「蟹工船」日本丸から、21世紀の小林多喜二への手紙。

小林多喜二を通じて、現代の反貧困と反戦の表象を考えるブログ。命日の2月20日前後には、秋田、小樽、中野、大阪などで集う。

今井正監督映画「小林多喜二」DVD7月発売

2018-04-01 23:52:57 | 多喜二関係映画・演劇・書籍・DVD情報
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発売予定日は2018年7月3日です。 在庫状況について
ただいま予約受付中です。

3/21 小林多喜二の110才の誕生会企画。多喜二ガイドブック刊行!!

2014-01-19 09:49:52 | 多喜二関係映画・演劇・書籍・DVD情報
小林多喜二生誕110年
神村和美著『小林多喜二<全作品>ガイドブック』
刊行祝賀のつどい

3/21    北村隆志、浅尾大輔、神村和美

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3/21(金・祝) 午後1時30分~
 全労連会館 

JR「御茶ノ水」駅 徒歩8分
 東京都文京区湯島2-4-4  TEL:03-5842-5610



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<プログラム>
 第1部<映画上映>
 「時代を撃て・多喜二」(88分)の上映

 第2部 <トーク①> 
コーディネーター 浅尾大輔=
 
<トーク>
コーディネーター北村隆志=
反貧困の文学と”文学運動”
浅尾大輔、北村隆志、神村
和美の三氏


◆申し込み=下記アドレスに事前予約が必要です(先着50名)。 参
加費=1000円
◇参加申し込み先=さくむら書房 takiji_2008@mail.goo.ne.jp 

 〒339-0051さいたま市岩槻区南平野3-16-12  


パネラー紹介

 【浅尾大輔 あさお・だいすけ】(1970年5月8日 -)は、日本の小説
家。

 愛知県新城市出身。母・えいこは前・同市議会議員。
 名古屋大学法学部在学中の1992年、日本共産党創立70年記念の
文芸作品募集に応募し、小説「ストレンジ・デイズ」が佳作入賞する。
この作品は1993年に雑誌『文化評論』に掲載された。その後、しん
ぶん赤旗記者や日本共産党職員として勤務。その後は国公労連の
オルグとしても活動した。
1995年には第1回民主文学新人賞に応募、小説「ラウンド・ツウ」が
佳作入賞。
 日本民主主義文学会に所属し、いくつかの作品を発表する。
2003年、小説「家畜の朝」が第35回新潮新人賞を受賞する。
その後、評論家大澤信亮や画家増山麗奈らとともに、かもがわ出版
から雑誌『ロスジェネ』を発行、
2010年の終刊まで編集長をつとめる。
2009年、第1創作集『ブルーシート』を、朝日新聞出版から刊行す
る。


 【北村隆志 きたむら・たかし】 
 某政党の機関紙記者。
 『民主文学』などで文学評論家として活躍。
 夏目漱石から井上ひさしまでの近代文学の作品を「蟹工船」的視点
で論じた『反貧困の文学』(学習の友社)の著書がある。
2013/12/22
 
小林多喜二生誕110年
 『ガイドブック』刊行祝賀のつどい
第二弾 3/21  ノーマ・フィールドVS楜沢健


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小林多喜二生誕110年
 『ガイドブック』刊行祝賀のつどい
◇◇◆◆◇◇◆◆◇◇◆◆◇◇◆◆◇◇◆◆◇◇◆◆
 第一弾
2/21(金)   午後7時~
 豊島勤労福祉会館
  JR「池袋駅」南口下車 徒歩約7分

 




 【ノーマ・フィールド】は、アメリカ合衆国の日本研究者。 第二次世界
大戦後の東京生まれ。1974年、インディアナ大学で東アジア言語文学
の修士号を取得。元シカゴ大学東アジア学科教授。著書に岩波新書
『小林多喜二』、みすず書房『天皇の逝く国』、同『源氏物語、<あこが
れ>の輝き』など。近年は3・11以後のフクシマに強い関心を寄せる。

 【楜沢健 くるみざわ・けん】1966年、東京生まれ。文芸評論家、早稲
田大学他非常勤講師。プロレタリア文学を研究の中心テーマに据える
文芸評論を展開。著書・編書に『アンソロジー・プロレタリア文学』(7巻 
森話社)、。『だからプロレタリア文学─―名文・名場面で「いま」を照ら
しだす17の傑作』(勉誠出版、2010年)など。


