快気分析

何か快適な気分になれるような記事にしたいです。

仕組みとアプローチ -  海水面上昇の原因 海底やその地下の温泉化説

2018-01-31 21:09:44 | 地震 津波
 海水面上昇の原因について、去年12月15日~16日の記事で書きましたが、一般には海水温度の上昇による熱膨張説が主流のようです。
 では何故海水温度が上昇しているか?
 通説では地球温暖化の為といわれているのですが、最近は地球が寒冷化しているとする説も有力となって来ています。
 なのに海水温度が上昇し続けるのは何故でしょう?
 その理由について筆者はこう考えています。
 21世紀に入ってから海底やその地下での大地震が多くなり、2004年のスマトラ島沖地震や2011年の東日本大震災はその典型ですが、それ以外にもM8以上の地震が世界の海底やその地下で多発しました。
 その為、プレート境界の固着が外れた状態に近くなり、このプレート境界部がスムーズに動くようになり、境界面などで発熱する量が増えたと考えられます。
 その結果、熱が海底表面に達して海底から海水を温めたり、海底地下などからの熱水が増えたり、温度上昇したり、或いは熱を持つガスが吹き出たりして海水を温めるボリュームが以前より大きくなって海水が膨張。
 まさに海底とその地下が温泉化している状況と言え、この影響が無視できないのではないでしょうか。
 
 

仕組みとアプローチ -  明日は大きい方の満月、そして皆既月食です

2018-01-30 18:21:10 | 地震 津波
 明日は大きい方の満月、そして皆既月食です
 日本国内、そして世界も全体として地震よりも火山活動や噴火の方にシフトしている感が有ります。
 世界的に深発地震がどうなっているのか?と言うと、M6.5で震源の深さ200km以深を2015年以降についてEMSCで見ると、

引用開始(一部抜粋)

https://www.emsc-csem.org/Earthquake/?filter=yes

1234›
2017-10-24 10:47:47.6 7.25 S 123.06 E 550 6.5 BANDA SEA
2017-02-24 17:28:44.3 23.36 S 178.81 W 410 6.9 SOUTH OF FIJI ISLANDS
2017-02-21 14:09:04.2 19.29 S 63.93 W 597 6.5 CHUQUISACA, BOLIVIA
2017-01-10 06:13:47.9 4.48 N 122.59 E 630 7.3 CELEBES SEA
2016-10-19 00:26:02.5 4.92 S 108.24 E 645 6.6 JAVA SEA
2016-09-24 21:28:40.9 19.82 S 178.25 W 587 6.7 FIJI REGION
2016-08-31 03:11:36.3 3.69 S 152.78 E 513 6.7 NEW IRELAND REGION, P.N.G.
2016-07-29 21:18:30.2 18.58 N 145.51 E 267 7.7 PAGAN REG., N. MARIANA ISLANDS
2016-05-28 05:38:49.7 21.98 S 178.19 W 399 6.9 FIJI REGION
2016-05-27 04:08:41.9 20.77 S 178.68 W 545 6.5 FIJI REGION
2016-04-10 10:28:58.9 36.51 N 71.26 E 221 6.6 HINDU KUSH REGION, AFGHANISTAN
2015-11-26 05:45:18.2 9.21 S 71.26 W 609 6.7 PERU-BRAZIL BORDER REGION
2015-11-24 22:50:54.3 10.07 S 71.00 W 631 7.6 CENTRAL PERU
2015-11-24 22:45:40.1 10.67 S 71.05 W 636 7.6 CENTRAL PERU
2015-10-26 09:09:32.0 36.48 N 70.91 E 207 7.5 HINDU KUSH REGION, AFGHANISTAN
2015-06-23 12:18:30.5 27.69 N 139.80 E 472 6.5 BONIN ISLANDS, JAPAN REGION
2015-05-30 11:23:03.2 27.91 N 140.46 E 693 7.8 BONIN ISLANDS, JAPAN REGION
2015-02-27 13:45:05.3 7.34 S 122.52 E 548 7.0 FLORES SEA
2015-01-23 03:47:26.9 17.02 S 168.57 E 216 6.7 VANUATU

