蘊蓄cafe

-日々発見、身の回りの話題 【うんちくカフェ】-

「ファンタスティックカップル」

2008年06月30日 | 音楽・映画レビュー
[感想:★★★★-:ぜひ勧めたい!]
 アメリカ映画「潮風のいたずら」をリメイクしたTVドラマ。高慢な金持ち女が記憶を失い、子連れの工務店技術者と暮らす中で暖かさに触れ変化していく様をユーモラスに描いている。最初は一見憎たらしい女が、気持ちがストレートで正直だけに、その不器用さが段々可愛く見えてくるのが面白い。生意気で嬉しいのに虚勢をはってしまうという難しい役をハン・イェスルが見事に演じている。少し前の「やまとなでしこ」のような雰囲気のある暖かいドラマだ。「このザマはないわ」「~のザマときたら」「なんてザマなの」という口癖も痛快。
 考えてみれば、「記憶喪失」というのは、前に映画「ホリデイ」のところで書いた「ホームエクスチェンジ」以上の究極の「脱殻」の機会で、描いているのは同じテーマなのかもしれない。

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監督:キム・サンホ
出演者:ハン・イェスル、オ・ジホ、キム・ソンミン
Story:
「財閥令嬢」「記憶喪失」という韓国ドラマの定番テーマを、軽快なテンポと個性的なキャラクターで描いた痛快ラブコメディ第1巻。超セレブで高慢な人妻・アンナは、ある日クルーザーから海に転落し記憶喪失になってしまう。恋人と偽りアンナを病院から連れ帰ったチョルスは、アンナを扱き使おうと家事をやらせるのだが…。離れ小島で貴重な埋葬品らしき物を発見したチョルスとアンナは、予定を変えて1泊することに…。離れ小島の灯台の塗装にひとりで出掛けたチョルス。ところが、急に天候が崩れ嵐となってしまい…。チョルスはアンナに携帯電話を買うが、「色が気に入らない」と言われ取り替えに行く羽目に…。家を飛び出すも連れ戻されたアンナは自分が大富豪であり、チョルスとは敵同士だったことを知る。自分のいた場所に帰るつもりでいたアンナだが、何かと優しいチョルスの姿に心は揺らいでいた。アメリカ映画『潮風のいたずら』を、『快傑春香』の脚本家・ホン姉妹がリメイク。(ファンタスティックカップル)

「イラク -狼の谷-」

2008年06月28日 | 音楽・映画レビュー
[感想:★★★--:平均レベル(見所あり)]
 2006年製作のトルコ映画。フード事件、イラク結婚式虐殺事件、アブグレイブ捕虜虐待事件、コンテナ輸送虐殺事件、臓器売買疑惑を題材にした反米映画。トルコでは大ヒットしたという。アメリカは随分と憎まれているんだなと実感。

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監督:セルダル・アカル
出演者:ネジャーティ・シャシュマズ、ビリー・ゼイン、ハッサン・マスード、ゲイリー・ビジー
Story:
イスラム諸国で大ヒットを記録した過激な反米アクション映画。同盟国のアメリカ軍から突然襲撃を受けたトルコ秘密指令部。元トルコ秘密諜報員のポラットは、自殺した将校の友人に復讐を託され、仲間と共にイラクへと赴く。(イラク -狼の谷-)

「ホリデイ」

2008年06月28日 | 音楽・映画レビュー
[感想:★★★★-:ぜひ勧めたい!]
 とてもいいよく出来た映画だ。少し地味で始めはどうかなと思ったがいつの間にか引き込まれ時間を忘れて観ていた。

 「ホームエクスチェンジ(家を交換する)」というのがポイントになっていて、ここで「家」は人間の「心の殻」を象徴している。立派な「家」や可愛らしい「家」・・・いろいろな「家」がある。しかし時にはその「家」を交換して(心の殻を脱ぎ捨てて)みたらとこの映画は言っている。アイリスが家のゲートを開けるとさぁーっと心地よい風が吹き込み、彼女に「何かが起こる予感がする」と言わせている。この時から俄然流れが変わっていくのだ。
 「家」にこもっているのは失恋した2人の女性だけではない。子連れの男性、老齢の脚本家も「家」の扉を開けて彼女らを迎え入れてから生活が大きく変わっていく。

 女優は、「マスク」「マルコヴィッチの穴」「チャーリーズ・エンジェル」のキャメロン・ディアスと「いつか晴れた日に」「タイタニック」のケイト・ウィンスレット。
 なお、ビデオ店で「卒業」のDVDを手に取った時にちらと映るお客役がダスティン・ホフマンなのは映画好きへの大サービスだ。

