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蘊蓄cafe

-日々発見、身の回りの話題 【うんちくカフェ】-

日々の備え

2011年03月26日 | Weblog

 今回、地震→原発事故→農作物問題までは予想されたが、スーパーや自販機から「水」がなくなるとは思わなかった。ただ、少し前から近県東京都の水道水データでは僅かに放射能の増加が検出されていたし、原発に近いところでも高い値がでていて、雨で放射能が落ちていると言われていたので、あり得る事ではあった。今、問題ないとしても将来どうなるか確かなことは分からないのだから、情報には敏感に、日々の備えを万全にしておくべきとつくづく感じてしまった。

 私の場合、山歩き道具の、ベッドランプ、ろうそく、電池、バーナー、シュラフ、ツウェルトが押し入れに入っていて、それがそのまま災害用備品になる。しかし、たまたま、水も2L+αがあったものの、停電や断水が起こっても少しは対応できるよう、さらにペットボトル2本、予備ガス、非常食くらいは日頃から常備しておくべきと反省。ただ、夜お腹がすいて、買った非常食をつい、おやつにしているようでは意味がなかったりする。(^^;


可哀想な冷しラーメン

2011年03月26日 | Weblog

 数日前になると、スーパーでだいたいの食品は売られるようになったが、何故か納豆、米、牛乳、うどんだけは見かけなかった。肉や魚、冷凍食品は売れ残っている状態。パンは普段に戻っていた。
 今日見てみると、やっぱり納豆がないのが不思議だが、米、牛乳、うどんは出始めていて買うのに不自由はない。冷凍食品、ジュース類が売れ始めたのは「水道水」の影響だと思われる(^^;

 大人は、飲料水以外から水を補給することが多いので、ペットボトルがなくなったとしても致命的にはならない。ただ、安全性に問題はないと言われても、幼児にかかわらず子供には水道水は飲ませたくないと思ってしまうお母さん・お父さんの気持ちはしかたがないと思う。10本や20本も買えば非常識な買い占めだと思うが、4、5本買うくらいでは買い占めだと非難する気にもならない。水のペットボトルがスーパーから消えたのは、買い占めというよりは、普段買わない人にも需要が発生したため、需要と供給のバランスが崩れたことによるのが主な原因だろう。個人的には、米を炊かないとすると、水を使うのはコーヒーを飲むくらいなので「水道水を飲まない」こととしてもそれほど困らなかったりする。

 ただ、ペットボトルの水で、米をといだり、食器を洗ったり、歯磨きしたり・・・と馬鹿なことをしている人はきっといるのだろうなと思ってしまう。

 スーパーに行くたび、売れ残っている冷やしラーメンがあった。カップラーメンが売り切れてもこれだけは売れ残っていた。生まれた時期が悪かったのねと・・・。毎回あまりに目につくので家につれてきた。これから食べてあげるからねと。


電力の需給の不安(その3)

2011年03月26日 | Weblog

 平成23年3月25日、東京電力が「今夏の需給見通しと対策について」プレス発表を行った。
 「現時点で今夏の供給力としては4,650万kW程度と見込んでおり、今夏の最大電力については、地震の影響や節電の効果が見込まれることから、記録的猛暑だった昨年に比べ、約500万kW低い5,500万kW程度(発電端1日最大)と想定している」という。ただ、「地震の影響や節電の効果」というのが不確定要素大であやしい。実際の対策は、昨年と同規模の6,000万kWでたてるのだろう。



 先日、書いた「電力の需給の不安(その2)」の電力需要のグラフに、東京電力の夏の供給能力を追加した。3月24日時点からここまで供給能力を増やすということだが、下のように、ここ数年間、6,000万kWを超える最大需要が発生している年が多い。


水道水:乳児の飲用等に関する学会見解

2011年03月26日 | Weblog

 3月24日、暫定的指標値100Bq/kgを超える水道水の乳児等の摂取について、学会の見解が2つ発表された。要旨等は以下のとおり。本情報を転載される場合は、オリジナル情報(学会発表pdfファイル)も含めて転載されたい。


「食品衛生法に基づく乳児の飲用に関する暫定的な指標値100Bq/キログラムを超過する濃度の放射性ヨウ素が測定された水道水摂取」に関する、日本小児科学会、日本周産期・新生児医学会、日本未熟児新生児学会の共同見解日本小児科学会日本周産期・新生児医学会日本未熟児新生児学会 3/24】

(抜粋)
短期間の摂取では、乳児であっても、健康に影響を及ぼす可能性は極めて低い
乳児の水分摂取必要量は成人に比べて多いため、短期間であっても、水分摂取不足は重大な健康障害を起こすため、飲用水が確保できない場合には、水分摂取を優先させること。

 1)母乳栄養の児では、母親は制限なく食事を摂取し、母乳栄養を続けてください。
 2)人工栄養の児では、ミネラルウォータを使用してミルクを調整することは可能ですが、煮沸し適温にしてから使用します。一部の硬水では、粉乳が十分に溶解しないことがあります。また、硬水には多くのミネラルが含まれており、乳児に過剰な負担を与える可能性があります。この場合には、水道水を用いる方が安全です。
 3)離乳食を摂取している乳児では、水分摂取は離乳食からも可能なので、人工乳の量を減らすことは問題ありません。
 4)人工乳のみを摂取している児で、代用水が確保できない場合には、通常通り水道水を使用して下さい。

※ 軟水と硬水について(私の補足記載)
「水に含まれるカルシウム塩とマグネシウム塩の量の指標(硬度)が一定水準より少ない場合を軟水、多い場合を硬水という。一般的に、日本国内で産出されるミネラルウォーターは軟水のものが多く、欧州で産出されるものには硬水が多い。WHOの基準では、これらの塩類の量を炭酸カルシウムに換算したアメリカ硬度(mg/L)において、0~60のものを軟水、120~180のものを硬水、180以上のものを非常な硬水というように決められている。」(ウィキペディア)(日本ミネラルウォーター協会)(参考:水広場:硬度別製品一覧


 因に、ボトルには、以下のように表示されている。

   



水道水について心配しておられる妊娠・授乳中女性へのご案内(200ベクレル/kg前後の放射性物質を含む水道水を長期にわたって飲んだ場合の健康への影響について学会の見解)日本産科婦人科学会 3/24】

(抜粋)
 4. 現時点では妊娠中・授乳中女性が軽度汚染水道水を連日飲んでも、母体ならびに赤ちゃん(胎児)に健康被害は起こらないと推定されます。また、授乳を持続しても乳幼児に健康被害は起こらないと推定されます。
 5. しかし、胎児・乳幼児は成人に比べ被曝の影響を受けやすいとされており、被曝は少ないほど安心です。したがって、軽度染水道水以外の飲み水を利用できる場合には、それらを飲用することをお勧めします。
 6. 妊娠中女性は脱水(体の中の水分が不足すること)には特に注意する必要があります。したがって、のどがかわいた場合は決してがまんせず、水分を取る必要があります。のどがかわいた場合には、スポーツドリンク、ミネラルウォーター(軟水のもの)、ジュース、牛乳などがお勧めです。