催日時 2010年10月30日(土) 午後2時 
          (開場午後1時30分)

前売参加協力券   1000円 
       ~会場の定員が150名の為、前売参加協力券
完売の場合は入場制限を御了解下さい。

場所 日本聖公会奈良基督教会シオンホール
~奈良市登大路町45  当日受付:東向商店街側正門


☆☆☆ 奈良講演の内容(予定) (島村 輝) ☆☆☆
2010-10-20 00:25:56
いやぁ、素晴らしい響きのオルガンですね。
フェリスのチャペルで話したこともあるのですが、教会はまた独特の雰囲気があります。楽しみです。

当日の講演の内容、予定ですが以下のように考えています。
フェリス女学院大学のぼくのゼミの学生10人も参加させていただきます。よろしくお願いします。


/////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

はじめに--志賀と多喜二

1、志賀と多喜二の交流--師弟として・友人として

2、志賀文学の「社会性」--「小僧の神様」に隠されたもの

3、多喜二が志賀から学んだもの--「蟹工船」の構造

4、本質を見抜く力--「主人持ちの文学」批判の本当の意味

おわりに--歴史と社会の交点に浮かび上がる文学の力

/////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
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足立・多喜二祭に参加して (I!NAMI)

2010-10-19 20:16:43 | 各地多喜二祭情報
足立・多喜二祭に参加して (I!NAMI)
2010-10-19 20:13:49

多喜二奪還事件。何回聞いても新事実の発掘があり感動を新たにします。

事実に即し、資料を屈指しながらたんたんと話す長谷田さん。あわてて逃げた警官が溝に落ちてびしょぬれ。と次の講演者藤田さんが補足して会場に笑い。

藤田さんは主に多喜二の反戦運動と現憲法とのつながりについて話ました。

お二人の自分の立ち位置のはっきりした話し方がきびしい時代だからこそ今、日本中の「多喜二」の出番なのだという熱いメッセージをよく伝えていました。



★★I!NAMIさん 投稿ありがとうございます★★
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文学講演会(奈良市後援)「『蟹工船』小林多喜二と志賀直哉の交流を探る」

2010-10-17 23:52:31 | 各地多喜二祭情報
文学講演会  ~ 奈良市後援
「『蟹工船』小林多喜二と志賀直哉の交流を探る」
演者 島村 輝
(フェリス女学院大学文学部教授)

開催日時 2010年10月30日(土) 午後2時 
          (開場午後1時30分)

前売参加協力券   1000円 
       ~会場の定員が150名の為、前売参加協力券
完売の場合は入場制限を御了解下さい。

場所 日本聖公会奈良基督教会シオンホール
~奈良市登大路町45  当日受付:東向商店街側正門
(特別プログラム)
木管六重奏  カレイドセステット(若手女性演奏家グループ)

*同日午前10時30分より志賀直哉邸見学会も企画。入館料、各自負担。
  志賀直哉邸高畑サロンにて、島村輝先生の解説をお聞き下さい。

☆★ 志賀直哉邸の見学について (神崎晶二) ☆★ 
2010-10-18 19:51:30
 志賀直哉邸に直接行かれる方以外は、
当日10時AM近鉄奈良駅奈良交通①番バス乗り場に集合と致します(近鉄奈良駅は地下となっていますがNO.1の出入り口をお上がり下さい。出たところを左に折れて歩道を歩き、賃貸住宅サービスという会社の前が奈良交通①番バス停です。
 市内循環バスに乗車し、破石(わりいし、高畑の一つ手前のバス停)にて下車します。
 志賀直哉邸では貸切ではないので、一般の見学者もこられています。高畑サロン(志賀邸一階の応接間)にて、島村先生が解説されます。
 志賀直哉邸は昨年改修工事が終わり、二階の多喜二が泊まった部屋も見学できます。以前は無かったお風呂場や小部屋も再現されていて興味深いです。
 志賀直哉邸から午後の会場・奈良基督教会までは徒歩で25分位です。市内循環バスで近鉄奈良駅まで戻り、東向商店街を通って行く方法であれば、15分弱位です。正倉院展も行なわれているので、当日は朝から人出が多いと予想されます。



