蘊蓄cafe

-日々発見、身の回りの話題 【うんちくカフェ】-

桜が咲いた

2011年03月28日 | Weblog

 去年は今頃、桜が咲いていたように思う。なんとなく桜も暖かくなるのを待っているようで、少しすると一気に咲き始めるのではと。東京で桜の開花宣言があったようだが、近所ではまだ。

 暖かくなってくると、猫のぬーこの姿を見かけるようになる。シュタシュタと左脇を駆け抜けて行く。何かアピールしているみたい。車の陰に隠れたが、長いしっぽが見えている。


納豆が品薄

2011年03月27日 | Weblog

 スーパーで納豆がなくなったのは、4年前のフジテレビ「発掘!あるある大事典2」のデータねつ造騒動以来のこと。どうも、これまで地震によってシェア約30%を有する茨城の工場で設備が損傷したり、資材不足や停電で出荷がままならなかったよう。現在、出荷はされているが以前の供給量に戻るまでには当分かかるという。


厳正なる抽選

2011年03月27日 | 囲碁

 郵便受けを覗くと、パンダネット(インターネット碁会所)から郵便が届いていた。何かなと思って開けてみると、白江八段の文字詰碁付きの卓上カレンダー! 応募された方から抽選で2000名様にとあり何気なくクリッとしたのだけれど、それほど応募がなく全員に当たったのではと。もらって言うのも何なのだけれど、見た目がイケテなく少しチャチ・・・一応部屋に飾って眺めている。ただ、カレンダーに描かれている詰碁の答えを送るとネット指導後券2枚が当たるという。ひょっとして当たる確率高い?(^^) 今月のプレゼントは、「初心者用カラー碁盤と碁石のセット」で20名様、当選者は「カラー碁盤を使って、ご家族の方と囲碁を楽しんでいる写真を簡単な感想文と一緒に事務局へ送ってください」とあるので面倒くさがって競争率は低いかも。

 あと、何日か前に日本棋院から、何と!高尾九段の「基本定石事典」上下セットが送られてきた。2月の囲碁問題に応募していたのを思い出した。成績優秀者ではなく、「応募された方全員の中から厳正なる抽選の結果2名様に」なのだが、意外に当たるものだと。または運がいいのか。


日々の備え

2011年03月26日 | Weblog

 今回、地震→原発事故→農作物問題までは予想されたが、スーパーや自販機から「水」がなくなるとは思わなかった。ただ、少し前から近県東京都の水道水データでは僅かに放射能の増加が検出されていたし、原発に近いところでも高い値がでていて、雨で放射能が落ちていると言われていたので、あり得る事ではあった。今、問題ないとしても将来どうなるか確かなことは分からないのだから、情報には敏感に、日々の備えを万全にしておくべきとつくづく感じてしまった。

 私の場合、山歩き道具の、ベッドランプ、ろうそく、電池、バーナー、シュラフ、ツウェルトが押し入れに入っていて、それがそのまま災害用備品になる。しかし、たまたま、水も2L+αがあったものの、停電や断水が起こっても少しは対応できるよう、さらにペットボトル2本、予備ガス、非常食くらいは日頃から常備しておくべきと反省。ただ、夜お腹がすいて、買った非常食をつい、おやつにしているようでは意味がなかったりする。(^^;


可哀想な冷しラーメン

2011年03月26日 | Weblog

 数日前になると、スーパーでだいたいの食品は売られるようになったが、何故か納豆、米、牛乳、うどんだけは見かけなかった。肉や魚、冷凍食品は売れ残っている状態。パンは普段に戻っていた。
 今日見てみると、やっぱり納豆がないのが不思議だが、米、牛乳、うどんは出始めていて買うのに不自由はない。冷凍食品、ジュース類が売れ始めたのは「水道水」の影響だと思われる(^^;

 大人は、飲料水以外から水を補給することが多いので、ペットボトルがなくなったとしても致命的にはならない。ただ、安全性に問題はないと言われても、幼児にかかわらず子供には水道水は飲ませたくないと思ってしまうお母さん・お父さんの気持ちはしかたがないと思う。10本や20本も買えば非常識な買い占めだと思うが、4、5本買うくらいでは買い占めだと非難する気にもならない。水のペットボトルがスーパーから消えたのは、買い占めというよりは、普段買わない人にも需要が発生したため、需要と供給のバランスが崩れたことによるのが主な原因だろう。個人的には、米を炊かないとすると、水を使うのはコーヒーを飲むくらいなので「水道水を飲まない」こととしてもそれほど困らなかったりする。

