蘊蓄cafe

-日々発見、身の回りの話題 【うんちくカフェ】-

「ハジマリノウタ」(いきものがかり)

2010年12月30日 | 音楽・映画レビュー
「ハジマリノウタ」(いきものがかり)。
昨年のNHK 全国学校音楽コンクール(中学校)の課題曲「YELL」がようやく入ったアルバムなのでレンタルしてみたのだが、聴くほどに全曲がすてき。最近、通勤帰りによく聴いている。今日テレビを見ていたら日本レコード大賞の最優秀アルバム賞を受賞していた。

宇宙戦艦ヤマト実写版

2010年12月30日 | Weblog
 私も、テレビで「宇宙戦艦ヤマト」を観ていた世代だが、実写版とやらの「SPACE BATTLESHIP ヤマト」は、カス、クズである。ああもう、クソ、ウンチ。お手軽な金儲け以外、意味がない企画だ。
 木村拓哉や黒木メイサをテレビ番組に集中して出演させたり、タイアップ商品を開発するなど、宣伝に巨費を投じている。逆に言えば宣伝しなければ観られることのない映画なのだろう。そもそもこんなものを作ろうとする思想が許せない。リメイク版「椿三十郎」よりも遙かに情けない。

「わが家でできるこだわり清酒―本格ドブロクも指南」(永田十蔵著、農山漁村文化協会)

2010年12月25日 | 
[感想:★★★★-:ぜひ勧めたい!]
「わが家でできるこだわり清酒―本格ドブロクも指南」(永田十蔵著、農山漁村文化協会)
 インターネットにもいろいろ情報はあるが、それ以上に有益な情報が得られる。天然酵母の採取・培養の仕方、米の蒸し方、発酵の終わりの見極め方、搾り方、火入れの方法など、大規模な酒屋ではなく、一般に民間で行われてきた歴史的な手法が解説されている。発酵・テクノロジーのすばらしさも感じることができ、読み物としても面白い。私も米が固めでぱらぱらでなければならない理由がこの本で分かった。



天然酵母

2010年12月25日 | 
 ドライイーストを使えば、パンでもアルコールでも安定してできてしまう。しかし、あまりに簡単にできてしまって味気ないのと、ドライイースト臭を嫌うムキは、天然酵母を使うようだ。

 パンでは、丹沢酵母、白神酵母、ビール酵母などいろいろ販売されているが、やっぱり清酒酵母を使ってみたい。清酒酵母は比較的低い温度でも発酵するという。しかし、清酒酵母は酒類製造免許がなければ買うことができない・・・。

 ところが、ネットで見てみると清酒酵母でパンを焼いている人がいるんですね。ほほーう。どうやら酒粕から種おこしするらしい。たしかに酒粕は酒造りの原料と酵母等の最後の濃縮物なので、新しければ酵母うじゃうじゃのはず。たしかに酒粕まんじゅうというのもあったような。

 で、酒粕100gを15%の砂糖水に入れて20度に保つ。ポイントは、酵母以外の雑菌の繁殖を防ぐため、レモン汁又はクエン酸を入れて酸性にすること。乳酸(ヨーグルト)を入れてもいいような気もする。

「サッカーのり」

2010年12月19日 | 

 スーパーで「サッカーのり」という商品を見つけた。
 丸いおにぎりに巻き付けるとサッカーボールの模様のおにぎりができるという。ちょうどいい大きさのおにぎりができるように、半球状の型も別途あるようだ。

 最初は、海苔をこのような形で打ち抜くと、海苔が無駄になりそうな気がしたが、驚いたことにサッカーのりをジグソーパズルのように並べると一枚の海苔になるのだという。このアイディアは凄い!感心してしまった。

 作ったのは、東京の海苔屋さんの「川島屋」の社長さん。サッカー好きの奥さんに勧められて作ったとか。ボールの展開図を描くところから始めて5年かかったらしい。あちこちのスーパーで売られているが、インターネットでも送料込みで400円。運動会などで子供達が喜ぶ顔が見えるようである。お見事!