☆★ ☆★ ☆★ ☆★ ☆★ ☆★ ☆★ ☆★ ☆★ ☆★ ☆★ ☆★ ☆★ ☆★ 

1931年11月初旬、小林多喜二は奈良市上高畑の志賀直哉を訪ねました。小林多喜二と志賀直哉には、どのような交流があったのか、奈良に住む我々は非常に深い関心を抱く次第です。この度、79年前の出来事を探るべく、上記の講演会&演奏を企画しております。是非ご参加ください。

☆★ ☆★ ☆★ ☆★ ☆★ ☆★ ☆★ ☆★ ☆★ ☆★ ☆★ ☆★ ☆★ ☆★

主催
島村輝講演「『蟹工船』小林多喜二と志賀直哉の交流を探る」開催実行委員会
発起人 日本民主主義文学会 奈良支部
福田かじ郎 辻本ひで子 草薙秀一 行正真生子 御影暢雄
メール shoujikanzaki@hotmail.co.jp
 後援   奈良市
 
( 島村輝 略歴 )
1957年東京生まれ。東京大学文学部卒業・同大学大学院博士課程単位取得退学。
現在フェリス女学院大学文学部教授。
専門領域は日本近現代文学、芸術表象論。
「逗子・葉山九条の会」事務局長。
主要業績に『読むための理論』(共著 世織書房 1991年)、
『臨界の近代日本文学』(単著 世織書房 1999年)、
『「文学」としての小林多喜二』(共編共著 2006年 至文堂)、
マンガ『蟹工船』解説者。

( カレイドセステット Caleido Sestet )
カレイドは「万華鏡」、 セステットは「六重奏」を意味します。
奈良を中心に関西各地で幅広く活動する、若手女性木管楽器演奏グループ。
本年5月の秋篠音楽堂室内演奏フェスタにも出演。
10月30日には、ブラームス「折れば良かった」 、チャイコフスキー「アンダンテ・カンタービレ」、日本の童謡メドレー等の演奏を予定しています。

フルート    井岡郁子         ホルン    塚本真衣
オーボエ   山室憂里子        ファゴット  川畑香織
クラリネット  吉良香名子        ピアノ    福山 薫



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小林多喜二さん、誕生日おめでとう!! 107歳です!!

2010-10-13 07:31:13 | 各地多喜二祭情報
seinen_takijisai_2006.wmv


2006年10月14日、代々木で開催の「青年多喜二祭」。

第一部は Kei Sugar コンサート。
曲目は、「多喜二レクイエム」、「勇気一つを友にして」、「千の風」など。

第二部は、シンポジウム。
池田博穂・映画「時代を撃て・多喜二」監督
浅尾大輔・作家
北村隆志・文芸評論家
小山国治・大阪多喜二祭実行委員。
飛び入り参加、島村輝・多喜二研究家。

もう4年前のことです。
関係の人々も「青年」ではなくなりましたね。


こんどやるとしたら

「団塊の世代の多喜二祭」というのも、いいかもねっ。
できるかな?





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10/30 奈良 多喜二と志賀直哉文学講演会案内

2010-10-01 21:20:53 | 各地多喜二祭情報
文学講演会「『蟹工船』小林多喜二と志賀直哉の交流を探る」

講 師=島村 輝(フェリス女学院大学文学部教授)

開催日時= 2010年10月30日(土) 午後2時 (開場午後1時30分)

前売参加協力券=1000円        

~会場の定員が150名の為、前売参加協力券完売の場合は入場制限を御了解下さい。

場 所=日本聖公会奈良基督教会シオンホール~奈良市登大路町45  

当日受付=東向商店街側正門



(特別プログラム)木管六重奏  カレイドセステット(若手女性演奏家グループ)

( カレイドセステット Caleido Sestet )カレイドは「万華鏡」、 セステットは「六重奏」を意味します。奈良を中心に関西各地で幅広く活動する、若手女性木管楽器演奏グループ。本年5月の秋篠音楽堂室内演奏フェスタにも出演。

