蘊蓄cafe

-日々発見、身の回りの話題 【うんちくカフェ】-

待ちに待ちに待った基本定石事典がでた!

2010年02月20日 | 囲碁

 19日(金)に本屋さんを覗いてみたところ、すでに書棚に並べられているのを発見。次の瞬間には上下巻とも手にゲットしていた。章立て・構成は前版と同じなので、改訂版かと勘違いしそうだが、全面的に書き換えられた新版だ。文字と絵が大きくなっていて読みやすい。目はずしが少なくなり星の定石が多くなって、ページ数は全体で十数ページ増えているようだ。

ネット碁は国際色豊か

2010年02月16日 | 囲碁
 ネット碁は国際色豊かだ。

 夜、かなり遅い時間になると外国からの参加が目立ってくる。アメリカ、ロシア、中国、香港、台湾、フランス、ドイツ、イタリア、ブラジル、チリ、コスタリカ、カナダ、ベラルーシ、タイ、バーレーン、韓国、オーストラリア、スロバキア、ルーマニア、オランダ、イギリス、アルゼンチン、シンガポール、マレーシア、モンゴル・・・と覚えているだけでもこんなにある。どうやって囲碁を勉強しているのか不思議である。

 

囲碁の書籍

2010年02月13日 | 囲碁
[感想:★★★--:特徴あり]

 高尾九段の「基本定石事典」がなかなか出版にならないが、書店で何冊か勉強用の書籍を見つけた。いずれも石田芳夫九段の著書で定石に関するもの。
 定石事典や布石事典があったとして、さらに欲しいのが、定石の用法の解説書。ある局面において、低くカカルのか高くカカルのか、ハサムべきか否か。また、どの定石を想定したらいいのかなどかなり難しい。シチョウ関係があったり、先手になったり後手になったりする。

 で、次の2冊がそこら辺のさわりを解説している。「石田芳夫のやさしく考える布石 (NHK囲碁シリーズ)」 (日本放送出版協会)は、NHKの囲碁講座をコンパクトにまとめたもの。定石事典では細かすぎるため、定石体系の骨格を把握するのにいいかも。「この定石を選択してよくない場合」も解説されているのがいい。
 「プロの常識・アマの非常識 布石編 (マイコミ囲碁ブックス)」(毎日コミュニケーションズ)は、3、4手目から布石をどう打っていくのかの基本的な考え方が解説されている。単にプロの真似をするのは間違いのもとで、考え方も知っっているとより面白いはず。

 また、「囲碁の新常識 (上級を目指す)」(河出書房新社)は、最近打たれなくなった定石、布石とその理由が解説されており、そこらに興味があるむきには面白いかもしれない。ただ、結構難しめで、アマチュアの碁は、そもそも定石ハズレが多いのだが(^^;


囲碁というゲーム

2010年02月07日 | 囲碁

 既に2月の初旬なので、高尾9段の基本定石事典がそろそろ発売されるのではと期待している(まだ正式な発売日のアナウンスはないようだ)。

 最近、ネット碁を覗いているが、実に国際色豊かで、ビギナーから有段者までレベルも多彩だ。で、面白いことに囲碁の「勝敗」にはけっこう様々な要因がからんでいるような気がしている。高段者にも筋悪でバッチイ手を連発する人はいるし、初級にも筋のいい手を打つ人がいる。布石、定石、戦い、死活、ヨセそれぞれの力が必要だが、全てに優れた人はそういないだろう。また、盤面も広いので、1カ所で多少失敗しても、他所で挽回できる可能性がある。その時の気分、気力、相手との相性というのも相当影響するように感じる。こういった複雑さがこのゲームの魅力だ。

 また、広い盤面のどこに打ってもいい自由さがある。中堅の碁は、どこかで見たような常識っぽい手が多くなるので、それほど観戦する気にもならないが、初級者の碁は実に自由に打っていて、そういった意味では見ていて気持ちがいい。