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蘊蓄cafe

-日々発見、身の回りの話題 【うんちくカフェ】-

てくてく向島5(志満ん草餅)

2015年01月24日 | てくてく

さて、和菓子の老舗が多い向島で、志満ん草餅の草餅も、なかなかヨモギの香りがすばらしく美味しい。
かつては、隅田川沿岸の土手には蓬が自生していて、それで草餅を作っていたのだという。
ここの草餅には、餡が入ったものと、入っていないものがある。入っていないものは、写真の下のように窪みが付けられていて、蜜ときな粉をかけて食べる。
まんじゅうを木の薄皮に包んでくれたり、きな粉を紙の小袋に入れてくれるのも新鮮だったりする。

狭い販売店舗だけれど、私の他にお客さんが4人も。けっこう人気があるみたい。
他に、団子が大きいみたらし団子、笹団子(写真右)とかもある。


てくてく向島4(言問団子)

2015年01月17日 | てくてく

「山本や」と道路を挟んで「言問団子」がある。
江戸時代末期からのお店で、お店の名前のとおりの言問団子(こととい団子)が名物。

昔、在原業平という人が東国を旅行した時に、隅田川の白い水鳥の名前を問うたところ、都鳥と聞いて、都が恋しくなり「名にし負はば いざこと問はむ 都鳥 わが思ふ人は ありやなしやと」(古今和歌集)」と詠んだという古事をもとに、ここに在原業平神社を建て、この辺りを言問ヶ岡と言うようになり、出していた団子が名物となったという。

実は、在原業平とは何の関係もないのだが、お店の初代はうまいネーミングと戦略をたてたものだと。由来のないお菓子は、どこにでもあるただの菓子なのだから。

最小の単位で、6個入りのかわい箱入りがある。

ついでながら、このお店、TBSアナウンサーの外山惠理さんの実家だという。そういえば、初代が外山佐吉と、お店のページに書いてあった。


てくてく向島2(山本や)

2015年01月17日 | てくてく

目的は、桜餅の元祖「山本や」。店内は広く、明るい。
お店でいただくこともできるが、席はそれほど多くない。最小の単位は6個詰のよう。
箱を開けると、桜の葉でいっぱいに覆われて、葉のいい香りが! うわ!といった感じ。

 

餅が3枚の葉で完全に包まれている。左は表から、右は裏から。

 

しっとりした小麦の薄い皮で餡が包まれている。説明書きには、葉は残すよう書かれている。
なお、葉は、食べる人も、残してお茶漬けのようにして食べる人もいるという。

 


てくてく浜離宮恩賜庭園3

2014年12月08日 | てくてく

園内には、鷹狩り場が2つある。
鷹狩りにも準備が必要で、まずアヒルを飼いならしておくとのこと。木を鳴らすとアヒルは餌がもらえると細い水路に入る。それにつられて水鳥たちも水路に入り、そこで各自、網をかかげ飛び立つ水鳥を捕まえる。高く逃げた水鳥は鷹が捕まえる。これは、あそこは危険だと鳥仲間に伝わらないようにとのこと。水鳥の監視の設備もこっていて。当然、将軍の鷹狩りなので失敗は許されないのだなと(^^;


てくてく浜離宮恩賜庭園

2014年12月08日 | てくてく

浜松町と新橋の近くにある浜離宮恩賜庭園。
ここは、将軍家の鷹狩場で、歴代将軍が造園・改修したまさに将軍家の庭園。当然、老中の庭園より大きく、全部を歩くには気合が必要。地図がないと迷うほど。
池周辺はやっぱり松が多くなっている。こういった権力を誇示する庭園よりは、もう少し小さく変化が多い庭園の方が好き。