10月30日には、ブラームス「折れば良かった」 、チャイコフスキー「アンダンテ・カンタービレ」、日本の童謡メドレー等の演奏を予定しています。

フルート    井岡郁子         

ホルン    佐藤友貴

オーボエ   山室憂里子        

ファゴット  川畑香織

クラリネット  吉良香名子        

ピアノ    福山 薫

*同日午前10時30分より志賀直哉邸見学会も企画。

入館料、各自負担。  

志賀直哉邸白樺サロンにて、島村輝先生の解説をお聞き下さい。

1931年11月初旬、小林多喜二は奈良市上高畑の志賀直哉を訪ねました。小林多喜二と志賀直哉には、どのような交流があったのか、奈良に住む我々は非常に深い関心を抱く次第です。この度、79年前の出来事を探るべく、上記の講演会&演奏を企画しております。是非ご参加ください。



主 催=島村輝講演「『蟹工船』小林多喜二と志賀直哉の交流を探る」実行委員会



発 起 人=日本民主主義文学会 奈良支部(福田かじ郎 辻本ひで子 草薙秀一 行正真生子 御影暢雄)

連 絡 先=メールアドレス shoujikanzaki@hotmail.co.jp

( 島村輝 略歴 )

1957年東京生まれ。東京大学文学部卒業・同大学大学院博士課程単位取得退学。現在フェリス女学院大学文学部教授。専門領域は日本近現代文学、芸術表象論。「逗子・葉山九条の会」事務局長。主要業績に『読むための理論』(共著 世織書房 1991年)、『臨界の近代日本文学』(単著 世織書房 1999年)、『「文学」としての小林多喜二』(共編共著 2006年 至文堂)、マンガ『蟹工船』解説者。
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<ビデオ>群馬・多喜二奪還事件の概要と研究報告のポイント

2010-09-23 23:09:57 | 各地多喜二祭情報
多喜二奪還事件の概要と研究報告のポイント


「第3回伊勢崎・多喜二祭」における長谷田事務局長の報告。約10分です。
多喜二奪還事件­の概要とプレ行事の研究報告のポイントを説明しています。
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『奈良民報』9/26 行正真生子氏の寄稿

2010-09-23 22:47:20 | 各地多喜二祭情報
文学講演会「『蟹工船』小林多喜二と志賀直哉の交流を探る」

講 師=島村 輝(フェリス女学院大学文学部教授)

開催日時= 2010年10月30日(土) 午後2時 (開場午後1時30分)

前売参加協力券=1000円        

~会場の定員が150名の為、前売参加協力券完売の場合は入場制限を御了解下さい。

場 所=日本聖公会奈良基督教会シオンホール~奈良市登大路町45  

当日受付=東向商店街側正門



(特別プログラム)木管六重奏  カレイドセステット(若手女性演奏家グループ)

( カレイドセステット Caleido Sestet )カレイドは「万華鏡」、 セステットは「六重奏」を意味します。奈良を中心に関西各地で幅広く活動する、若手女性木管楽器演奏グループ。本年5月の秋篠音楽堂室内演奏フェスタにも出演。

10月30日には、ブラームス「折れば良かった」 、チャイコフスキー「アンダンテ・カンタービレ」、日本の童謡メドレー等の演奏を予定しています。

フルート    井岡郁子         

ホルン    佐藤友貴

オーボエ   山室憂里子        

ファゴット  川畑香織

クラリネット  吉良香名子        

ピアノ    福山 薫

*同日午前10時30分より志賀直哉邸見学会も企画。

入館料、各自負担。  

志賀直哉邸白樺サロンにて、島村輝先生の解説をお聞き下さい。

1931年11月初旬、小林多喜二は奈良市上高畑の志賀直哉を訪ねました。小林多喜二と志賀直哉には、どのような交流があったのか、奈良に住む我々は非常に深い関心を抱く次第です。この度、79年前の出来事を探るべく、上記の講演会&演奏を企画しております。是非ご参加ください。



主 催=島村輝講演「『蟹工船』小林多喜二と志賀直哉の交流を探る」実行委員会



発 起 人=日本民主主義文学会 奈良支部(福田かじ郎 辻本ひで子 草薙秀一 行正真生子 御影暢雄)

連 絡 先=神崎晶二 奈良県生駒郡三郷町夕陽ヶ丘1-8

TEL&FAX 0745-73-8834    

携帯電話・090 3612 8001

メールアドレス shoujikanzaki@hotmail.co.jp

( 島村輝 略歴 )