◇参加申し込み先=さくむら書房 takiji_2008@mail.goo.ne.jp 

 〒339-0051さいたま市岩槻区南平野3-16-12  
 
2013/12/22
 

 

小林多喜二<全作品>ガイドブック 注文書を作りました
 
◇◇◆◆◇◇◆◆◇◇◆◆◇◇◆◆◇◇◆◆◇◇◆◆
 
小林多喜二生誕110年記念 

神村和美著『小林多喜二<全作品>ガイドブック』
 
       A5判 128P 1500円
 
◇◇◆◆◇◇◆◆◇◇◆◆◇◇◆◆◇◇◆◆◇◇◆◆
 
 
小林多喜二を愛する人々に常備いただきたいコンパクトなデザインの一冊です。
 
 本書の特長は、
 第1に、新日本出版社版『小林多喜二全集』未収録作品5件を含む全作品を
「子どもの貧困」「女性の自立」「国家権力への抵抗」など10のカテゴリー別に
解題、あらすじ、書誌情報を網羅しています。
 第2に、著者がオックスフォード、小樽商科大学で開催の
小林多喜二国際シンポジウムでの発表した研究を収録。
 第3に、<MEMO>として近年の研究成果を反映した関連情報などを紹介。
 第4に、便覧として
「年譜」、「小林多喜二関係文学館、団体、サイト、全国多喜二祭情報」を網羅しています。
 
 
 【著者プロフィール】
<神村 和美 かみむら・かずみ>
北海道瀬棚郡北檜山町(現:久遠郡せたな町)出身。
 東京学芸大学大学院教育学研究科国語教育専攻修了。
オックスフォード小林多喜二国際シンポジウム(2008)、
 図書館総合展「草稿ノート・直筆原稿にみる小林多喜二創作の軌跡」(2011
 小樽小林多喜二国際シンポジウム(2012)にパネリストとして参加。
 「小林多喜二 草稿ノート・直筆原稿DVD」(雄松堂/2011)解題執筆に参加。
 現在、東京学芸大学日本語・日本文学研究講座助手(2013年現在)。社会文学会会員。
 
 
小林多喜二<全作品>ガイドブック目次
 
はじめに
 
第Ⅰ章 <評論> 神村和美 ・・・・・・・
劇化される小林多喜二
言説の彼方・空白の力―「救援ニュース№18附録」を中心に
独房」に秘められた想い―草稿ノートからの展望―
第Ⅱ章
小林多喜二<全作品>ガイド・(神村和美)・・・・・・
【よわき者への眼差し】・・・・・・・
呪われた人/石と砂/スキー
老いた体操教師/暴風雨もよい/駄菓子屋/龍介と乞食
 
【家・族】・・・・・・・
兄/藪入/父の危篤/健/継祖母のこと/田口の「姉との記憶」/同志田口の感傷/
 
【子どもの貧困】・・・・・・・
営養検査/誰かに宛てた記録/冬が来た。プロレタリアの骨節にこたえる冬が来た!獄中にいる我等の前衛に綿入れは入
っているか? 遺族は路頭に迷っていないか?
救援ニュース№18.附録/健坊の作文/テガミ
 
【“他者”としての女性】・・・・・・・
ロクの恋物語―Z・W兄に―
ある役割/彼の経験/龍介の経験/ある改札係/万歳々々
 
【性労働と女性】・・・・・・・
曖昧屋/師走/残されるもの/最後のもの/瀧子其他/来るべきこと
【女性の自立・活動】・・・・・・・
雪の夜/その出発を出発した女/女囚徒/安子
 
【地域性―〈中央〉・〈都会〉との拮抗】・・・・・・・
十二月の二十何日の話/防雪林/「カムサツカ」から帰った漁夫の手紙沼尻村/東倶知安行/不在地主/転形期の人々/
「市民のために!」/村の事件/地区の人々―火を継ぐもの―
 