引用終了

 と言うわけで2017年は震源の深さ200km以深、M6.5以上の地震が少なかったのです。
 そして日本やその周辺では、

2015-06-23 12:18:30.5 27.69 N 139.80 E 472 6.5 BONIN ISLANDS, JAPAN REGION
2015-05-30 11:23:03.2 27.91 N 140.46 E 693 7.8 BONIN ISLANDS, JAPAN REGION

 を最後に該当する深発地震が発生していません。
 大地震は地殻やプレートの境界がどれだけストレスの限界値であるかにもよるので、今の深発地震の状況だからと言って大地震が発生しないとは言い切れないのですが、何故このような深発地震の状況になったのか?と言うのは謎です。
 少なくとも日本周辺で上記に該当する深発地震が発生すればそれはやはりそうでない時よりは要注意かもしれない、と考えてはいます。 

仕組みとアプローチ -  緊急地震速報と建物への積雪重量

2018-01-28 22:34:03 | 地震 津波
 緊急地震速報とは、

引用開始(一部抜粋)

http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/faq/faq25.html

緊急地震速報とは何ですか?

 緊急地震速報は地震の発生直後に、震源に近い地震計でとらえた観測データを素早く解析して、震源や地震の規模(マグニチュード)を推定し、これに基づいて各地での主要動の到達時刻や震度を予想し、可能な限り素早く知らせるものです。

 詳しくは「緊急地震速報のしくみ」、「緊急地震速報(警報)及び(予報)について」をご覧下さい。
緊急地震速報が放送される基準や放送内容を教えて

 気象庁は、最大震度が5弱以上と予想された場合に、震度4以上が予想される地域を対象に緊急地震速報(警報)を発表します。(詳しくは、「緊急地震速報(警報)の内容・発表条件」をご覧ください。)

 そして、一般に、気象庁がこの緊急地震速報(警報)を発表すると、対象となった地域に対してテレビやラジオ、携帯端末、防災行政無線などで緊急地震速報が流れます。

 緊急地震速報(警報)で伝える内容は、強い揺れが予想されていることと、予想されている地域のみが基本です。

 なお、警報に至らない場合でも気象庁は緊急地震速報(予報)を発表しており、それらを用いて放送局や携帯端末のアプリケーションがどの様に処理しているかについては、各事業者の判断で行われていますので、事業者にお問い合わせ願います。

引用終了

 多少幅を持たせているようです。
 最近の冷え込みと大雪でかなりの積雪となっている地域も多いようです。
 その地域の建物がどれだけ積雪荷重を見込んでいるのか、積雪荷重を見込んでいない場合にはどれだけ積載荷重で余裕をとっているのか(より正確に言うと積載荷重を考えるのは2階の床とかであって、屋根には積載荷重をあまり見込まないケースが多いと思われます)、などが問題になって来ます。
 例えば30cmの積雪荷重を想定している地域でも屋根などへの積雪が40cmになったら想定外の荷重がかかっている事となり、地震に対してより大きなダメージを受けやすいと言う事になります。
 その積雪も雪質によってまるで重さが違う事は今年1月22日の記事で引用しました通りです。
 また積雪荷重は有る程度以上の積雪が有る地域でないと耐震計算には組み込む義務は有りません。
 屋根やベランダなどへの積雪がどれだけか、そして雪質も考えるとどの位の重さになるのか、などを考え、(更に積雪が設計、施工の想定をオーバーしているなら尚更ですが)地震に対してそれなりの警戒や対応が必要となります。
 以上の事から導き出されるのは、「想定された積雪量(見た目ではなく重量換算)を超えている可能性がある建物が一定以上存在すると考えられた場合には、例えば震度2程度でもその地域に緊急地震速報が流されて良い」と言う結論です。
 例えば夜間に何十cmも積雪があるような場合など、夜中に雪下ろしなどできない事が多いと思います。
 その他、高齢化、悪天候など雪下ろしができないケースは多々考えられます。
 どこを線引きにして屋根などの積雪量(重量換算)を想定するかと言うのは難しい面も有るとは思いますが、屋根などへの積雪が有る時は無い時より危険である事は言うまでも有りません。