1957年東京生まれ。東京大学文学部卒業・同大学大学院博士課程単位取得退学。現在フェリス女学院大学文学部教授。専門領域は日本近現代文学、芸術表象論。「逗子・葉山九条の会」事務局長。主要業績に『読むための理論』(共著 世織書房 1991年)、『臨界の近代日本文学』(単著 世織書房 1999年)、『「文学」としての小林多喜二』(共編共著 2006年 至文堂)、マンガ『蟹工船』解説者。
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文学講演会「『蟹工船』小林多喜二と志賀直哉の交流を探る」(奈良 10/30)

2010-09-20 08:31:58 | 各地多喜二祭情報

文学講演会「『蟹工船』小林多喜二と志賀直哉の交流を探る」

講      師=島村 輝(フェリス女学院大学文学部教授)

開催日時= 2010年10月30日(土) 午後2時 (開場午後1時30分)

前売参加協力券=1000円        

~会場の定員が150名の為、前売参加協力券完売の場合は入場制限を御了解下さい。

場      所=日本聖公会奈良基督教会シオンホール~奈良市登大路町45  

当日受付=東向商店街側正門

 

(特別プログラム)木管六重奏  カレイドセステット(若手女性演奏家グループ)

( カレイドセステット Caleido Sestet )カレイドは「万華鏡」、 セステットは「六重奏」を意味します。奈良を中心に関西各地で幅広く活動する、若手女性木管楽器演奏グループ。本年5月の秋篠音楽堂室内演奏フェスタにも出演。

10月30日には、ブラームス「折れば良かった」 、チャイコフスキー「アンダンテ・カンタービレ」、日本の童謡メドレー等の演奏を予定しています。

フルート    井岡郁子         

ホルン    佐藤友貴

オーボエ   山室憂里子        

ファゴット  川畑香織

クラリネット  吉良香名子        

ピアノ    福山 薫

*同日午前10時30分より志賀直哉邸見学会も企画。

入館料、各自負担。  

志賀直哉邸白樺サロンにて、島村輝先生の解説をお聞き下さい。

 1931年11月初旬、小林多喜二は奈良市上高畑の志賀直哉を訪ねました。小林多喜二と志賀直哉には、どのような交流があったのか、奈良に住む我々は非常に深い関心を抱く次第です。この度、79年前の出来事を探るべく、上記の講演会&演奏を企画しております。是非ご参加ください。

 

主      催=島村輝講演「『蟹工船』小林多喜二と志賀直哉の交流を探る」実行委員会

 

発 起 人=日本民主主義文学会 奈良支部(福田かじ郎 辻本ひで子 草薙秀一 行正真生子 御影暢雄)

連 絡 先=            メールアドレス shoujikanzaki@hotmail.co.jp

 ( 島村輝 略歴 )

 1957年東京生まれ。東京大学文学部卒業・同大学大学院博士課程単位取得退学。現在フェリス女学院大学文学部教授。専門領域は日本近現代文学、芸術表象論。「逗子・葉山九条の会」事務局長。主要業績に『読むための理論』(共著 世織書房 1991年)、『臨界の近代日本文学』(単著 世織書房 1999年)、『「文学」としての小林多喜二』(共編共著 2006年 至文堂)、マンガ『蟹工船』解説者。

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10/17 第5回あだち多喜二のつどいのご案内

2010-09-20 08:31:15 | 各地多喜二祭情報
 

小林多喜二生誕107周年・没後77周年のつどいが開かれます。

10月17日(日) 竹ノ塚センターで午後1時より開催されます。

企画内容は
■合唱 足立ピースフラワー合唱団
     組曲 「蟹工船」 詩・門倉聡/曲 丸山征四郎
     多喜二へのレクイエム 詩/曲 kEI sUGAR

■講演1 伊勢崎・多喜二奪還事件
    講演 長谷田 直之氏/伊勢崎・多喜二祭実行委員会事務局長

■講演2 反戦活動に先駆する多喜二 
     講演 藤田廣登氏 ※当日 講演内容と関連のパネルを展示
■資料代 1000円

伊勢崎事件って知ってますか?