【国家権力への抵抗】・・・・・・・
山本巡査 全国の巡査諸君に捧ぐ/一九二八年三月十五日/暴風警戒報/独房/飴玉闘争/監房随筆/ある老職工の手記
 
【暴力・殖民地・反帝国主義・反戦】
人を殺す犬/蟹工船/壁に貼られた写真/失業貨車/七月二十六日の経験/戦争から帰ってきた職工/プロレタリアの修身/
級長の願い/工場細胞/オルグ/疵/党生活者
 
【運動の周縁の人々】
争われない事実/母妹の途/父帰る/母たち
 
第Ⅲ章・・・・・・・
小林多喜二・略年譜(佐藤三郎)・・・・・・・
 
第Ⅳ章 
小林多喜二関係文学館・団体・サイト(佐藤三郎)・・・・・・・
 
 

 

さくむら書房 ホームページ

   ↓

http://book.geocities.jp/sabu0326_1201/


神村和美著『小林多喜二〈全作品〉ガイドブック』編集 順調!!

2013-12-08 13:14:28 | 多喜二関係映画・演劇・書籍・DVD情報

神村和美著『小林多喜二〈全作品〉ガイドブック』の編集作業が快調に進んでいる。

これなら1月上旬には刊行できそうだ。

となると予約注文の募集を進めなくてはならない。

制作費は当面、持ち出しになるが、大丈夫だろう。

女房から資金借り出しの約束はとりつけた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

販売価格は1,500円。

10部以上の予約については2割引きとします。

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本書の特長は、

第一に、新日本出版社版『小林多喜二全集』未収録作品6件を含む全作品の解題、あらすじ、書誌情報を網羅し、

第二に、近年の研究成果を反映した関連情報をとして紹介していること。

第三に、A5版、128ページのコンパクト版で、携帯や電車などの移動中の読書に役立つようにしていること。

第四に、便覧として「年譜」、「小林多喜二関係文学館、団体、サイト、全国多喜二祭情報」を網羅していることがあげられる。

もちろん、著者も魅力的である。しかし、まだ公開すべきプロフィール情報はいただいていないので、ここでは紹介できない。

ともあれ、小林多喜二を愛する人には常備いただきたい一冊になることを約束したい。

 

予約注文は以下、

takiji_2008@mail.goo.ne.jp

注文の際には、お届け先、部数を明記お願いします。

********************************************

第一次募集は、12/20締切とします。

少部数の限定出版のため、在庫は残さないつもりです。

よろしくお願いいたします。


小林多喜二生誕110回目記念出版『多喜二<全作品>ガイドブック』を来春刊行!!

2013-12-01 09:37:51 | 多喜二関係映画・演劇・書籍・DVD情報

小林多喜二の110回目の誕生日です。
ささやかながら多喜二ガイドブックを刊行し、祝いたいと思います。
1月末刊行です。
若手研究家神村和美さんの著書となります。
私が編集担当です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

神村和美著『小林多喜二ガイドブック』A5判 本文124ページ 予定価格 1500円
予約は下記アドレスで受付します。

takiji_2008@mail.goo.ne.jp


●目次
映画・演劇に見る 小林多喜二


全作品ガイド 収録作品リスト
【喪われゆくものへの眼差し】
呪われた人
石と砂
スキー
老いた体操教師
暴風雨もよい
駄菓子屋
龍介と乞食

【家・族】

藪入
父の危篤

継祖母のこと
田口の「姉との記憶」
同志田口の感傷

【子どもの貧困】
営養検査
誰かに宛てた記録
冬が来た。プロレタリアの骨節にこたえる冬が来た! 
獄中にいる我等の前衛に綿入れは入っているか? 
遺族は路頭に迷っていないか?
救援ニュース№18.附録 
健坊の作文 
テガミ