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監督:ナンシー・メイヤーズ
出演者:キャメロン・ディアス、ケイト・ウィンスレット、ジュード・ロウ、ジャック・ブラック
Story:
『恋愛適齢期』のナンシー・メイヤーズ監督が、キャメロン・ディアス、ケイト・ウィンスレットら豪華キャスト共演で描いたロマンティックラブストーリー。ハリウッドとロンドン郊外に住むふたりの女性が、ホームエクスチェンジを機に運命の恋に出逢う。(ホリデイ)

「ファンタスティック・フォー 銀河の危機」

2008年06月28日 | 音楽・映画レビュー
[感想:★★★--:平均レベル(見所あり)]
 アメリカのマンガを映画化した娯楽活劇2作目、スーパーヒーローもの。最初に日本の富士山、最後に着物が出てくる。登場するスーパーヒーローは「ミスター・インクレディブル」のキャラにもなっている。ストーリー自体はたわいもない。

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監督:ティム・ストーリー
出演者:ヨアン・グリフィズ、クリス・エヴァンス、ジェシカ・アルバ、マイケル・チクリス
Story:
ジェシカ・アルバほか出演の人気アメコミ原作シリーズ第2弾。上空に突如現れた銀色に輝く宇宙からの使者・シルバーサーファーの謎を解明し、地球最大の危機から人類を救うべく、ファンタスティック・フォーが立ち上がる。(ファンタスティック・フォー 銀河の危機)

「サイボーグでも大丈夫」

2008年06月23日 | 音楽・映画レビュー
[感想:★★★--:平均レベル(見所あり)]
 チャップリンのモダンタイムスを思い出すようなオープニングは面白い。ヨングンが食事を摂らないのには理由があって、それを理解し助けようとするのがイルスンだけ。ヨングンが医師に自分がサイボーグであることを打ち明けた時の医師とのすれ違いがさりげないが恐ろしい。カメラもきれいで、特にヨングンを撮る時の光の当て方を工夫しているのが面白い。

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監督:パク・チャヌク
出演者:チョン・ジフン(Rain(ピ))、イム・スジョン、チェ・ヒジン、イ・ヨンニョ
Story:
“復讐三部作”のパク・チャヌクが監督を手掛けたラブコメディ。精神病院を舞台に、自分をサイボーグだと思い込む少女と患者の青年の交流を描く。Rain(ピ)の名で歌手としても活躍するチョン・ジフンと『箪笥-たんす-』のイム・スジョンが共演。(サイボーグでも大丈夫)

「隠し剣 鬼の爪」

2008年06月22日 | 音楽・映画レビュー
[感想:★★★★-:ぜひ勧めたい!]
 山田洋次監督の「時代劇三部作(たそがれ清兵衛隠し剣 鬼の爪武士の一分)」の2作目。三部作の中では一番安心して観ていられる。それにしても、どうして三部作3本それぞれのストーリーがこんなに似ているのだろう。何かしら芸がない気もする。

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監督:山田洋次
出演者:永瀬正敏、松たか子、吉岡秀隆、小澤征悦
Story:
『たそがれ清兵衛』から2年。山田洋次が監督・脚本を務め、藤沢周平原作によるふたつの短編小説を元に男女の悲恋を描いた時代劇。幕末を迎えた江戸時代を舞台に、下級武士である片桐宗蔵と、かつての片桐家の奉公人・きえが恋に揺れ悩む姿を静かに映す。(隠し剣 鬼の爪)

「恋する神父」

2008年06月22日 | 音楽・映画レビュー
[感想:★★★--:平均レベル(見所あり)]
 ハ・ジウォンクォン・サンウによる上品なラブ・コメディ。ストーリー自体は単純だが、2人の魅力がとてもよくでているんだわ。

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監督:ホ・インム
出演者:クォン・サンウ、 ハ・ジウォン、 キム・イングォン、 キム・インムン
Story:
『悲しき恋歌』のクォン・サンウと『バリでの出来事』のハ・ジウォンが共演した純愛ラブコメディ。ひょんなことから田舎町の教会で修行をすることになった、神父を目指す神学生・ギュシク。彼が、聖職者には御法度である恋の煩悩に振り回される姿を描く。(恋する神父)

「エンドゲーム 大統領最期の日」

2008年06月22日 | 音楽・映画レビュー
[感想:★★---:平均レベル(人によっては)]
 大統領が暗殺され、共犯者を探るうちに手がかりが消され・・・というのはよくある話。アクションはいいが中身がなく、それだけになってしまった。バート・レイノルズも出ているがかなり中途半端な役柄。

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監督:アンディ・チェン
出演者:キューバ・グッディングJr、ジェームズ・ウッズ、アン・アーチャー、バート・レイノルズ
Story:
キューバ・グッディングJrほか実力派俳優共演によるサスペンスアクション。大統領が狙撃により暗殺され、大混乱に陥ったアメリカ。警護中だった捜査官と暗殺現場に居合わせたレポーターが、手を組んで事件の調査を開始する。(エンドゲーム 大統領最期の日)