今日も暑くなるぐらいのいい天気です。
田植えをする家がどんどん増えています。
見島では五月五日のこどもの日を「ゴレイ」とよび、少なからずゆっくり骨休めをしたりします。
そのゴレイを目途に田植えを済ませるのが、習わしみたいになってきました。
暖かくなると、海辺に出て「磯のもん」、貝や海藻を採ったり楽しめます。
前に紹介した「せい汁」(カメノテ入りのみそ汁)、最近ではかなり普及してあちこちで珍味で珍重されています。
見島で食す「磯のもん汁」(岩場で採る貝をミックスしてのみそ汁)の具を紹介します。
図鑑とか見ると食べられると書いていますが、見島では食べていないものしかも、磯辺で多く見つかるものも含めて紹介します。
【よく食べるもん】
( 資料映像 )
カメノテ(セイ)
言わずもがな、最近は大きいのが採れなくなってきた。みそ汁には必需、塩湯がきでもつまみに美味。
カサガイ(グベェ・ブベ)
大きいのは焼いて醤油を垂らしても美味、陸の潮がかからない所にも居る。こればっかりが、グベェ汁なり。
( 資料映像 )
クボガイ類(ニナイ・クロニナ・セタカニナ)
まとめてニナイと呼んでいる、好きな方は出汁だけでなく針や楊枝で汁の身として食します。活きのいい内にすぐ煮出すとふた(へた)が
奥まり、身が取れにくくなるので、真水で洗うついでに少し時間つけて弱らせるよう置いた方が簡単に後から食せます。
( 資料映像 )
【食べられるが消極的なもん】
イボニシ(ニシコ) ムラサキインコ(タチガイ) ヒザラガイ(オジガセ)
ちと渋苦い、多量に汁には向かない。 出汁にはいいが殻ばかりで食うとこなし。 身の固いサラガイ、出汁用、歯ごたえは楽しめる。
( 資料映像 )
フジツボ
殻がかさばるが、いい出汁になる。カニの爪に似た少量の身がでる、珍味北の方ではアワビなみに高価
( 資料映像 )
【食べられるらしいが、食べていないもん】
イソニナ(クロニシ) ウノアシ カラマツガイ
浅瀬に沢山居る、ぬるっとするが美味とか。 両方ともグベェの様に湯がいても、貝から離れないので区別できるし堅い。
( 資料映像 )
イシダタミ(ウソニナ) クロヅケガイ(ウソニナ)
食うとこ少なく、尻尾がやや苦いと聞く、両方と下のもみなふた(へた)の色・形が上のクボガイ類と異なるので区別できる。
ウラウズガイ(メナシニナ) ヒメイシダタミ
味は知らないが、取れにくい。 最近よく見られる。
( 資料映像 )
たまにサザエの子供なんかも浅瀬にいますが、大きくなるように逃がして欲しい。
汁の身にしても尻尾が苦いですし、汁の味にも影響あり。
見島味噌で汁にするのが一番合っているようです!!
◎ 熟熟余談(つらつらよだん- 本日の日めくり 四字熟語 )
「 千思万考」(せんしばんこう) : 何度も考えること。また、あれこれ考えて思いをめぐらすこと。
▽「千」「万」は数の多いことを示す。「思」は細かいことを考える。何回も思考してみるという意味。
( 資料映像 )