蘊蓄cafe

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福島原発事故にともなう環境放射線に関する原情報

2011年03月22日 | Weblog

 自分用に収集している「福島原発事故にともなう環境放射線に関する情報」をホームページのサーバー(http://www.asahi-net.or.jp/~xj6t-tkd/eq110317.html)においた。ブログで引用したデータはすべて掲載してあるので、興味があるムキは参照いただけると幸い。いずれも、報道や伝聞情報ではなくて、政府・自治体等の原データ等へのリンク。随時追加を予定。


電力の需給の不安(その2)

2011年03月22日 | Weblog

 先日、「電力の需給の不安」について書いたが、さらに、月毎の最大需要の他に月毎の需要平均(濃い色のグラフ)を追加した。また、今日の東京電力の最大供給能力は、赤線の37,000MW(MW=1000kW)だという。


 これを見ると、夏は、関東で冷房を使うのはとても無理、度々停電するため関東で工場を操業するのは難しい。生きて行くための電力、最低の生活をするための電力に使用が限られることになりそう。省エネだけではとても対応できない状況だ。停電が相当の規模で必ず発生することは明らかだ(なお、このグラフは、資源エネルギー庁の統計データを私が個人的に加工したものなので注意のこと)。電力の需要ピークの約6割しか供給能力がないのである。とにかく危機的状況である。ただ、福島原発の放射線の問題が落ち着かないうちは、この問題まで手が回らないかもしれない。


 これを考えると、被災者は関東以外で受け入れるようにした方が良さそうな気もする。夏に冷房がなく、体調を崩すお年寄りが発生するかも。また、夏休みは長く取って、長く田舎に疎開する人が増えるかもしれない。



 もう一つ、東京電力は、ホームページで「電力の使用状況グラフ(東京電力サービスエリア内)」の情報提供を始めた。毎日、その日の現時点の電力需要が棒グラフで表示され、供給能力との関係が分かるようになっている。これは分かりやすい。今日は、きつそうだとか、余裕があるというのが一目で分かる。

 もうひとつ、ついでながら、このような状況のもと、関東でプロ野球のナイターをやりたいなどというのは能天気すぎるアホだ。国から一蹴されて当然だと思う。