蘊蓄cafe

-日々発見、身の回りの話題 【うんちくカフェ】-

胸部X線検診やらCTスキャンやら

2011年03月20日 | Weblog
 最近、原乳とホウレンソウからの被曝量が、牛乳がCTスキャン1回分、ホウレンソウが5分の1程度と説明されている。いつの間にか「胸部X線検診」の例示が「CTスキャン」の例示になった。因に、被曝量は、「胸部X線検診が50マイクロシーベルト」、「CTスキャン(腹部)が10000マイクロシーベルト」とすると「胸部X線検診」の例示では、「牛乳が胸部X線検診200回分、ホウレンソウが40回程度」という説明になってしまうためだ。(^^;
 「牛乳やホウレンソウを1年間食べ続けた場合だ」というのも、放射性物質が含まれているのが、牛乳やホウレンソウだけであればいいのだが。

電力の需給の不安

2011年03月20日 | Weblog

 地震による原発のトラブル等で東京電力の電力の供給能力が低下している。現在の電力供給能力は、3350万キロワットしかないという。

 因に、上のグラフは、東京電力の平成21年と平成22年の各月の月間最大電力(つまり、ある時刻の総電気消費量の最大値)。4、5月は暖かくなって使用量は少なくなり、夏は冷房需要で電気の消費量が多くなる(平成22年は暑かったので電力消費が多くなっている)。ひと月のなかでも、気温や曜日によって電気の消費量は変動するし、1日の中でも大雑把に夜は電力消費が少なく日中は多くなる。これにあわせて、電力会社は発電量を増減している訳だ。

 で、赤い細線が現在の電気の全供給能力。供給力が最大需要量を下回っており、かなりの危機的状況であることがわかる。4~5月までは電力消費が少なくなる時期なのでなんとかなりそうだが(何日かは輪番停電は避けられなさそう)、6月から夏にかけては、省エネや輪番停電だけではとても間に合いそうがない。大規模な停電が避けられないのではないか。冷房なし&暗い部屋での仕事になりそうな予感がしている。下手をするとサマータイム導入という声もでてきたりして・・・

 地震が、電力に影響し、さらに農産物にも影響を及ぼしそうな状況。個人レベルでも、どこに影響が及ぶか見通して早めに手を打つ必要がありそう。現在、問題がないレベルと言っても、先々までは保証の限りではないのだから。