 ただ、ペットボトルの水で、米をといだり、食器を洗ったり、歯磨きしたり・・・と馬鹿なことをしている人はきっといるのだろうなと思ってしまう。

 スーパーに行くたび、売れ残っている冷やしラーメンがあった。カップラーメンが売り切れてもこれだけは売れ残っていた。生まれた時期が悪かったのねと・・・。毎回あまりに目につくので家につれてきた。これから食べてあげるからねと。


電力の需給の不安(その3)

2011年03月26日 | Weblog

 平成23年3月25日、東京電力が「今夏の需給見通しと対策について」プレス発表を行った。
 「現時点で今夏の供給力としては4,650万kW程度と見込んでおり、今夏の最大電力については、地震の影響や節電の効果が見込まれることから、記録的猛暑だった昨年に比べ、約500万kW低い5,500万kW程度(発電端1日最大)と想定している」という。ただ、「地震の影響や節電の効果」というのが不確定要素大であやしい。実際の対策は、昨年と同規模の6,000万kWでたてるのだろう。



 先日、書いた「電力の需給の不安(その2)」の電力需要のグラフに、東京電力の夏の供給能力を追加した。3月24日時点からここまで供給能力を増やすということだが、下のように、ここ数年間、6,000万kWを超える最大需要が発生している年が多い。


水道水:乳児の飲用等に関する学会見解

2011年03月26日 | Weblog

 3月24日、暫定的指標値100Bq/kgを超える水道水の乳児等の摂取について、学会の見解が2つ発表された。要旨等は以下のとおり。本情報を転載される場合は、オリジナル情報(学会発表pdfファイル)も含めて転載されたい。


「食品衛生法に基づく乳児の飲用に関する暫定的な指標値100Bq/キログラムを超過する濃度の放射性ヨウ素が測定された水道水摂取」に関する、日本小児科学会、日本周産期・新生児医学会、日本未熟児新生児学会の共同見解日本小児科学会日本周産期・新生児医学会日本未熟児新生児学会 3/24】

(抜粋)
短期間の摂取では、乳児であっても、健康に影響を及ぼす可能性は極めて低い
乳児の水分摂取必要量は成人に比べて多いため、短期間であっても、水分摂取不足は重大な健康障害を起こすため、飲用水が確保できない場合には、水分摂取を優先させること。

 1)母乳栄養の児では、母親は制限なく食事を摂取し、母乳栄養を続けてください。
 2)人工栄養の児では、ミネラルウォータを使用してミルクを調整することは可能ですが、煮沸し適温にしてから使用します。一部の硬水では、粉乳が十分に溶解しないことがあります。また、硬水には多くのミネラルが含まれており、乳児に過剰な負担を与える可能性があります。この場合には、水道水を用いる方が安全です。
 3)離乳食を摂取している乳児では、水分摂取は離乳食からも可能なので、人工乳の量を減らすことは問題ありません。
 4)人工乳のみを摂取している児で、代用水が確保できない場合には、通常通り水道水を使用して下さい。

※ 軟水と硬水について(私の補足記載)
「水に含まれるカルシウム塩とマグネシウム塩の量の指標(硬度)が一定水準より少ない場合を軟水、多い場合を硬水という。一般的に、日本国内で産出されるミネラルウォーターは軟水のものが多く、欧州で産出されるものには硬水が多い。WHOの基準では、これらの塩類の量を炭酸カルシウムに換算したアメリカ硬度(mg/L)において、0~60のものを軟水、120~180のものを硬水、180以上のものを非常な硬水というように決められている。」(ウィキペディア)(日本ミネラルウォーター協会)(参考:水広場:硬度別製品一覧


 因に、ボトルには、以下のように表示されている。

   



水道水について心配しておられる妊娠・授乳中女性へのご案内(200ベクレル/kg前後の放射性物質を含む水道水を長期にわたって飲んだ場合の健康への影響について学会の見解)日本産科婦人科学会 3/24】

(抜粋)
 4. 現時点では妊娠中・授乳中女性が軽度汚染水道水を連日飲んでも、母体ならびに赤ちゃん(胎児)に健康被害は起こらないと推定されます。また、授乳を持続しても乳幼児に健康被害は起こらないと推定されます。
 5. しかし、胎児・乳幼児は成人に比べ被曝の影響を受けやすいとされており、被曝は少ないほど安心です。したがって、軽度染水道水以外の飲み水を利用できる場合には、それらを飲用することをお勧めします。
 6. 妊娠中女性は脱水(体の中の水分が不足すること)には特に注意する必要があります。したがって、のどがかわいた場合は決してがまんせず、水分を取る必要があります。のどがかわいた場合には、スポーツドリンク、ミネラルウォーター(軟水のもの)、ジュース、牛乳などがお勧めです。