【“他者”としての女性】

ロクの恋物語―Z・W兄に―
ある役割
彼の経験
龍介の経験
ある改札係
万歳々々

【性労働と女性・自立】

雪の夜 
曖昧屋
女囚徒
師走
残されるもの
最後のもの
瀧子其他
来るべきこと
その出発を出発した女
安子

【地域性―〈中央〉・〈都会〉との拮抗】
十二月の二十何日の話
防雪林
東倶知安行
不在地主
転形期の人々
地区の人々―火を継ぐもの―

【国家権力への抵抗】
山本巡査 全国の巡査諸君に捧ぐ
一九二八年三月十五日
暴風警戒報
独房
飴玉闘争
監房随筆
ある老職工の手記

【暴力・殖民地・さまざまな抵抗線】

人を殺す犬
「カムサツカ」から帰った漁夫の手紙
蟹工船
村の事件
沼尻村
壁に貼られた写真
失業貨車
「市民のために!」

【都市・モダニズム・反帝国主義・反戦】
プロレタリアの修身
級長の願い
工場細胞
オルグ
七月二十六日の経験
戦争から帰ってきた職工

党生活者

【階級闘争と遺族】
争われない事実
母妹の途
父帰る
母たち

小林多喜二・年譜(佐藤三郎)
小林多喜二関係文学館・資料保有機関・サイトリスト


座談会:二十一世紀の多喜二さんへ 井上ひさし ノーマ・フィールド 小森陽一 /

2012-11-07 22:27:34 | 多喜二関係映画・演劇・書籍・DVD情報

いささかビックリ!! 

『すばる』 2012年 12月号(集英社)

座談会のタイトルがこのブログのタイトルに似ている(笑)

 

http://www.amazon.co.jp/gp/product/B009W5J1PY?ie=UTF8&camp=1207&creative=8411&creativeASIN=B009W5J1PY&linkCode=shr&tag=9gatu1tachi-22&=books&qid=1352033295&sr=1-211

 

すばる 2012年 12月号 [雑誌]

 http://t.co/nsWcUByp

@東京自叙伝 奥泉光 /小説:高樹のぶ子 木村友祐 澤西祐典 /

座談会:二十一世紀の多喜二さんへ 井上ひさし ノーマ・フィールド 小森陽一 /

丸谷才一氏を偲んで 岡野弘彦 

¥ 950 通常配送無料


石原さとみが、小林多喜二のタキへの思いを深く理解していることにビックリ!!

2012-09-30 18:09:34 | 多喜二関係映画・演劇・書籍・DVD情報
http://etheatrix01.eplus2.jp/article/294636043.こまつ座&ホリプロ公演「組曲虐殺」、石原さとみさんにインタビュー![インタビュー]


――初演では、4日前に台本が完成したそうですね。
「今日は3枚届きました」という感じで、稽古場に届いたコピーしたての台本が少しずつ配られて、「あ、私、次のシーン出るんだ!」と知る(笑)。
そのコピーしたての紙から伝わってくる温かさから、井上先生が生み出したばかりの“命”を直で感じられたというか。だから、「ここに書かれている一字一句間違えちゃいけない」と思ったことを覚えています。

――そういった状況の中、プロレタリア作家・小林多喜二の恋人・田口瀧子を演じることについて、どのように役作りをしましたか?
瀧子は、最初の方、多喜二の姉・チマさんと一緒に(同志の借家にいる)多喜二を訪ねるシーンで、多喜二との関係が割としっかり説明されるんです。「死ぬ気で抱きついたのに多喜二が触れてくれない」とか、「多喜二を呼ぶ時に“兄さん”を付けるから深い関係に進まない」とか。そういった会話から、キャラクターを掴んでいきました。

――瀧子の多喜二への想いについてはどのように考えていますか?
貧しい家族が食べていくために酌婦になっていた瀧子を救ってくれたのが多喜二。そして「女性も手に職をつけないといけない」とか、それまでは思いもよらなかったことをたくさん教えてくれた多喜二から、おそらく瀧子は大きな刺激を受けたと思う。そうして頼るようになって好きになって。
それでも瀧子は、一家の大黒柱として、目先の生活のためのお金を稼がなければならないという現実から逃れることができないんです。遠い未来を思い描けず、今日一日をどうしのぐかに追われていた瀧子みたいな人間って、当時はとても多かったんじゃないかな。

――逆に、多喜二にとって瀧子はどんな存在だったと思いますか?
多喜二と瀧子の関係はとても複雑です。
多喜二が自分には全く触れてくれない一方で、同志であり傍にいるふじ子さんとは同じベッドで寝る。でも瀧子には、多喜二の自分への想いも分かってはいて……。
本当に多喜二が幸せにしたい人は、瀧子なんだと思います。多喜二は、瀧子のような人こそ幸せにならなければいけないと考えて、頑張って活動している。厳しい現実の中でも頑張れる原動力みたいな存在だと思うんです。