治安維持法下の珍事 多喜二を釈放しろと伊勢崎署を包囲した民衆の怒りの声。警官たちは逃げ出した。警察署は空っぽ 小林多喜二は釈放されました。
この事件を作家、脚本家の村山知義さんが語っておりましたので講演のネタばれにならない程度で紹介します。



一九三一年の春か秋だったろう。左翼劇場の芝居を前橋、高崎地方へ持っていくことになり、朝、一同上野駅から立った。

芝居の幕開き前に講演する筈の多喜二と中野重治も同行した。ところが上野を出て暫くすると、或る駅から主催者の農民組合の人が乗り込んで来て、前橋の駅には警官が出ていて全員逮捕する手筈になっているから、途中でおりてくれ、という。

途中の或る駅でおりて、組合員の可成り大きな農家に行き、仕方ないからそこで芝居をやる、ということになり、組合員を召集し初めたところへ、早くも察知した警官隊が襲ってきて、全員つかまえられてしまい、劇団員はそのまま上野へ追い返されたが、小林(多喜二)、中野(重治)と私は前橋につれていかれ、警察の留置場へほうり込まれた。


当時の伊勢崎署(1931年)

コンクリートの地下室に丸太で囲んだ、猿の檻のような所だ。既に夕方である。

多喜二は一刻も黙っていない。

「署長を出せ!何で俺たちをこんな所に入れた?」
「署長はもう官舎へ帰った。」と巡査がいう。
「それなら官舎へ行って連れて来い。そんな無責任なことがあるか?」
と、多喜二は丸太を叩き、床を踏み鳴らし、あばれる。中野と私もやるが、到底多喜二には及ばない。とうとう、一時間あまりで、巡査も持てあまして、署長に相談して、私たちを釈放してしまった。


▲文芸講演会会場の「共栄館」の全景です。

丸一酒店所蔵の貴重な写真だそうです。

あだち多喜二のつどいを企画した事務局は

足立区西伊興3-10-4 嶋 圭さんです。
連絡先は03-3897-2565 

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10/30 奈良・多喜二と志賀直哉文学講演会紹介『奈良民報』(9/18)

2010-09-18 16:18:14 | 各地多喜二祭情報
10/30に奈で開催される「多喜二と志賀直哉文学講演会」の紹介が『奈良民報』(9/18)に掲載されたとの知らせを、御影さんから受けましたのでご紹介いたします。
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10/30 島村輝氏「小林多喜二と志賀直哉」文学講演会案内『奈良民報』9月12日

2010-09-12 11:09:25 | 各地多喜二祭情報
島村輝・フェリス女学院大学教授を講師に、小林多喜二が191年11月に奈良・上高畑の志賀直哉を訪ねたことを記念する文学講演会が10月30日に開催される。

『奈良民報』9月12日に案内記事と、御影暢雄さんの寄稿が掲載されたので紹介します。
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9/5 伊勢崎開催記事

2010-09-07 19:15:10 | 各地多喜二祭情報
多喜二の実像に迫る
小林多喜二について講演する島村教授
 第3回伊勢崎・多喜二祭の記念講演会が5日、伊勢崎市文化会館で開かれ、プロレタリア作家、小林多喜二(1903~33年)を研究するフェリス女学院大の島村輝教授が「小林多喜二と井上ひさし『組曲虐殺』をつなぐもの」と題して語った。会場には約150人が訪れ、井上さんの遺作戯曲「組曲虐殺」に描かれた多喜二の実像について学んだ。

 同祭は、多喜二が31年9月6日、文芸講演会の講師として訪れた伊勢崎市内で警察に拘束され、民衆の抗議で釈放された「多喜二奪還事件」を明らかにして伝えていこうと、代表作「蟹(かに)工船」がブームとなった2年前から始まった。

 多喜二は講演会の前に、旧茂呂村(現伊勢崎市北千木町)の菊池敏清宅に立ち寄り、そこでの茶話会が無届け集会とみなされ、他の講師陣らとともに捕まったという。

 島村教授は、多喜二の人間像の再評価について言及。晩年の作品「党生活者」など紹介しながら、「多喜二は政治目的の実行のためには、身近な人の犠牲をはばからない人間性の持ち主とみられてきたが、井上はそう考えず、映画や音楽を愛し、食べ物にも困る人がいる社会の矛盾を自覚して、最終的には特高刑事をも感化した人間性を、『組曲虐殺』で描き出した」と紹介した。

 講演に先立って菊池宅の見学会も行われ、約50人が茶話会が開かれた部屋などを見て回った。
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