福島原発事故にともなう環境放射線に関する原情報

2011年03月22日 | Weblog

 自分用に収集している「福島原発事故にともなう環境放射線に関する情報」をホームページのサーバー(http://www.asahi-net.or.jp/~xj6t-tkd/eq110317.html)においた。ブログで引用したデータはすべて掲載してあるので、興味があるムキは参照いただけると幸い。いずれも、報道や伝聞情報ではなくて、政府・自治体等の原データ等へのリンク。随時追加を予定。


電力の需給の不安(その2)

2011年03月22日 | Weblog

 先日、「電力の需給の不安」について書いたが、さらに、月毎の最大需要の他に月毎の需要平均(濃い色のグラフ)を追加した。また、今日の東京電力の最大供給能力は、赤線の37,000MW(MW=1000kW)だという。


 これを見ると、夏は、関東で冷房を使うのはとても無理、度々停電するため関東で工場を操業するのは難しい。生きて行くための電力、最低の生活をするための電力に使用が限られることになりそう。省エネだけではとても対応できない状況だ。停電が相当の規模で必ず発生することは明らかだ(なお、このグラフは、資源エネルギー庁の統計データを私が個人的に加工したものなので注意のこと)。電力の需要ピークの約6割しか供給能力がないのである。とにかく危機的状況である。ただ、福島原発の放射線の問題が落ち着かないうちは、この問題まで手が回らないかもしれない。


 これを考えると、被災者は関東以外で受け入れるようにした方が良さそうな気もする。夏に冷房がなく、体調を崩すお年寄りが発生するかも。また、夏休みは長く取って、長く田舎に疎開する人が増えるかもしれない。



 もう一つ、東京電力は、ホームページで「電力の使用状況グラフ(東京電力サービスエリア内)」の情報提供を始めた。毎日、その日の現時点の電力需要が棒グラフで表示され、供給能力との関係が分かるようになっている。これは分かりやすい。今日は、きつそうだとか、余裕があるというのが一目で分かる。

 もうひとつ、ついでながら、このような状況のもと、関東でプロ野球のナイターをやりたいなどというのは能天気すぎるアホだ。国から一蹴されて当然だと思う。


買い占めか?

2011年03月21日 | Weblog
 電力が不足しているということで、職場では、日中、照明がすべて消され薄暗い。廊下は真っ暗で、人間と幽霊の区別ができないほど。夜も照明が必要なところも半分だけの点灯。商店も必要最小限の照明で、エスカレーターは止まっている。電車は便数が減ったり、停電の状況によって運休されるので、出勤できない職員がいる。電力需要が増えると計画地域で停電する。
 このような状況なので、調理が不要なパンや牛乳が売れているのでは。急に需要が増えると、在庫を持たないで流通させている商品は品薄になる。商品が店頭から消えたと言っても、何でも買い占めが起こっている訳ではないと思う。商品がない=買い占めと判断するのは短絡的すぎるのではないか。

胸部X線検診やらCTスキャンやら

2011年03月20日 | Weblog
 最近、原乳とホウレンソウからの被曝量が、牛乳がCTスキャン1回分、ホウレンソウが5分の1程度と説明されている。いつの間にか「胸部X線検診」の例示が「CTスキャン」の例示になった。因に、被曝量は、「胸部X線検診が50マイクロシーベルト」、「CTスキャン(腹部)が10000マイクロシーベルト」とすると「胸部X線検診」の例示では、「牛乳が胸部X線検診200回分、ホウレンソウが40回程度」という説明になってしまうためだ。(^^;
 「牛乳やホウレンソウを1年間食べ続けた場合だ」というのも、放射性物質が含まれているのが、牛乳やホウレンソウだけであればいいのだが。

電力の需給の不安

2011年03月20日 | Weblog

 地震による原発のトラブル等で東京電力の電力の供給能力が低下している。現在の電力供給能力は、3350万キロワットしかないという。

 因に、上のグラフは、東京電力の平成21年と平成22年の各月の月間最大電力(つまり、ある時刻の総電気消費量の最大値)。4、5月は暖かくなって使用量は少なくなり、夏は冷房需要で電気の消費量が多くなる(平成22年は暑かったので電力消費が多くなっている)。ひと月のなかでも、気温や曜日によって電気の消費量は変動するし、1日の中でも大雑把に夜は電力消費が少なく日中は多くなる。これにあわせて、電力会社は発電量を増減している訳だ。

