快気分析

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仕組みとアプローチ -  「集団免疫」と言う防御システムの「落とし穴」

2020-05-12 18:19:07 | 新型コロナウィルスやパンデミック
 新型コロナウィルス感染拡大に対し、集団免疫で対応すると効果が有るケースは確かにゼロでは有りません。
 当初感染拡大しているウィルスがそれほど悪性でないタイプのものなら、寧ろ感染を拡大してそれが集団免疫の効果となるのなら「犠牲対効果」の面でワリに合う結果となる事も確かに有るのですが、しかし一方で「トラップとなるケースも有る」、と思っています。
 そのようなケースとはどんなものか?と言えば、それは例えば集団免疫を目指して自然に感染拡大させている最中に、「人から人への感染時にはどちらかと言えばウィルスに変異が起きやすい」と言う傾向から、その変異したウィルスが悪性になってしまい、それが蔓延してしまうと酷い事になる、言うリスクです。
 集団免疫を実行するのなら、「どのウィルスのタイプがどの程度安全で、どのウィルスタイプがどの程度危険か」を遺伝子レベルで十分に把握していないと、変異の状況把握が遅れたばかりに死亡者を無駄に増やしてしまう結果になりかねません。
 それともう一つ。
 ウィルスが変異するのは「人から人への感染」の時だけでなく、例えば外から悪性にウィルスが入って来て感染拡大してしまうケース、放射線による影響でウィルスが変異するケースなども可能性としてはゼロでないわけで、これで一部のウィルスでも悪性であれば感染拡大して好ましくない結果となる可能性については想定しなければいけないとも思えます。
 では「人から人への感染」に頼る集団免疫法を採用せず、「良性のウィルスに感染した1人の人から人為的に短時間にワクチン投与のように大勢の人へ意図的に感染させる」と言う手法が果たして現実的に実施できるのか?と言えば、それはなかなか難しく、その実行により死亡者が有る程度発生した場合に有る程度の批判などが出て来る可能性も有るのではないか、となるはずです。
 対策は前回の記事でも書いた通りで、「どの新型コロナウィルスが最も安全なのか」をまず把握しない事には上記の手法いついての可否も判断できないのではないか? と個人的には考えています。

仕組みとアプローチ -  最も安全性の高い新型コロナウィルスのタイプを早く把握すべき

2020-05-12 12:54:02 | 新型コロナウィルスやパンデミック
 新型コロナウィルスには多くのタイプが有るようで、その中には重症化、致死率が高いもの、人によって重症化、致死率が高いものなどがいくつか有る、と言う事のようです。
 では反対に「安全性の特に高い新型コロナウィルスと言うのは無いのか?」と言うとそれはどうもまだ特定されていないようです。
 かんり安全性が高いものが仮に存在し、そしてこれによる発症が無いか或いは軽度で済んでしまうだけでなく、このウィルスが悪性の新型コロナウィルス感染による重症化を防ぐ効果がもし有れば、この良性ウィルスをワクチン代わりに短時間で感染拡大させて集団免疫を目論む、と言う手法が採れる可能性が出て来るはずです。
 ただ問題なのは例え「安全性の特に高い新型コロナウィルス」と言っても人によって、条件によって中には重症化、死亡に至るケースもゼロでは無い事も有るわけで、良性ウィルスで集団免疫を図った場合にどれだけ犠牲者が出るかでまた問題になるリスクも出てくるのかも知れません。
 そのあたりの犠牲とリスクなどが未だ今の所見えていないのが難しい所だと思えます。
 ただ少なくとも言えるのは「最も安全性の高い新型コロナウィルスのタイプを早く把握すべき」と言う事ではないでしょうか。