ワイン

2010年12月18日 | 

 先週の金曜日の昼休み、職場の近くに小さいワイン専門店を見つけ、入ってみた。置かれているワインの価格帯は高めで、店舗自体が温度管理されている。ふーんと一回り見ていたところ、「いかがです、どうぞ」とグラスに白ワインの味見!それがまた、おお!という感じで、飲みやすく美味しいんだは。
 探していたのは赤ワインで、ついつい2本買ってしまった。1本目を開けたが成熟した落ち着きがあってなかなか良かった。

 ところで、
 ワインは、ブドウの糖分をアルコール発酵させる。
 ビールは、麦芽を糖化させた液を、アルコール発酵させる。
 で、面白いことに、日本酒は、米の糖化とアルコール発酵を同時に行うのだ。
 同じ「酒」でも違いがあって面白い。特に日本酒は、乳酸菌、麹、酵母が最初から存在し、絶妙なバランスで主役を交代していく芸術品のように思える。

バイオテクノロジーの実験

2010年12月18日 | 

 なんでも一通りはやってみたくなる。
 金曜日の帰りに、4Lの梅酒浸け瓶を探した。なかなか4Lの大きさのものが置かれておらず、ようやくプラスチック製のものを発見。ガラス製だと煮沸消毒できるが、プラスチック製はアルコール消毒する必要がある。小さなガス抜き弁がついているところが専用品だ。

「秀策極みの一手―最強本因坊の大局観、判断力30選」(高木 祥一著、日本棋院)

2010年12月15日 | 囲碁
[感想:★★★--:平均レベル(面白い)]
秀策極みの一手―最強本因坊の大局観、判断力30選」(高木 祥一著、日本棋院)
 発売になったばかりのこの本を書店で見かけ、パラッと開いてみて、第一局目からこれは凄い!と思ってしまった。鳥肌モノである。
 「ヒカルの碁」でも登場人物となっている「秀策」の棋譜30局を載せ、その「極みの一手」を鑑賞しているのだが、全手順を解説するのではなく、勝敗に大きくかかわったある場面での一手を解説しているのが特徴で、その手の凄さをより感じることができる構成になっている。もちろん棋譜は全手順が巻末に収録されている。まず、第一局目を見ていただきたい。この時、秀策は14歳!


甘酒(その2)

2010年12月11日 | 
 酒粕には、油と結合して体から排出というが、ダイエット効果があるかどうかは不明だ。高カロリーで体重が増えるような気もするこの頃。
 いろいろ試してみて、酒粕甘酒には便(うんち)を軟らかくする効果があるが、本格甘酒にはその効果はないことが分かった。

  

 今日は、本格甘酒を作ってみた。
 まず、米1合を3倍の水で、お粥モードで炊く。60度以下に冷めてから、麹200gを砕いてまぜる。この時水を混ぜる方法もあるようだが、今回は、そのまま50度から60度に保つ。70度以上になると麹が失活してしまうので注意が必要。
 最初、湯煎してみたが面倒なので、ネットで見たように炊飯器の保温モードで、蓋をあげたまま10時間放置する(たまにかき混ぜる)。ちょうどいい50度から60度に維持できるようだ。最初固いかなと思ったが、急に柔くなってとろとろに分解されているみたい。明日の朝できる予定。


ふくよかなぬこ

2010年12月11日 | 動物
 寒くなると、どこかで温々しているのか、姿をあまり見かけなくなる。
 この時期、ぬこは冬に備えて脂肪を蓄積するらしく、いつの間にか真ん丸でコロコロになっている。
 人間も、年末からお正月にかけてコロコロするが・・・春になってもコロコロのままなのは単なるメタボか。

アジア大会(囲碁)その2

2010年12月08日 | 囲碁
 先日、ブログに「アジア大会(囲碁)」を書いたが、もう少し詳しいことが分かった。

 「団体戦で鈴木歩五段は、時計の押しミスで時間切れ負けてしまい」と書いたが、「時計を押したのだが、反応していなかったことに気がつかなかった」のだという。半目勝負の碁でそのまま終局まで打てば鈴木五段の勝ちだった。この大会で使用された対局時計は、反応が悪く時間切れが続出し、対局者は何回か押すということを余儀なくされたらしい。中国製の粗悪品なのだろう。これでは選手がかわいそうだ。
 因に、対戦していたのが、台湾選手として出場していた謝依旻五段。彼女も「鈴木さんはボタンを押していた。うれしくない勝利だった」とコメントしているという。

 韓国選手が頭に針を打ったのも、ドーピングと類似した効果があり問題なのではないかということで、今後の検討事項とされたようである。