――瀧子は多喜二の希望だったんでしょうね。
だから、自分と一緒に隠れて辛い想いをさせるよりも、自立して幸せになってほしいと願っていた。ただ多喜二は、瀧子を見ながらも、その先に、「日本国民みんなが幸せなってほしい」と、物事をもっと壮大に捉えている。そんな多喜二のことを、なんて大きくて深い人なんだと思うと同時に、その思想を自分は完全に理解できない……。瀧子にはそんな情けなさや苦しさもあったと思います。

――この『組曲虐殺』が井上ひさしさんの遺作になってしまったことについてはどう感じていますか?
この作品の小林多喜二って、井上先生そのものですよね。体全体でぶつかって物を書こうとすると、胸のあたりにある映写機のようなものがカタカタ動き出して、その人にとってかけがえのない光景を、原稿用紙の上に、銀のように燃え上がらせる。そんな多喜二の台詞があるんですが、これって先生ご自身のことを書かれていると思うんです。それは初演で瀧子を演じながらも感じていたんですけど。
この作品で演じる人物としての想いというより、その先にある先生の想いを私たちは背負っていて、それを深いところで伝えないといけない。この作品はどうしてもそんな気持ちになります。

――井上ひさしさんとのエピソードは何かありますか?
お会いした時は必ず私のことを褒めてくださって。確かゲネの時は、すごく泣きはらした顔で楽屋までいらっしゃって、握手をしながらずっと褒めてくださいました。あの時の顔、そして手はいまだに忘れられません。
あとはいつもニコニコされていて、「私は瀧ちゃんの、(ふじ子が多喜二に)『呼び捨てにされるっていいな』という台詞が好きなんです」とおっしゃっていたことも覚えています。

――最後に、劇場に足を運ばれる観客のみなさんにメッセージをお願いします。
初演の時は、台詞や立ち位置、振付を短期間で覚えるのに必死で。今回は、井上先生が命を削りながらも伝えたかった想いを、もっと丁寧に伝えたられたらなと思っています。3年前よりも進化した作品をお見せしたいと思いますので、近ければ、いや、近くなくても(笑)、ぜひ劇場に足を運んでください!

>井上芳雄さんのインタビューはこちら
>高畑淳子さんのインタビューはこちら



公演概要



こまつ座&ホリプロ公演『組曲虐殺』

<公演日程・会場>
2012/12/7(金)~12/30(日) 天王洲 銀河劇場 (東京都)
2013/1/12(土)~1/13(日) キャナルシティ劇場 (福岡県)
2013/1/19(土)~1/21(月) シアター・ドラマシティ (大阪府)
2013/1/29(火) 広島市文化交流会館 (広島県)
2013/2/3(日) 愛知県芸術劇場大ホール (愛知県)

<キャスト&スタッフ>
作:井上ひさし 演出:栗山民也
出演:井上芳雄/石原さとみ/山本龍二/山崎一/神野三鈴/高畑淳子
音楽・演奏:小曽根真
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多喜二虐殺80年記念公演、井上ひさし作「組曲虐殺」上演決定!!

2012-09-01 23:04:46 | 多喜二関係映画・演劇・書籍・DVD情報
井上ひさし最期の作品『組曲虐殺』の上演決定。

2012.8.31



...

プロレタリア文学の旗手 小林多喜二の生きた時代を描いた、
井上ひさし最期の作品『組曲虐殺』の上演が決定致しました。

官憲の拷問によって、二十九歳の若さで虐殺されるまでの二年九ヶ月の多喜二と、彼を取り巻く人々の姿に迫っていく作品です。

2009年に演出・栗山民也、多喜二役に井上芳雄を迎えて上演し、
第17回読売演劇大賞など主要演劇賞を総なめにした、
井上ひさしの代表作のひとつである「組曲虐殺」。
個性と実力を兼ね備えたキャスト陣での再演に、どうぞご期待ください。

組曲虐殺

【公演日程】 2013年1月12日(土)・13日(日)
【料金】 S席8,800円 / A席7,500円 (全席指定・税込)
【出演】 井上芳雄、石原さとみ、山本龍二、山崎一、神野三鈴、高畑淳子
【演奏】 小曽根真

http://www.canalcitygekijo.com/performance/3791

津上 忠著『作家談義』

2011-01-29 16:23:22 | 多喜二関係映画・演劇・書籍・DVD情報
2010年12月刊
四六判並製320頁
定価 2000円+税
ISBN978-4-87714-412-8