 で、赤い細線が現在の電気の全供給能力。供給力が最大需要量を下回っており、かなりの危機的状況であることがわかる。4~5月までは電力消費が少なくなる時期なのでなんとかなりそうだが(何日かは輪番停電は避けられなさそう)、6月から夏にかけては、省エネや輪番停電だけではとても間に合いそうがない。大規模な停電が避けられないのではないか。冷房なし&暗い部屋での仕事になりそうな予感がしている。下手をするとサマータイム導入という声もでてきたりして・・・

 地震が、電力に影響し、さらに農産物にも影響を及ぼしそうな状況。個人レベルでも、どこに影響が及ぶか見通して早めに手を打つ必要がありそう。現在、問題がないレベルと言っても、先々までは保証の限りではないのだから。

 


食品衛生法:放射能汚染された食品の暫定規制値

2011年03月19日 | Weblog

福島県産及び茨城県産食品から食品衛生法上の暫定規制値を超過した放射能が検出された件について
(福島原子力発電所事故関連)【3/19 厚生労働省】

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000015iif.html

 茨城県環境放射線監視センターの分析(3月18日採取)で、ホウレンソウ(高萩市)で基準の7.5倍、ホウレンソウ(日立市)で基準の7.3倍、ホウレンソウ(常陸太田市)で基準の4.4倍、ホウレンソウ(大子市)で基準の3.1倍、ホウレンソウ(東海村)で基準の4.9倍、ホウレンソウ(ひたちなか市)で基準の4.2bの放射能(放射性ヨウ素)が検出されたという。

 また、福島県伊達郡川俣町の原乳で、基準の4.0倍、5.0倍、3.1倍(乳幼児用調整粉乳等への指導値のそれぞれ、12倍、15倍、9.3倍)の放射能(ヨウ素−131)が検出されたという。

 詳しくは、上記リンク先を参照のこと。

(参考)
食品衛生法上の放射能汚染された食品の暫定規制値(原子力施設等の防災対策に係る指針における摂取制限に関する指標)
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001558e-img/2r9852000001559v.pdf
原子力施設等の防災対策について(原子力安全委員会)
http://www.nsc.go.jp/shinsashishin/pdf/history/59-15.pdf

 

定期降下物、上水(蛇口水)のモニタリング【文部科学省】

 また、3月18日に採取した水道:上水(蛇口)試料から、栃木県(宇都宮市)で77ベクレル(I−131)、1.6ベクレル(Cs−137)、群馬県(前橋市)で2.5ベクレル(I−131)、0.22ベクレル(Cs−137)、埼玉県(さいたま市)で0.62ベクレル(I−131)、千葉県(市原市)で0.79ベクレル(I−131)、東京都(新宿区)で1.5ベクレル(I−131)、新潟県(新潟市)で0.27ベクレル(I−131)の極めて微量な放射能が検出された。その他の調査自治体では不検出。

 また、17日、福島県川俣町の水道水から、原子力安全委員会が定めた飲食物の摂取制限の指標をわずかに超える308ベクレル(I−131)の放射能を検出したと報道されている。


高校球児にとって震災は他人事

2011年03月18日 | Weblog

 選抜高校野球が1週間後に開催されるという。見識を疑ってしまう。
 高校生も、自分たちのプレーを見てもらって勇気を与えると言う・・・馬鹿ではないか。

 原発では自ら被曝しながら作業にあたっている人たちがいるし、被災地では未だに肉親を捜している人たちがいる。何千という遺体が見つからないままになっている。電気もガスも水道も復旧していないところがある。首都圏では電気もつけずに仕事をする状況がまだまだ続くし、毎日停電している地域が出ている。

 こんな中、全国各地で応援団と一緒に大挙してバスで甲子園に向かうのである。こんなバスがあるのなら被災地に回せと言いたい。
 不眠不休で作業を続けている人にとっては、やるせないだろう。

 高校球児にとって、震災は「しょせん他人事」なのだろう。


地震から1週間

2011年03月18日 | Weblog

ちょうど1週間前の今の時間は、20km弱の道を徒歩で自宅に向かっていた。
 1週間は速いものだ。

 スーパーを覗くと、たしかにモノがない。ただ単純な買い占めかというとそうでもない気もする。肉や魚は普通にあるし、生餃子や冷凍商品はふんだんにある。冷凍チャーハンなどは普通より売れ残っているようだ。調理しないで食べることができるものが売れているのでは。生もの、冷凍物が売れていないというのは、停電の影響を考えてかもしれない。

 日頃からこんなに毎日売れ続けるとするとスーパーは助かるが、今は売るものがないのが困りもの。