仕組みとアプローチ -  草津白根山 火山性活動の活発化を一昨年末に記事にしていました

2018-01-26 20:39:49 | 地震 津波
 草津白根山噴火ですが、火山性ガス上昇か可能性が考えられています。

引用開始(一部抜粋)

https://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/sankei-afr1801260001.html

 草津白根山の本白根山(群馬県草津町)の噴火で、マグマに由来する高温の火山ガスが、従来とは異なる経路で上昇したことが噴火の原因となった可能性があることが25日、分かった。本白根山の本格的な噴火は約3千年前を最後に確認されていなかったが、専門家は「新たなガスの経路ができたことにより、今後噴火が増える可能性も視野に入れて観測していく必要がある」と警戒する。
 東京工業大・草津白根火山観測所の野上健治教授(地球化学)によると、複数の火口湖が形成された草津白根山は、マグマの移動によって起こる深部低周波地震の観測結果などから、本白根山の直下にマグマだまりが存在すると推定されている。従来はマグマから分離したガスが隣接する白根山の内部の経路を通り、山頂付近の湯釜火口などから噴出していると考えられていた。
 しかし、今回はマグマだまりの直上にある本白根山で噴火が発生。採取した噴石などにマグマ由来の物質がほぼ含まれていなかったことから、高温のガスが地下水を沸騰させて発生する水蒸気爆発だった可能性が高いことも判明した。野上教授は「本白根山の地下のマグマから分離したガスが直接上昇する新たな経路ができ、噴火につながった可能性がある」と指摘する。
 今回の噴火口は少なくとも2カ所以上あるものの、上昇したガスの量自体は多くはないとみられる。気象庁は25日、町役場に設置したカメラなどによる臨時の観測を始めたが、「想定外の噴火」だった本白根山の観測態勢はまだ不十分だ。平成26年の御嶽山噴火も、噴火警戒レベルが最も低い「1」の状態で発生しており、野上教授は「全国には本白根山と同様に、“ノーマーク”の火山が多い。抜本的な観測態勢の見直しが喫緊の課題だ」と話した。

引用終了

 「本白根山の地下のマグマから分離したガスが直接上昇する新たな経路ができ、噴火につながった可能性がある」と言う部分ですが、その可能性は最も高いとは思うものの、筆者は別の可能性も考えています。
 それはこうです。
 「過去の噴火要因となった「地下のマグマから分離したガス」の通路(経路)が通路として機能しやすい状態である程度残っていたが、一部が栓の様に塞がっていたので水蒸気噴火にはならなかった。しかし何かの要因でこの栓が壊れて地下のマグマから分離したガスが短時間で地下水の所に到達し突然の水蒸気噴火となった。この栓のようなものが壊れる要因は多々有り、今回ははっきりしないが地震、地殻ストレスの限界、月の引力やその余韻による揺さぶり、温度分布の差による地殻収縮や膨張とそれによる地殻の割れなどが例として考えられる。そして地下のマグマから分離したガスの方が移動すると言うパターンだけではなく、地下水の方が移動すると言う可能性もゼロではない。特に地震などで横ずれ断層などが発生した場合は地下水の大きな経路が出来て高温部に到達する可能性はゼロでは無い、そして地震がいつ発生するかはわからない。」
 草津白根山についての火山性活動が今回いきなりだったのか?と言うと、実は当ブログでも2016年12月5日に記事にしていました。
 タイトルは「自然災害 仕組みとアプローチ -  草津白根山が通常よりはやや活発化」です。
 やはり多少は活発化してはいたが決めてとなる程の前兆ではなかったのかも知れません。 
 しかし「遠い過去に噴火が無くてもですが有った場所は特に、やや火山性活動活発化の兆しが有ればその後は(どちらかと言えばと言う程度では有りますが)やはり僅かなきっかけで再度噴火しやすい。水蒸気噴火までは至らなくてもいつ噴火してもおかしくない、と言う状態になっている可能性も有る事が有る」と言う事ではないでしょうか。

