快気分析

何か快適な気分になれるような記事にしたいです。

巨大地や大津波 その61

2015-06-29 22:41:39 | 地震 津波
 箱根山の火山性微動、火山性地震ですが、また活発化しているのは既にご存知かと思います。
 5月前半と違って、周期性がない突発的な活発化に見えます。
 従って予測もつきにくく要注意と思えます。
 以前に当ブログ記事で、芦ノ湖の南岸や南東側はそれ以外よりは安全に見えていた記事を書きましたが、どうも今日は様子が違っているようです。
 それは神奈川県温泉地学研究所の箱根山の活動のページで見ればわかりますが、最も震源の深い場所は芦ノ湖と箱根山の間あたりで、震源は東西にも南北にも芦ノ湖を挟んで両側に徐々に浅くなっている、丁度お椀のような形になっているように見えます。
 外輪山の頂上の真下ややや外側まで、今回は一日のうちに全体が震源になっている感じです。
 私は専門機関では有りませんので、「訪れるなら自己責任で」、としか言えません。
 登山の落石や滑落などだって大なり小なり、ある程度は危険承知で自己責任で行くのですから、それと同じと思います。
 関係機関の注意情報をよく参考にして判断し、少なくとも立入り禁止区域には入らない事です。
 そして「どれだけ余分に更に安全をとるか」、も自己責任の世界だと思います。


巨大地や大津波 その60

2015-06-28 21:47:25 | 地震 津波
 先日、6/27の夕方、関東地方で夕焼けが顕著だった事から、地震の前触れではないか?との憶測がネットなどを見ているとかなり多いようです。
 個人的には結論から言うと、「必ずしも地震に直結するわけではないが、有意な差はある」と言ったところでしょう。
 当ブログで以前の記事にも書いてますが、「地震というのは多くの要素の合算で起きる」からです。
 では 「なぜ夕焼けが地震発生の要素なのか?」 となるのですが、それは昨日6/27の夕焼けは「梅雨の晴間と言う条件によるところが大きい」と言えるからです。
 では「何故、梅雨の晴間が地震発生要素の一つなのか?」となりますが、それはこうなります。
 「梅雨で雨天、或は曇天で厚い雲に覆われている間は、宇宙からの影響、つまり太陽活動によるCMEなどが遮られらやすいため、地震は起こりにくい。(宇宙線についてもそれは言えるかもしれないが、そこまでははっきりとはわからない)。こう言う条件下ではプレートの動きや地殻の動きが起きていてもすぐに地震となりにくく、ストレスが溜まりやすい。そこへ梅雨の晴間などで雨天や曇天から晴天になった後、特に直後は、CMEとかが刺激になると、それまで多めに溜め込まれていたストレス、歪が発散されやすい。」 と言う事だと見ています。
 無論、ストレスが限界値近くまで溜め込まれていなかた場合は、晴間になって刺激が増えても地震発生に至らない事も当然あるわけです。
 実は地震雲についても実はこれと深い関連があると思っています。
 地震雲は雨天、曇天の時は見えない、或は見えにくいです。
 「地震雲が確認される時」 と言うのは、実は 「晴、或いは晴天に近いうす曇であったりする場合」 なのです。
 それは先程述べた通り、宇宙からの刺激であるCMEが遮られにくい時、と言う条件と当てはまるのです。
 無論、太陽活動によるCME自体が弱い時は晴天でも、地殻に対する刺激は少ないので地震には至らないので、雨天から晴天になった直後かどうかは、あまり関係がなくなる事になります。
 また地殻が破壊直前に発するラドンやプラズマも当然存在しなければ、地震雲は発生しにくい、となります。(地震雲に見える雲に関しては、ラドンやプラズマ以外でも生ずる可能性もゼロとは言えない面も、当然あります。)

巨大地や大津波 その59

2015-06-14 07:23:49 | 地震 津波
 箱根山の火山性地震はかなり少なくなってはいるものの、地面の隆起が戻ったわけではない状況ではなかなか警戒レベルを下げるわけにもいかないようです。
 地面の隆起の中身が何で、どう言う状況で、どう言う程度の危険性があるのか?は誰にもわからないわけで、御嶽山の例もあって仕方のない事かも知れません。
 観光面では修学旅行や子供を連れて来る場合が特に安全面で影響を受けているようですが、見落としてはならないのは、一方で「混雑してなくて歓迎されるなら行ってみたい」「火山性活動を安全なエリアからなら遠目でも見てみたい」「地鳴りを聞いてみたい」とかの大人もいるわけで、あくまで立ち入り禁止区域以外なら、自己責任ではありますが訪れて見たいと言う需要もあるわけです。
 そこで「一工夫すれば、こうした需要の流れを掴んで有る程度は観光客の減少をカバーする事はできるか?」を考えて見るのも良いかも知れません。
 対策案は多々あるのですが、個人的には芦ノ湖の南端や南東半分以南をもっと宿泊や観光スポット強化するのを考えます。
 今回の火山性振動の発生については、芦ノ湖の南端、南東側は相対的にはそれ以外よりは少ない傾向なのは明らです。
 もう一つは、活発な火山性活動の発生エリアが仮に南に移動して来た場合は、芦ノ湖がセンサーとなって、異常を事前に検知しやすいからです。
 例えば芦ノ湖で気泡発生が多くなる、とか、温度、特に湖底の温度上昇があるとか、或は水が濁る、そして水の酸性が高くなる、とか、指標はたくさんあるのです。
 こうした観測システムと情報公開を充実させて事前避難対策に結びつければ、或は安心感も増すかと思われます。
 そして本当に避難が必要になった場合の避難先の宿泊施設なども明確であれば、更に安心感はますと思われます。
 また、御嶽山の例では、例えば所々に人が避難できるコンクリート製の屋根や管路があって、高温ガスもある程度は防げる「避難小屋」があればかなりの人は助かったかも知れません。
 御嶽山の場合は登山主体の山ですから景観上、こうした避難小屋は容易には構築できないかも知れませんが、箱根のエリアならそうした面は少ない箇所は多い、と思われます。
 施設の増強や変更などは容易ではないかも知れませんが、今後どれだけ火山性活動が長引くか、或は再発するか、を考えれば費用対効果の面ではこうした考え方を採る価値のある範囲は存在する、と個人的には考えます。
 「芦ノ湖の南側の火山性活動が活発化する可能性」もゼロでは有りませんが、その時は今度は芦ノ湖の北側がもし安全ならそちらに観光の重点を移せば良いわけです。
 「芦ノ湖の南北両方で火山性活動が活発になる可能性」もまたゼロでは有りませんが、その確率は上記の二例に比べれば相対的にはかなり低い事と、芦ノ湖の状況をセンサーに使って、かなりは事前に危険を察知できる確率(あくまで確率論であって100%ではありませんが)は高いでしょう。