山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

ビオトープ一気に完成!!

2022-05-06 22:26:28 | バタフライガーデン

 前々から、茶畑伐根跡にビオトープを作りたいと思っていたが、ついに実現に至った。オイラのそんな思いに応えて、かつてのボランティア仲間を中心に昨日作業を行う。久しぶりに、参画してくれたメンバーの自家用車が埋まっていく。その車の先のバタフライガーデンの片隅でさっそく穴掘りから始まる。山猿さんも道具をいっぱい持参してくれた。

        

 当初は、バスタブくらいの広さかと思っていたがその3倍ほどの穴が広げられた。途中で、硬い岩盤にぶつかり、ツルハシの出番となる。みなさん、大手術した後遺症もあり、さらに忙しい仕事の合間がありながらも駆けつけてくれた。そのボランティア精神の心意気が美しい。地元ではそういう発想で動いてくれる人はとても少ない。そんな壁にいつもぶつかるので、とてもありがたい。

  

 そのうちに、幼児のタイチくんも穴掘りをやり始めた。穴の広さはシートの広さに合わせながら掘り進める。問題は石だった。シートが崩れぬよう30個以上の石が必要だった。人力で運ぶこともあったがかなり重い。持ち上げられてもそれを運ぶとなると腰に負担がいく重さだ。それで、ネコ車に石を乗せて何度もピストンして運んでいく。傾斜があるのでけっこう力もいるし、ネコを倒してしまうこともあった。それでもなんとか30個以上を運ぶことができた。これらを一人でやるとなると、最低3日はかかるだろう。

  

 石を運び終わってから次は水入れだ。すると、タイチ君も手伝ってくれた。池に入った第1号となる。池には水草も入れられ、生き物のシェルターとしてブロックも投入される。そのうちになんと、アメンボウがすぐさまやってきた。タイチ君が「アメンボウになる」と言って池から離れない。しかも、みんなが作業を終了して昼食づくりでいなくなっても、びちょびちょになりながらも池にこだわっていた。ご夫婦もそれを暖かく見守っている。そこに、今回のビオトープをめぐる物語ができていたように思う。

  

 七輪と焚き火での昼食は、食べるのが忙しくてすっかり写真を撮るのを忘れる。陶板による焼きおにぎりや新玉ねぎ焼きが好評だった。焼きそば、焼き芋、ホッケの干物、コーヒー、キュウリ漬け、ジャンボマシュマロ、ホタテ、厚揚げ焼きなどが次々並べられてみんな満腹となる。持参してくれた食材も調理されなかったものも少なくない。

 コロナ禍もあって久しぶりの再会でもあった。それぞれそれなりに元気で過ごしていたのがうれしい。次の機会が待ち遠しいが、月末に全町的なイベントがあるのでそこそこの再会は可能となる。ビオトープにはどんな生き物が来るか、楽しみだ。まずはトンボかなー。アカハライモリ・カエルかもね。

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「浄海坊」の仕業か

2022-05-03 22:47:41 | できごと・事件

 10日ほど前に、左足の指際に水ぶくれができた。その数日前は靴下を履くときチクリとするなと思ってはいたが、普段の生活には支障がないので放っておいた。すると、いつしか黄色い水ぶくれができたというわけだ。昨日、病院で切開してもらったが、原因はわからない。裏山に竹を伐りに行ったこともあるので、おそらく虫に刺されたとしか考えられない。

       

 そんなとき、ベニカミキリのような小さな甲虫を発見する。ハナカミキリかジョウカイボンかわからなかった。大きさが20mmくらいだったのでハナカミキリの線で調べたが、似てはいるもののぴたりとこない。けっきょく、頭胸部のようすからジョウカイボンであるのがわかった。

             

 ジョウカイボンは、「浄海坊」と表記する。これは、平清盛の戒名「祖父太政大臣平朝臣清盛公城海大居士」からの由来らしい。というのも、清盛は高熱の病で亡くなったことで有名だ。じつはジョウカイボンに形が似ている「アオカミキリモドキ」の体液に触れるとその毒で水ぶくれを起こすという。ジョウカイボン自体は無毒だが、そのアオカミキリモドキが長靴の中に入ってしまってそれを踏んづけた、というのがオイラの仮説だ。

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さらに山菜に篆刻の印鑑に

2022-05-02 21:52:58 | 出会い・近隣

 先日、マムシ退治にお世話になった近所から、今度はタケノコとワラビをいただいた。タケノコはもう終わりだというが、ほどよい大きさでうまそうだ。今までは近くでタケノコを確保していたがイノシシが食べつくして竹林が荒廃してしまった。そのため、幸いかな今年になってタケノコは食べていなかった。

   

 さっそく和宮様が腕を振るって調理した中華丼風の焼きそばをご相伴することになった。それがなんと、タケノコが柔らかく新鮮だった。それまではタケノコの味噌バター焼きこそ一番と食べてきたが、この中華丼風のタケノコも捨てがたい。

  

 そして、ワラビのシャキシャキした新鮮さが小気味いい。いただいた量を考えると、かなりの範囲で収穫していたのが想像できる。しかも、ワラビの活きがいい。毎年同じ所で収穫していると味が落ちていく気がするが、その場所はあまり人の気配が感じられない。そんな山里らしい新鮮さを内包している山菜だった。

           

 そのうえさらになんと、大きなプレゼントをいただいた。趣味の篆刻で彫った印鑑3本もいただいたのだ。マムシから山菜、そして篆刻へと一気に「貢納」が続いた。これらは、和宮様の馥郁とした「神力」の賜物に違いない。

 帝政ロシアのツァーリや貴族の立場は、民衆からの収奪と人権無視とから成り立つ酷い圧制だった。そのうえ、権力者同士の権謀術策・裏切り・殺害の酷さも一級だった。その延長線上には、エカテリーナ女帝 ー スターリン ー プーチン というふうに、その権力支配の実態が継承されているのがわかる。ロシア正教の政教一致体質もいまだに変わらない。ヨーロッパから遅れをとった大国は、武力と情報・金権支配の手法で民衆を恐怖と幻想・ウソを植え付けてきたのも昔から変わらない。だから、良心的な人間はその現実を文学や芸術に向かうしかない。

   

 したがって、今回のウクライナ侵攻はプーチン個人の性格だからというのは間違いだ。第2・第3のプーチンがわんさと控えている。ロシアの歴史をたどってみると貴族と農奴(奴隷)との亀裂が凄まじい。つまり、権力支配層と民衆とは画然としたものがあり、その残滓が改善されないまま現在に至っているということでもある。しかも、「人民」という言葉でまやかしの幻想をまき散らして主権在民を事実上封鎖している。

 和宮様が村に溶け込んでいることもあり、近所のさりげない応援や支え合いを肌で感じているからこそ、ウクライナ侵攻の背景を言いたくなったわけだ。またもや、飛躍してしまったかなー。

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