仕組みとアプローチ -  月齢と草津白根山噴火

2018-01-25 20:14:23 | 地震 津波
 草津白根山で過去にいつ噴火が有ったのか、1925年からのデータを見ると、

引用開始(一部抜粋)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8D%89%E6%B4%A5%E7%99%BD%E6%A0%B9%E5%B1%B1

1925年(大正14年)1月22日 - 水蒸気噴火:降灰、VEI=2[17]
1927年(昭和2年)12月31日 - 小規模水蒸気噴火[17]
1928年(昭和3年)1月29日〜31日 - 小規模水蒸気噴火[17]
1932年(昭和7年)10月1日 - 水蒸気噴火:降灰、ラハール(火山泥流):死者2名、山上施設破壊[18]  9月30日が新月
(日付けないので中略)
1942年2月2日 小規模水蒸気噴火(割れ目)[16]
1958年12月 小規模水蒸気噴火(湯釜)
1976年

3月2日 小規模水蒸気噴火(水釜)[16]
8月3日 白根沢で火山ガスにより死者3名[16]

1982年

10月26日 小規模水蒸気噴火(湯釜・涸釜):降灰[16]
12月29日 水蒸気噴火(湯釜):降灰、VEI=1 [16]

1983年

7月26日 小規模水蒸気噴火(湯釜)[16]
11月13日 水蒸気噴火(湯釜):降灰[16]
12月21日 小規模水蒸気噴火(湯釜・涸釜):降灰[16]
2018年1月23日 噴火(本白根山・鏡池付近) 詳細は調査中、雪崩や噴石により多数の死傷者[18][19]。

引用終了

 それではと言う事で「こよみのページ」で月齢という観点で見ると、

引用開始(一部抜粋)

http://koyomi.vis.ne.jp/directjp.cgi?http://koyomi.vis.ne.jp/moonage.htm

引用終了

 内容は直接御覧ください。
 今月以外のデータも「こよみのページ」年月を選択して確認できます。
 結果はこうなります。

1925年(大正14年)1月22日 - 水蒸気噴火:降灰、VEI=2[17] 1月24日が新月
1927年(昭和2年)12月31日 - 小規模水蒸気噴火[17] 12月24日が新月
1928年(昭和3年)1月29日〜31日 - 小規模水蒸気噴火[17] 1月23日が新月
1932年(昭和7年)10月1日 - 水蒸気噴火:降灰、ラハール(火山泥流):死者2名、山上施設破壊[18]  9月30日が新月
1942年2月2日 小規模水蒸気噴火(割れ目)[16] は2月1日が満月
1958年12月 小規模水蒸気噴火(湯釜)  日付け不明

1976年
3月2日 小規模水蒸気噴火(水釜)[16] は3月1日が新月
8月3日 白根沢で火山ガスにより死者3名[16] は7月27日が新月

1982年
10月26日 小規模水蒸気噴火(湯釜・涸釜):降灰[16]は10月17日が新月
12月29日 水蒸気噴火(湯釜):降灰、VEI=1 [16]は12月30日が満月なのでその前日

1983年
7月26日 小規模水蒸気噴火(湯釜)[16] は前日が満月
11月13日 水蒸気噴火(湯釜):降灰[16]  は11月5日が新月
12月21日 小規模水蒸気噴火(湯釜・涸釜):降灰[16]は12月20日が満月

2018年1月23日 噴火(本白根山・鏡池付近)  は1月17日が新月

 全体に満月や新月の前日や翌日が多い事、そして新月の5日~9日後も多い事が傾向として現れています。
 満月と新月の前日と翌日で合計4日、新月の5日~9日後で5日、合計9日ですが、この中に該当するものが9件、つまり13件中9件ですから月齢サイクルを約28日としてその中の9日間という約32%の期間に該当するものが13件中9件、つまり75%入っていると言う事は、少なくともこのサンプルに限ればですが「有意な差で月齢との関連性は有る」と見て良い」とは考えています。
 但し無論例外も有るので、該当する月齢以外なら安心と言うわけでは有りません。