快気分析

何か快適な気分になれるような記事にしたいです。

仕組みとアプローチ -  改良型PCR検査キットが出て来ない内は無作為抽出による感染拡大の状況を把握しておいた方が良いと思える理由

2020-05-27 09:13:04 | 新型コロナウィルスやパンデミック
 新型コロナウィルスは新たな感染者が少なくなって来た為、緊急事態宣言の解除、そしてまた人が集まる傾向に戻って来ました。
 新たな感染者が確認できない、と言うのが果たして本当に新たな感染者が少ないのか? それとも水面下で感染拡大はしているものの高温、高湿になって来て発症するケースが少ない為、PCR検査を受けないケースが多いだけなのか? どちらなのでしょうか。
 PCR検査法については以前の記事で書いた通り、現状ではタイプ別の新型コロナウィルスで見分けられるものではないようで、だからと言って改良型のものが開発された、とかの話も聞きません。
 本来なら以前の記事で書いた通り、例えば武漢型、欧州型、米国型などの共通する配列遺伝子についてだけでなく、各タイプ固有の配列遺伝子についてもPCR検査をすればどのタイプかはわかるはず、と思うのですが何故かそうなってはいないようです。
 このままだとこれから水面下でこれまでのタイプの新型コロナウィルス感染拡大が進むだけならまだしも、それまでに無い悪性の新型コロナウィルスが感染拡大した場合、危険性の小さいタイプと危険なタイプの見分けが簡単にはつかずに混乱が生じる可能性がゼロではない、と考えています。
 特に秋以降は風邪などの症状でも新型コロナウィルスに感染したのではないか?と心配してPCR検査を受けたら陽性だった、となるとその数が多かった場合で、かつ悪性の新型コロナウィルス感染が別のエリアで広がっていた場合に悪性なのか危険性が小さいタイプなのかがわからず、かといって遺伝子配列調査までを膨大な数についてすぐにできるわけでもないでしょうから、PCR検査で陽性の人をどこかへ収容、治療しなければならなくなり医療崩壊となるリスクが出て来るのではないか、と思えます。
 PCR検査法や抗体検査が不確かなものであっても、やはり無作為検査で感染拡大状況を把握しておいた方が好ましいのではないでしょうか。