1952年以来、前進座の座付作者・演出家、そして座友としてかずかずの舞台創造にかかわった著者が交流した、現代日本の文学・演劇界を代表する作家たちをめぐる回想、及び戦時下・敗戦直後の激動する時代の自伝的証言・エッセイ等を収録。

◆『作家談義』目次◆

 Ⅰ

作家談義
 はじめに
 室生犀星
 谷崎潤一郎
 大佛次郎
 長田秀雄
 久板栄二郎
 高見 順
 久保栄と村山知義
 井上 靖
 松本清張
 水上 勉
 有吉佐和子
 八木隆一郎・小野田勇・大垣肇・野口達二・榎本滋民・小幡欣治・村井志摩子
 窪田 精
 井上ひさし

 Ⅱ
戦時下の文芸誌を再読して
『道草』を中心に
森鷗外と「大逆事件」
歴史劇をなぜ書くか
『五重塔』『阿部一族』取材コボレ話
山川幸世先生を憶う
新発見・山中貞雄あて書簡
戦時中に見た芝居の記憶
“一犬影に吠ゆれば……”の状況のこわさ―異常な天皇報道で思うこと
北京・湯ヶ島、二つの思い出
山本薩夫生誕100年・わたしの思い出すこと
追悼・廣澤榮―失いし長年の友を偲ぶ
小林多喜二をめぐって
劇作家・大澤幹夫さんへの回想
気がついたら反対できなくなる戦争への道
尾崎秀樹さんを悼む
マルクス主義への関心と劇作への道


 Ⅲ
狭められた楽しみ
三ヶ日
小学校時代の大森
同窓会の紅一点
横浜の地とわたし
仕事つきの「旅」―海外見聞印象記の一つ
一人旅
思い直すこと
わが味日記

 平戸の「あご」と「雲丹(うに)」
 鰯の味さまざま
 釣りと魚料理
 釣りと魚料理―ウナギ
 釣りと魚料理―懐かしい味
 魚料理と包丁
 山菜料理と山間の宿
 続・山菜料理と山間の宿
 戦時中の食糧飢饉と食味
 “ぜいたく”な料理あれこれ
 外国の料理はその土地で
 外国の料理あれこれ


三浦綾子原作「母」オーディションのお知らせ

2010-08-12 22:25:51 | 多喜二関係映画・演劇・書籍・DVD情報
オーディションのお知らせ
2010-08-12 12:40:08

★★★ 感動の名作 ★★★
  三浦綾子原作「母」
「蟹工船」の作者小林多喜二の母を描いた作品です。
東京、埼玉、山形等で18回公演してきた作品を4年ぶりに
港区麻布でリメーク公演を行います。


小林多喜二の恋人タミをはじめ、
中心の出演者のオーディションを実施します。
チケットノルマ等は一切ありません。

・ 年齢性別不問
・ 経験不問
  (但し、未経験者はワークショップを受けていただきます。¥5,000(月額))

●第1次審査(書類)
 プロフィール(履歴書可)
 3サイズ
 写真(バストアップ、全身各1枚)
 作文「家族について」(原稿用紙2枚以内)
 ¥80切手1枚
 締め切り・・・9月20日(必着)
 全員に合否の通知をします。
 郵送してください。
 107-0052東京都港区赤坂9-1-7-846劇団アドック
 ※お問い合わせ
 劇団アドックHPの「公演問い合わせ」から
 http://gekidan.ad-hoc.jp
 参考ブログ
  http://profile.ameba.jp/gekidan-adhoc/
●第2次審査(実技)
 面接
 セリフ(課題は事前に郵送します)
 動き(同上)
 オーディション料¥3,000

※劇団入団オーディションではありません。
 劇団員、研究生は随時募集しています。
 入団費 0円
 劇団費 3,000円(月額)
 ※初心者のワークショップを実施しています。(費用は劇団費のみ)
  チケットノルマ等は一切ありません。

「命」「生きる」「生き方」をテーマにした演劇づくりをして来ています。
俳優女優として、多くの人々と感動を共有したい人を求めています。
あなたのアクセスをお待ちしています。